奥大井湖上駅は、とても特殊な駅です。
ダム湖の中の森の上に
ポツンとある変な駅です。
周りに家があって誰かが
乗り降りする駅
というわけでもありません。
周りは森と湖だけです。
深い森とダムの青い水の上にある
変わった駅ということで、
これはまた大井川鐡道の
大きな売り物の一つになっています。
向こうの岸には、廃線になった
昔の線路も見えていますねえ。
そんなのも見ながら駅で電車を降りて、
鉄橋の横についている、
人のわたる小さな橋を
渡りきったところです。
さあ、ここから稜線の上まで
しばらく急な階段を上がってゆきますよ。
資料では128段あると
書かれていますねえ。
しんどいですねえ。
登っている人はみんなハアハア言ってます。
doironも今からもう二時間前ですが、
飲んだお酒が少し残っているから
なんかしんどさはなおさらです。
階段を伸ぼりながら、
三回ほど休憩しましたね。
プハ~っとやっと着いたと上り終えたら、
向こうに駐車場が見えています。
10台くらい止まっているでしょうか。
ああ車で来てこんな秘境駅だけ
訪ねたりする旅をしている人も
あるんでしょうねえ。
さて、ここからレインボ―ブリッジ
展望所の方に向かって行きましょう。
山道をしばらく歩くと、車道に出ます。
するとこんな山の中にも
立派な道路が通っているんですねえ。
これを少しこれから進むのと
反対方向に歩くと、展望所です。
見てください。
眼下に先ほど降りた駅が見えています。
矢印の上の部分です。
結構上ってきましたね。
そしてよく見るとこの道のところには
バス停があるじゃないですか。
う~む、秘境ウォークなのにバス停ですか。
複雑な心境です。
さあでは接岨峡温泉の
方へと向かっていきましょう。
あ、なんかお堂がありますよ。
岩滝不動堂というそうです。
昔、修験層が疫病を収めるのに
祈った石をこの滝のところに
祭りなさいと言っており、
実際疫病が収まったので
その石を祀っているそうです。
その岩滝というのがこれ。
立派な滝ですねえ。
毎年一月には供養祭を
行っているそうですが、
一月なんて滝も凍りそうですねえ。
この山の中の静かな道も、
車が通るのは10分に
1車くらいの割合ですから、
山は静かです。
紅葉もきれいですねえ。
アスファルト道を、
ここが秘境だといって聞かせながら
進んでいくと、景色が開けてきました。
接岨峡まであと一キロのところで、
右に橋が見えてきましたよ。
この橋を渡るとダム湖の向こうの
「八橋小道(やつばしこみち)」を
歩きに行けます。
まあまだ次の電車まで
十分余裕があるから
そちらへ進んでいきましょう。
橋の名前は「南アルプス接岨大釣橋」
というすごい名前です。
確かに長い橋ですが
つくりはしっかりしているようです。
でも床の一部がグレーチング構造に
なっていますから、
落とし物をしてはいけませんね。
カメラもしっかり持っていきましょう。
ダム湖もこの辺まで来ると
かなり水も少なくて、
ちょろちょろと流れている感じです。
魚なんかいるのかなあとも思いましたが、
あまり下を見るのはいけませんね。
吊り橋ですからやはり
どことなく不安定です。
遠くの景色を見ながら、
ルンルンと進んでいきましょう。
渡り終えたところに、
こんな看板がありましたよ。
ああここから8つの橋が
続くのですねえと左折していきましたが、
実は右に1本橋があったのに、
看板に騙されてラブロマンスロードの
方に曲がってしまいました。
悔しいです。
続く
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