Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

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小泉首相、大統領に就任。

2006-04-01 12:00:00 | エッセイ
小泉首相は衆参両院の満場一致で決議された大統領制定法案を受けて、日本初の大統領に就任する事が決定した。最初の大統領令として日本国憲法停止と議会の凍結及び、日本国を連邦共和制へと移行する方針を表明した。

新政府によると内閣府は大統領府に、総務省は内務省へと改組。防衛庁は段階的に防衛省から国防省と昇格される事が閣議で決定されている。自衛隊は国防軍と名称が変更され、大統領の直接の指揮権が新憲法に謳われている。また英文標記では既に内務通信省と呼称されていた新内務省(旧総務省)が通信部門を外務省などの情報担当部局と合同し、情報省として独立させる事で内務省と情報省の二省に改組される可能性も検討されている。

小泉大統領、竹中内務大臣、額賀国防大臣ら新閣僚は、大統領官邸(旧首相官邸)で写真撮影の後に記者会見を開き、今回の緊急の憲法停止措置について談話を発表する予定だ。尚、新大統領官邸前では暴動騒ぎがあり、駆けつけた機動隊員らによって数時間後に鎮圧されたが、後に暴徒が都内に散開した模様。これを皮切りに都内の数箇所で騒擾が起こり、新設された国防軍による治安出動も検討されたと額賀国防大臣は語っている。結局は第一機動隊及び警視庁特殊部隊を動員してリーダー格の人物の捕獲により沈静化した。

安倍大統領報道官によるブリーフィングでは既に、憲法停止措置は暴動と騒擾を鎮圧し、国内の治安回復と維持に努める為の必要悪であるとの新政府の見解を発表している。石原東京州知事(旧東京都知事)は異例の記者会見を開き、憲法停止は世論に反するとの反政府的見解をとっており、連邦共和制には早くも暗雲が立ち込めている。田中甲信越州知事(旧長野県知事)は、憲法と議会の機能開始を祈願するハンガーストライキに入った模様。

(4月1日限定ガセネタ)

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