団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

九大、デュアルカーボン電池の大容量化に成功

2012-12-12 20:43:14 | 日記
 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の石原達己教授らの研究チームは、正極と負極にグラファイトを使った「デュアルカーボン電池」の大容量化に成功した。エネルギー密度は、従来比約3倍の1キログラムあたり約300ワット時で、現行の大型リチウムイオン電池に比べて最大で3倍に相当する。
 1000回充放電を繰り返しても安定して動作した。電解液などの構成部材を改良した。キャパシターと二次電池の長所を兼ね備えた新たな二次電池として期待できるという。
 高濃度のリンフッ化リチウムを含んだ有機電解液を使い、バインダー材料のスチレンブタジエンゴムなどの添加量を最適化したところ、高いエネルギー密度と優れた繰り返し特性を示した。正極のグラファイトにナノスケール(ナノは10億分の1)の空間を設けて、リンフッ化イオンを挿入しやすくしたことも、性能向上につながったという。


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1 コメント

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マルテンサイト千年 (グローバル・サムライ)
2024-07-02 07:47:15
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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