ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

中央アルプスの夏休み14

2022-09-01 21:13:34 | 山行き

いよいよこれから、
今回最後の山である
「宝剣岳」に登ってゆきます。



この山は千畳敷カールの上に
急峻にそびえる岩山です。



千畳敷カールの景色をつくる
メインの岩山で標高2931m。
滑落事故なんかが絶えない山です。



そもそも乗越浄土から少し歩けば、
登山道がほぼ全部見える
というアプローチの良さが、
この山への登山を誘っていて
軽い気持ちで挑戦しよう
としてしまうのです。

ここで手を離したらあかんよ
という場面で油断してはいけません。
心して登って行かないといけませんね。

今回の二人は事前にいろいろと
doironから話を聞いていますし、
中岳の巻き道で岩よじ登りの
準備運動的なこともしていますので
焦らず登ってゆくでしょう。

二人なら全然平気そうです。

でも油断しないように、
登ってゆきましょう。

最初はよっこらしょと上ってゆく
感じですが、途中くらいから
すれ違う登山者が怖そうに降りてきます。

ああ~そんなに斜面に体を
くっつけ過ぎたら危ないよとか
思いながら見るようになり、
そして最後の方でいよいよ鎖場が出てきました。

「鎖やロープに頼りすぎないようにねえ」
とか言いながら登ってゆきます。
それにしても足場がところどころ遠いので、
下りは怖がるかもなあとか思いながら、
覚悟しつつ登ってゆきます。

前のdoironがビビっていてはいけません。
安全をしっかりとらえながらも、
簡単に登ってゆきましょう。

そのあたりは、足場を踏み外せば
ほぼ100mくらいは滑落するでしょう。



「下を見ないように、手と足場をしっかり確保してねえ」
とか言いながら進んでいきます。



下りがいよいよ心配になってきましたが、
まあ頑張りましょう。
最後の鎖場を終えたらいよいよ登頂です。



この山のてっぺんには
人一人が立てるくらいのスペースがあり、
下から見ていてもそこに立って
ばんざいしている人もいましたね。



でも周りの状況を見たら、
ちょっと危ないですね。
そこまでは我慢しましょう。

学生の頃、よく行ってた山に
「トンビ岩」というところがありました。
ひょこっと飛び出した岩が
100mくらいのがけの上に出ていました。
何も確保せずに登っていましたが、
今思えばよくあんなことをやってたものです。

一瞬の油断が人生を壊していたはずです。
まあここはそんなにひどいところでは
ないのですが、やはりやめておいた方が
いいように思います。

数人くらいしか滞在できないような山頂で、
それでものんびり過ごしました。



「宝剣岳、登頂おめでとう!」
みんな笑顔です。

岩だらけで、さみしいけど
迫力のあるてっぺんでした。

で、先に下りたほかのメンバーの人は
どうかなあと思いましたが、
この時には下に見えているはずの
景色がすぐにガスに包まれていました。



またすぐに晴れてくるんでしょうが、
そんな気候がどんどん続けば
細かい雨も流れてくるかもしれませんので、
もう降りてゆきましょう。

足場に注意してねと注意を飛ばしながら
降りてゆきます。
途中、上がってくるメンバーもいますので、
ところどころですれ違います。

すると、駒ケ岳の頂上で
一緒の写真をとった同じ服を着た人の
グループも上がってきます。

う~ん、小さな子供は大丈夫かなあ
と思いましたが、行く、行かないを
決めるのは我々ではありません。

「鎖場があったりするからね」
とそれとなく注意を投げかけておきました。

それからどうなったかはわかりません。

山場を過ぎたら乗越浄土まで
軽く下ってゆきます。

続く


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