食・飲・読の日記

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水底の森@柴田よしき

2015-01-20 16:15:26 | 本(さ)
  水底の森@柴田よしき 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
「もう森へなんか行かない」シャンソンがエンドレスで鳴り響くアパートの一室で顔を潰された男の死体が発見された。部屋の借主である高見健児と風子の夫婦は行方不明。翌々日、高見の絞殺死体が見つかるが、風子は依然姿を消したまま。刑事・遠野要は、風子の過去を追ううちに、忘れ得ぬ出来事の相手が風子であると気づき、烈しく風子を求め…。時間と距離を超え、繋がる謎。愛とは何か、人間性とは何かを真摯に問い掛ける、長編ミステリ。




新年1冊目。ちょっと苦手な雰囲気のミステリーでした。何せ負のオーラ満載。ミステリーなんだけど、主に風子の人生が描かれていて、これが「どうしてそっちにいくの」という、幸せになれないであろう方にひきづられる生き方をしています。そんな風子に同情したり、ハラハラしたり、イライラしたり、喝を入れたくなったり、かわいそうに思ったり。風子をはじめ、刑事の要やいろいろな人たちがある意味負の力にひきづられ、ちょこっとずつ関連して、結局はこの人が犯人というね‥ あ、そっち?みたいな。もちろん最後まで全然わかりませんでしたけど、これはいつものことです。風子の人生がうまくいかなさすぎて、それが私の心に重くのしかかり、なかなかページが進みませんでした。そしてこの作品、570ページという長編。うーん、疲れました。

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2 コメント

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そう言えば… ()
2015-01-20 18:57:11
私は未だ小さくて断片的な話を聞くだけでしたが、女湯を空にしたと言う伝説のラジオドラマ「君の名は」はすれ違いのメロドラマという言葉は此処から出たの?って思えるくらいに主人公二人がやっと巡り会うかと思ったら、またすれ違い&すれ違いのじれったさだったそうで、後年、朝ドラになったけど仕事の関係であまり見られなかったけど、やはりこのじれったさだったのでしょうか?
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空さん♪ (どり)
2015-01-21 07:10:21
おはようございます

すれ違いのじれったさというよりも、風子が自分にかかわることを自分の意志で決めずに、周囲の流れのままに流されていくという歯がゆさ、じれったさであったと思います。
そして風子もその周囲の人もなぜか状況が悪いほうへ悪いほうへと転がっていってしまうという悪循環。
ミステリーのおもしろさよりも、風子の人となりが気になる作品でした。
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