居酒屋ぼったくり７＠秋川滝美

　　居酒屋ぼったくり７＠秋川滝美　

あらすじ（「BOOK」データベースより）
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第７巻！全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載！




前作第６巻の読書感想文はこちら。
最初の２話で喫煙問題、介護のあれこれ、実際にだれでもどこでも出くわしそうなもめごとが話題となる居酒屋ぼったくり。店主・美音はぼったくりに来た人全員が笑顔で帰ってもらいたいと思い、どんな話題でも何か自分にできるアドバイスはないか、アイディアはないか、実際にできることはないかと、いろいろ真剣に考えます。そこまで客のために考えられるのか、それが居酒屋ぼったくりの店主・美音なんです。３話では笑顔にならなかった客がいます。美音には全く関係のないことなのに、何とかできなかったのかと落ち込む美音。ここから美音の恋人・要とその家族がグーンとクローズアップされてきます。芯の強い美音、１本筋の通った要、初登場の要の兄と祖父、ちらりと登場する要のやさしい母。一気に美音に要の家族が近づきます。居酒屋ぼったくりに対してひどいことがされました。　おぉこわっ！　どうなる！？　お祖父さん、強敵！！　美音は涙を流したけど、自分の非を認め、相手の立場をおもんばかり、そして要を愛する。最強最高のいい女だなぁ美音って。最後はふんわりほんわかいい感じで終わってほぉぉぉっと息をつきました。