キャベツ炒めに捧ぐ@井上荒野
あらすじ(「BOOK」データベースより)
「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子にむっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。
還暦を過ぎた3人の女性、それぞれちがう性格で、それぞれいわくつきで、みんな現在独身。その3人の関係が付かず離れず、でも気にかけたり心配したり旅行したりと関係は良好、ぺちゃくちゃしゃべるかと思えば、余計な詮索はせず、その微妙な距離感が人生でいろいろあった彼女たちのなせる技なんだろうなぁ。徐々に明かされる彼女たちの事情は食べ物とからみ、みんな食べること好きなんだな、食べることって大事なんだなと思わせられます。3人の周りにいる米屋の若いお兄ちゃん進がピリッと物語のアクセントになっています。若いってそれだけで強いよね。私としてはこんなに優しくて器用で何でもできる男いる?って白さんがとっても気になったけれど。3人の女性は私自身に当てはまるような当てはまらないような、いずれそうなるようなならないような、妙にリアルを感じ、彼女たちのように昔も今も楽しんだり落ち込んだりしつつ、年齢を重ねてもなおおいしく食べていたいと思ったのでした(←私の食欲ーーー)。ってあと10年ちょっとで彼女たちの年齢に自分がなるなんて信じられないけどね。食べ物の描写も見事で、すらすら読めちゃいました!
あらすじ(「BOOK」データベースより)
「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子にむっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。
還暦を過ぎた3人の女性、それぞれちがう性格で、それぞれいわくつきで、みんな現在独身。その3人の関係が付かず離れず、でも気にかけたり心配したり旅行したりと関係は良好、ぺちゃくちゃしゃべるかと思えば、余計な詮索はせず、その微妙な距離感が人生でいろいろあった彼女たちのなせる技なんだろうなぁ。徐々に明かされる彼女たちの事情は食べ物とからみ、みんな食べること好きなんだな、食べることって大事なんだなと思わせられます。3人の周りにいる米屋の若いお兄ちゃん進がピリッと物語のアクセントになっています。若いってそれだけで強いよね。私としてはこんなに優しくて器用で何でもできる男いる?って白さんがとっても気になったけれど。3人の女性は私自身に当てはまるような当てはまらないような、いずれそうなるようなならないような、妙にリアルを感じ、彼女たちのように昔も今も楽しんだり落ち込んだりしつつ、年齢を重ねてもなおおいしく食べていたいと思ったのでした(←私の食欲ーーー)。ってあと10年ちょっとで彼女たちの年齢に自分がなるなんて信じられないけどね。食べ物の描写も見事で、すらすら読めちゃいました!
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