石巻市山間部にある温泉の朝、
窓の外で、カモシカが草を食んでいた。
クネクネ細い道を走って辿り着いた一軒宿だ。
カモシカくらいじゃ驚かない。
地元でも、珍しくないし(笑)
のんびりマッタリしてから出発。
北上川河口から沿岸部を北上した。
ゼッケンをつけた大型ダンプが行き交っている。
女川、志津川、気仙沼……
あちこちで、かさ上げの土盛りが進んでいる。
道路の周りに土しか見えず、採掘現場を走っているように感じる場所もあった。
かさ上げが終了した土地にポツンと建っている住宅も……
ようやくの我が家に一安心だろうが、
買い物や通院など、生活面のインフラを思うと、
まだまだ、これからだ。
整地が終了したとき、
この地に、どれほどの人々が戻ってくるのか……。
震災がなくても高齢化、過疎化が進んでいる
地方の現状がある。
復興の道のり、地方の近未来を考えてしまう。
気仙沼に、小さな道の駅があった。
車を下りてギョッ!
泥と埃で真っ白だった。
通った道筋を考えると、さもありなん。
気仙沼にもある道路元標は、簡単に見つかった。
ついでに、こんなものも(笑)
港には、ちょうど、
大島からのフェリーが入ってくるところだった。
一関の蕎麦屋に向かう途中で、
夏油温泉に電話した。
日帰り入浴は、15時入館までとのこと。
ナビ検索すると、14時57分到着予定だった。
まだお腹も空いてなく、直行決定。
それなりにスピードを出せる道路もあれば、
制限速度よりも更に遅く走る車が前方にいることもある。
流れに乗って走っても、
夏油到着は、余裕の14時30分頃だった。
泉質も温度も異なる露天風呂が五ヶ所あって、
その内1ヶ所が女性専用、残りは混浴だ。
バスタオルはNG。
泊まるなら、女性専用の時間帯があるらしい。
まずは、効能が強いという一番奥の大湯に。
さいわい、誰もいなくて、あたふたと入った。
熱い!
ザッと浸かって、後はかけ湯。
湯船の男性脱衣場側でかけ湯してた相方の
「だれか来た」という声で、撤退した。
次は、女性専用風呂。
手前は熱くて黒っぽいお湯、
奥は温くて透明感あり。
誰もおらず、ゆっくり入った。
因みに、湯巡りして戻ってから
『浴場内撮影禁止』の貼り紙に気付いた!
ちょっと迷ったけど、せっかく撮れたので
載せることにした m(__)m
すぐそばの露天風呂には男性が入っててパス。
川を挟んだ2ヶ所に行ってみた。
どちらにも、数人ずつ、男性のみの姿があった。
断念(^^;
内湯に入った。
三ヶ所に入れたから、御の字だ。
夏油温泉手前の10km以上は、
狭くてかなりクネクネ曲がっていた。
もっと手前には、こんな光景が。
帰りも下道。
途中に、『この先通行止。高速インターに』というような看板があった。
驚いて停車したが、ナビには警告がない。
進んだ。
別の看板があった。
『20時から通行止云々』と。
先に見つけた看板は、なんだったんだ!
不親切きわまりない。
もしかして20年ぶり以上かな、この道路は。
錦秋湖に沿った道を走るのは気持ちいい。
水の中に、木があった。
恐らく、いつもは地面が出ている場所だろう。
雪解けの水で増水してる今だから見られる光景。
はじめての道の駅に入った。
名物料理で早めの夕食。
同じ国道を更に進んで日本海側に出た。
水平線に沈む夕日に、ギリギリセーフ!
ドライブを満喫♪