熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

この3-4年間で多くの事を経験できているかも、立浪和義。

2008-12-06 | ドラゴンズ

中日立浪「来季限り」で現役引退決意(日刊スポーツ) - goo ニュース 
(記事引用)
打撃コーチ兼任の中日立浪和義内野手(39)が5日、来季限りで現役を引退する決意を明かした。名古屋市内の球団で契約更改交渉を行い、2000万円ダウンの年俸8000万円でサイン。今季は代打の切り札として思うような活躍ができず「来年は最後のつもりでやる。腹の中では決まっている」と明かした。来季はミスター・ドラゴンズの集大成となる。

 約30分の交渉を終えた立浪は「1年で終わろうという決意でいます」と真剣な表情で明かした。コーチ兼任となった今季代打の切り札で起用されたが、73打数15安打の打率2割5厘、10打点だった。コーチ料を含め2000万円の大幅ダウンにも納得した。「兼任になったことは関係ないが正直、力がなくなったのかな。辞めようかなと思った時期もあった。いろいろ考えて出した結論が、もう1年やるということだった」と説明した。

 今季限りの現役引退も考えた。だが、不完全燃焼で終わりたくない気持ちから現役続行を球団、落合監督に直訴し、認められていた。この日の交渉で話題になったのは、来季以降の進退。伊藤球団代表からは一任され、落合監督も本人に任せる意向だという。引退は100%かと問われた立浪は「自分の中ではそう決めています」と言葉を濁さず断言した。

 西川球団社長は立浪の決意を伝え聞くと、「いつかはそういう時が来ると本人もわかっていただろう。そういうことは本人に任せている」と話した。球団内では来季から3年契約を結んだ落合監督の後継者として期待が高く、現役引退後は「ポスト落合」として指導者として専念することになりそう。「最後の力を振り絞りたい。みなさんの期待に応えたい」。プロ21年間、中日一筋のミスタードラコンズが、来季すべてを出し尽くす。


【熟年ドラキチ】
来年の契約更改をしたばかりの選手が、来年1年後に引退を発表すると言うもの
非常に珍しいと思うのだが。
いや、私としては今年限りで引退するだろうと今シーズンの半ばには、
思っていたのだが。(苦笑)

落合監督は日頃から新入団選手を始め、現役の選手に、
「自分で自分のユニフォームを脱ぐ時を決めれる選手に成れるように
 頑張りなさい」とアドヴァイスを贈っている。
自分で自分のユニフォームを脱ぐ時を決める事が出来るのは、ほんの一握りの
選手の数だけである。今の中日ドラゴンズで言えば、この立浪、山本昌、岩瀬が
当確で、井端と荒木と谷繁が当選圏内か?(苦笑)

毎年、10月から12月にかけてドラフト会議とトレード等を含め新入団選手が
必ず入ってくるから、毎年5名から9名近くは絶対にユニフォームを脱がなければ
いけない選手が出てくる。 殆どすべてが自分の意志で脱ぐのではなく、
強制的に戦力外通告・自由契約・任意引退という形で、選手としての終わりの時を
迎えるわけだ。

他の球団であったら立浪は今年で引退させられていたかも知れない。
落合監督はレギュラーの扱いとか選手起用も「非情」であると見られがちであるが、
意外と選手の立場に敬意を払っているように見える。
それはプロ野球に入ってそれなりに頭角を現し頑張った選手には、
それなりの扱いを最後までしている。
もちろん、チーム内でのレギュラーをそのままという甘い事はせず、
レギュラーを外れた後も、それぞれの得意分野で一境地を築くのに努力した選手
に野球の場を与えている。
例としては、巨人からの来た川相、日ハムから来た奈良原、上田、そして
ヤクルトから来た川崎もその例に入るであろう。

立浪も落合監督以外の監督がドラゴンズの監督であったら、
もっと長くレギュラーで出場できたかもしれない。
中日入団からず~とレギュラーを張ってきた立浪にとっては、このレギュラーから
外れた時が、まず第一の現役引退を悩む時ではなかったろうか。
たぶん立浪自身の胸の内にも、色々と複雑な気持ちも交錯した時であろう。

ここで不貞腐れてしまう選手が、まず8割以上ではなかろうか。
プロ野球の選手は派手な世界でもあるから、ましてスター選手の仲間入りした選手はプライドも人一倍(いや、2倍 3倍? 笑 )高い筈。

この精神的な戦いの時に、立浪は真っ向から自分のプライドとも向き合い
戦い、新たな結論を出し、代打と言う立場でもチームのために頑張っていこうと言う
事に全力投球をし始めた。

私が立浪という選手を本当に好きな選手に成り始めたのは、実はこの時から。
もちろん、それまでもドラゴンズファンであったから好きな選手ではあったが。
私の今までのドラゴンズファン生活の中で、「ミスタードラゴンズ」と私が勝手に
認めていたの高木守道だけであった。
ここ3-4年で、やっと私にとっての2人目の「ミスタードラゴンズ」が出てきた訳で
あり、私にとっても非情に喜ばしい事である。

この3-4年間の立浪自身の精神的な戦いは、想像に難くない。
代打専門になっても、勝った試合はチームの先頭に出て、いつも勝利でベンチに帰ってくる選手を出迎える姿に私は感動すら覚えた事も。
中日球団も近い将来の監督候補・幹部として立浪を見ているが、
一番大事なことをこの3-4年間に、立浪自身が立場も代わり、控え選手として
チームも眺めるいい経験を。

なんでもそうだが、その立場になってみないと本当の事は解らない。
控え選手の気持ちを理解するには、控え選手でチームに貢献する仕事を
自分がやってみないと解らないものだ。

そしてまだ現役選手でもある立浪が出した結論、来年一年間に一生懸命
やって、結果がどうであろうと現役引退。
現役選手を代打稼業でも、あと1年長らえさせたのは、それはナゴヤドームの
ドラゴンズファンの立浪への強力で熱狂的な応援であろう。多分。
今年は開幕から不調で、一年間で立浪には少なすぎる15安打だけ。
しかし、ナゴヤドームのドラファンは、いつでも立浪の場内アナウンスを聞くと、
割れようなばかりの凄い声援と拍手。
チャンスに凡退も多かった今シーズンだが、立浪に浴びせる冷たいヤジも
少なかったような気がする。 私もそうなんだが、立浪がチャンスに凡退しても
「まぁ~しょうがないかぁ~」で終わっていた。
それが他の選手だったら、こんな訳には行かない。(笑)

自分で後一年と現役生活の退路を自分で断った立浪。
多分、1年と言う限られた時間を完全に設定してしまい、
来季は1打席1打席を本当に大事に丁寧に打っていくぞ~という
強い決意の顕われだと、私は推測したい。


にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ  世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^