春の御堂筋。
なあんて安物演歌のタイトルみたいですが、
そんな中をdoironは歩いて
自分の展示会に向かっています。
開店時刻にちょうど合わせて
珈琲店に着くように御堂筋を
ブラブラと向かっているのです。
なんばをまず出たら左側に、
ホテルロイヤルクラシック大阪が見えます。
かつてその名前のわりに
歌舞伎をあまり開催しなかった
新歌舞伎座が改装され、
令和元年よりホテルとして営業されています。
かつての和風の建築の上に
高層ビルが立ち上がっています。
ああ、確か神戸の裁判所も
こんな感じの継ぎ足しビルでしたねえ。
右側は昔からの金龍ラーメンがあり、
その向こうにりっぱな看板を付けた
たこ焼き屋さんが営業をしております。
広い歩道は整備されていて、
こんなベンチが多く置かれています。
タコ焼き食べながら
ビールなんていいですねえ。
朝なのに、もう夜の姿に妄想が始まっています。
道頓堀川にさしかかると、
ここにあったスポタカとかは
もうドン・キホーテに変わっていますね。
いまはもうこんな
フェアプレイ像が残るのみです。
あ、足元のマンふたが他とは違いますよ。
市制100周年のマンふたが
はめられています。
そうそうそれから道頓堀にはグリコをはじめ、
いろんな広告が並んでいますね。
この広告なんかは、うちの孫に
よく似た感じですな。
そして最近、ヒトの足跡でよく見かける
「ホカ」といメーカーもビルになっていますね。
いろんな高級ブランドの店が続いてゆきます。
やがて、船場センタービルにさしかかると、
かなり近づいてきましたね。
毎朝、家を出てなんばから歩き、
出勤の仕上げでここでトイレを借りて
マーキングし、ぼちぼち本町に到着します。
春の御堂筋には、
なんか新人の様なサラリーマンも
さっそうと歩いていますね。
道路横の植え込みも、
意外にこんなところにスミレがあったり、
春の草花が咲き誇っています。
春の御堂筋ですねえ。
しゃがみこんで写真をとったりしてたら、
今の時期やったら朝ドラ
「らんまん」の物まねやあと言われそうですね。
昔からdoironはこんなだったのになあ。
田舎の山のしたで、しゃがみこんで
花の写真をとってたら
女性に叫ばれたことがあったもんなあ。
死体みたいだったのかなあ。
そんなことをしながら店に着くと、
店長が店の前の看板とかを整えています。
「おはようございます。
今日も一日頑張ります」と
さわやかに挨拶をかわして、
doironの展示会が始まってゆくのです。