展示会開催中に前後して、
いろんな人から
連絡をいただきます。
前の職場の上司もそうでした。
doironさんの行く日はいつ?
と聞いてきましたね。
「基本的にいつも行ってますよ」
と返事をすると
「うそ~」とか言われます。
また同窓生からも行こうと思うのですが
いつ行かれてますかと聞くので
「たいがい言ってますよ」というと
「へえ~」と驚かれます。
いやいやこの展示会
絵を見てもらうというよりも
もっと大切なことは
皆さんとお会いすることなんです
よほど用事が重なってなければ
行くことにしてますからね。
また用事が重ならないようにしていますし
六回目のワクチンの予約も
ちゃんとお店の休みの日に取りましたからね。
約1か月
doironはとても頑張るつもりです。
こられた人には感想もいろいろ聞きました。
なかには
「これで八十八ヵ所回った気がします」
なあんてことを言う人もいます。
そりゃあオーバーでしょう。
そして絵でよく言われるのが
めだかの水槽の絵が
皆さんの気をひくようです。
まあ聞かれればどの絵も
ひととおりいろんな説明をするので
こられたらわいわい質問してくださいね。
それに回答しながらも、自分でさえ
あらたに巡礼をしているような
都合のよい解釈を自分なりに思い込んでしまいます。
いろんな形で日々の楽しさを
味わっているdoironなのです。
さあていよいよ始まりました。
自宅でやった分も含めて、
生涯3回目の展示会です。
そして大阪最古の喫茶店
「平岡珈琲店」では2回目となります。
期間は今日から6月4日まで。
doironは基本的にはここに行ってます。
自治会の用事やどうしても抜けられない
用事の時間はいませんが、
朝10時から午後3時過ぎまでは、
皆さんが来られるのを
わくわくと待っています。
今日はあさイチで、店の人が展示してくれている
お絵かきパネルを確認です。
きれいにしてくれていますね。
これで、まず前半の「徳島・高知編」を
10日展示させていただきます。
後半は「愛媛・香川編」となりますので、
その時も来てくれたらとてもうれしいです。
今日、初日は歩き友達が来られました。
また街道歩きとか山歩きもしましょうねえ。
そして18切符で旅行などをする
ジムの仲間も来られました。
この人はいつもいろいろと企画をしてくれて、
あっちこっち行こうと策略してくれます。
喜んで一緒に楽しませていただいているのです。
ありがたいことです。
また、珈琲店の良さを味わおうと、
来てくれたお客さんも、
結構「四国八十八ヵ所」に興味を
持たれて喜んでくれてました。
色んな感想をいただいています。
となると、全体的に見て
展示ではなく、珈琲店の魅力も
またお客さんを連れてきてくれて
これはもうウインウインの関係なのです。
明日の予定は、ミセスとその友達も
やって来るのでまた一段と
にぎやかになるでしょう。
前回は、絵手紙で楽しんでもらえたのですが、
今回はそういう楽しさは少ないですけど、
まあここにきておいしいコーヒーや
お話なんかを楽しんでくれたらええですね。
このブログではそうしてすごした様子や、
無人の時はdoironはここで
何をしているかなどを紹介していきますねえ。
今回の展示会を開催することは
いつが始まりだったのでしょう。
簡単に考えると、京都の博物館での
珈琲店店長との神様に導かれたような
再会が始まりだったという気がします。
あんなに奇跡的なばったりなんて
もう普通じゃ考えられないです。
店長は忙しくて、新幹線でその展示会に
行ったそうです。
ジダンと僕らは京都で歩いて、
昼のみしようやという
おっさんまみれの旅行だったのですが、
見事に神様がくっつけてくれました。
それ以降話がどんどん進んでいきましたね。
そうかんがえたらあれが始まりだったと
言ってもいいですかね。
でもねえ、もっと運命的な始まりはというと、
実はもっと前からあったのですね。
どんどん年代が古くなっていきますが、
前回の絵つぶやき展もその一つです。
そこで展示会を進めてくれた
友達との出会いも始まりだったかも知れません。
いやいやもっと前から
運命はつながっているでしょ、
と言われたらそうかもしれません。
平成28年に行った四国巡礼が
今につながっているのかもしれませんし、
首藤さんと2人で1000回以上
通い続けた居酒屋の飲み会が、
ここにつながっているのかもしれません。
もちろんdoironの運動の終わりも
あったからかもしれませんね。
でもその首藤さんとのつながりが
始まったトライアスロンの日々、
その前のウルトラマラソンの日々、
そしてそしてもっと前の
首藤さんたちとの山登りの日々が、
この展示会の始まりに
なっていたかもしれませんね。
そう考えたら、doironが生きてきた
ほとんどが、この展示会に
つながって行ったと言っても
過言じゃないですね。
決まってから「四国絵の展示会に向かって」
というブログもこれで53話となりました。
本当に楽しい日々を、
いっぱいいっぱい過ごしてきましたね。
こんなに恵まれた日々は
何よりも僕の宝ものに
すでになっています。
明日から、大阪の真ん中の平岡珈琲で
いよいよ四国八十八ヵ所の
展示会が始まります。
夢の続きの、宝物の続きの
人生最高の日々となればいいなあ
と思っていますが、
果たしてどれだけ来ていただける
でしょうかねえ。
追々、ブログでも報告して
ゆくことにしますねえ。
おいしいコーヒーは有料ですが
doironのお土産付きですよ。
一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
よろしくお願いします。
我が自治会では、公民館を
しっかり保護するとともに
もうひとつ管理をしている建物があります。
それが光龍寺というお寺です。
神社の横にあって、少しの墓もある
昔のお寺です。
昔はこの寺でソロバン教室なんかも
行われていて、子どもの時から
親しんだお寺だったのですが、
もういまから50年くらい前に
火事で全焼してしまいました。
祭りの最中でした。
寺が燃えているぞという報告で
だんじりは一方通行も逆行して
一気に村に帰っていきました。
すでに消防に鎮火されそうに
なっておりましたが、
真っ黒けになったお寺から立ち上がる煙が
とても怖かったなあと覚えています。
古いお寺だったので、
全くの全焼でした。
ところがです、寺の中にあった仏像などは、
ものの見事にその形をとどめていました。
不動明王ものこってます。
そして何よりも、手に仏具をもった
空海の像も残っていました。
全部で10体くらいが残っていたのです。
空海さんの力やとみんな
口をそろえて言ってました。
ただし残った像は形はそのままですが、
頭部は黒くすすけています。
当時の火事の痕跡が残っているのですね。
もうまるで空海さんが、
髪をそり忘れたような
修行僧の様な頭髪になっていますが、
村の信者の人たちは
それもまたすごい姿だと
ほめたたえていまいた。
doironが住んでいる小さな村の
寺でさえそんな感じなんですが、
兵火で燃えた薬師寺の金堂にあった
薬師如来は黒く威厳を持っているような
より迫力ある姿になって、
残っていたそうです。
子どもの頃は、あまり仏像なんか
知らなかったのに、ここの薬師如来や
日光・月光菩薩はとても印象に残っていました。
当時みた仏像たちがそのままの姿で、
これまでによりたくさんに人たちの
願いを受けて立っているんだとおもうと、
本当に気持ちが引き締まりますねえ。
仏像はその形がすごい
というものだけではない。
そこにそそがれた人々の心が
感動を作るものなんですねえ。
絵もそんな風に見てもらって
初めて絵らしくなってくるのかもしれません。
今回の様な展示会でよく見てもらって、
絵も成長していくのかもしれませんね。
そんな思いで絵を展示して
いこうと思いますので、
どうか眺めてやってくださいね。
よろしくお願いします。
金堂をぐるっと回ってゆきますと、
薬師如来の後面が見えてきます。
ああ、ここに彫られた彫り物も
仏陀の世界を感じさせる
素晴らしいものでした。
さあでは金堂を出たら、次は大講堂です。
ここには弥勒三尊と四天王が
祀られています。
片隅でお守りやえはがきみたいのも
おかれていますね。
そしてその裏に回っていきますと
「食堂」があります。
「え~こんな国宝級建物の食堂があるのか。
薬師如来どんぶりとか
日光・月光そばとか売ってるのか」
と思ったら「しょくどう」ではなく
「じきどう」という建物でした。
まあ僧侶が食事をするところ
だったそうですがね。
今は有名な画家による
「阿弥陀三尊浄土図」や
「仏教伝来の道と薬師寺」が
収められています。
中ではたくさんの人が
静かに眺められていました。
こうしてみると、
こういう寺も、写真は全然取れなかったけど
絵や彫刻がメインとなって
飾られていますね。
人々のいろんな思いが、
作る側と見る側で静かに交流する
というのが、こういう古刹での
心のやり取りなのかもしれません。
だったらdoironの絵もそんな風に・・・
と思わなくて結構ですからね。
横で笑っているdoironと
少しでも楽しい時間を
過ごしてくれたらというのが、
展示会の一番の願いですから
どうか、お気軽に来てくださいね。
今回の展示会のテーマは
四国八十八ヵ所といわれる巡礼のお寺です。
四国にある空海ゆかりの
仏教寺院群を選んでいます。
これらをすべて訪ねて、
全部のお寺で目に入った
名所を絵にしてきました。
とはいえ巡礼素人のdoironですから、
仏教思想に照らし合わせて
なんて言う立派なものばかりの絵を
描いているわけではありません。
なかには、めだかの絵しか
描いていないお寺もあったりします。
なのでまあ全然たいそうな
ものではないのです。
そんな寺関係の展示を間もなくするのですが、
一度近辺のお寺にその雰囲気は
どうなのかなど少しでも味わいに
行ってみることにしました。
と言えば格好いいのですが、
何か人を楽しませるのに、
寺はどんなことをやっているのか、
きれいな写真は撮れないだろうか、
あるいは絵の素材が見つかったり
しないだろうかというような、
ひま人の好奇心巡らせつつ、
有名なお寺巡りをしてみようと
出かけることにしました。
行き先は、奈良市西ノ京にある薬師寺。
ここの東塔の落慶法要が
つい先日行われたところだ。
東塔は鎌倉時代から残る建物で国宝。
これの修理の落慶法要であるから、
派手に行われました。
まだまだ薬師寺内には
その余韻が残っているはずである。
寺のおもてなしについて
勉強しに行くつもりで訪ねて行った。
西名阪の郡山から北上してゆく。
道にある案内を見ながら進んで行くと、
近鉄線橿原線の西ノ京駅の
横に薬師寺がある。
南側にある大きな駐車場に
車を止めて歩いてゆきましょう。
乗用車の駐車場とその東側には
バス専用の駐車場もある。
ただこの日はバスは一台も
来ていないので、混んではいないようだ。
木漏れ日の参道を歩いてゆきましょう。
時々吹く風には
もう夏のにおいも混ざっている。
この寺の開創は680年。
もう1300回以上の夏を迎えている。
中門のところから、中に入るのは有料だ。
時期によって異なるが、
今は通常で1100円となっている。
1000人来れば一日110万円。
凄いとしか言いようがない。
1100円だと東塔、西塔の中を
見ることはできないが、
まあさほど今日はそんな塔の
中身に興味があるわけではない。
門を越えて中に入ってゆきましょう。
正面には金堂がデーンとそびえます。
そして左には西塔があります。
六重の塔のように見えますが、
実は三重塔です。
西塔は1528年に焼失しましたが、
昭和56年に再建されました。
初めてここに行って
記憶に残っているのが18歳の時。
昭和49年でしたから、
その時は塔は一つしかなかったのを
覚えています。
その一つというのが右側にそびえる東塔です。
鎌倉時代から残る建物で、
今は国宝になっています。
いずれの塔も上部の水煙のところに、
きれいな色のきれのひもがついていました。
たぶん落慶法要の時の名残でしょう。
建物は荘厳な感じで、
まるで空に向かって音楽を
奏でているような姿。
「凍れる音楽」と言われています。
仏教で人々を収めようとした昔の人々が
奏でた熱い音楽なわけですね。
特別拝観券を持っていないので
遠くから眺めるだけで、
doironは正面の金堂の中に入ってゆきます。
ここも昔に来た時は仮堂だったともいます。
あの有名な高田後胤が話しているのを
聞いたのか、それともそれは
テレビだったのかよくわかりませんが、
この道の中にある薬師如来や
日光菩薩、月光菩薩のことを話していた姿は、
何となく記憶に残っています。
ところどころに笑いどころの混ざった
面白い話をしていたように思います。
続く