ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

はるかな尾瀬、遠い空13

2024-07-30 20:53:22 | 山行き

奥只美湖の遊覧船に乗り、
静かな湖面を眺めています。

doironは船の後部の眺めのいいところに
立って景色を見ています。

航路の周りの景色はというと、
全く人里はなくもう山のキワが
湖に落ちていく感じでせまっています。
じっと見ていると所々に沢が
つくった小さな広場があったりしますね。



そばにいた遊覧船の方が
こんなことを言ってました。

「先週くらいに船から見てると、
あそこの空き地でカモシカ家族と
熊が戦っていましたよ」とのこと。

まあこんなけ人里と離れたところじゃ
ニュースにもなりませんね。

そして遠くには大きな山が
見えてきましたよ。



たぶん平ヶ岳のようです。

きれいな山ですねえ。
日本百名山のひとつです。

いまから40年くらい前でしょうか。
今の天皇陛下が若い時に
この山に登りたいと言ったそうです。

でもこの山は上に宿泊施設施設もなく、
日帰りで臨む山でコースタイムは
12時間以上あったそうです。
なので、その皇太子のために、
道がつくられたそうです。
その道でコースタイムは
6時間くらいになり、
無事に登られたとのことです。

その登った道はプリンスロードと
言われています。
すごいですねえ。
山に道を作るとはねえ。
でももっとすごいことがあります。

この遊覧船の景色の中に、
その秘密が隠れています。



湖の周りのなんてことはない景色なんですが、
よく見てみてください。
山の緑の斜面にちょっと
段がついていますよねえ。
これはねえ、なんと国道なんだそうです。

皇室の方が通られるように
なんと道がつくられたんだそうです。
地図で見たら国道352号ですね。
よくもまあこんな山の中に
道を築いたものです。

普段はほとんど人が通らないのですが、
年内のある期間だけ大渋滞するそうです。
それは秋ですね。
この湖回りの紅葉は素晴らしく
綺麗なんだそうです。
それを見に来る人で、
なんとここは車であふれるんだそうです。

冬眠前の熊もビックリですね。

それにしても皇室の言葉が
その工事をおこさせたのか、
あるいは計画が早まったのか、
その辺はわかりませんが、
何かそんな突拍子もない結果を
持つ国道なんだそうです。

そして次に見えてくるのが、
多分会津駒ケ岳です。
標高が高いので、6月のこの頃だと、
完全に雪山です。



そしてそのあとに見えてくる山が、
燧岳です。
きのう尾瀬ヶ原でも
この山を目印に歩きましたね。
尾瀬周辺の山では「至仏山」が
一番古いのですが、
尾瀬ヶ原ができたのは
この山のせいだけではありません。

燧岳が土砂を止め、水を止め、
多分尾瀬ヶ原を作っていったのでしょう。
そんな風に、奥只美湖の遊覧船からは、
見事に山を見上げることができるのです。

そんな風に遊覧船はまだ続きますよ。

トータルで40分くらい走っていました。
その中でもう一つ気になる場所がここです。



なんか山のところに旗が立っていますねえ。
そこからしばらく進んでいくと
そこに赤い鳥居が見えてきます。



そこには「12山神社」と
書かれています。

山の中にポツンとある神社。
ああ、ここに神社を気づいた人や
普段それを維持管理している人の
熱い思いが感じられました。


続く


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« はるかな尾瀬、遠い空12 | トップ | はるかな尾瀬、遠い空14 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山行き」カテゴリの最新記事