ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

天空の鳥居を描いた2

2021-09-12 20:52:08 | お絵かき

久しぶりのお絵描きで、
香川県の観音寺市にある
高屋神社の天空の鳥居を
描こうとしています。



この絵の中で重要なのは、
鳥居が思いもよらぬ高い所に
立っているという空気感だ。

だから絵としては手前の鳥居をまず仕上げ、
そこに遠くかすんだ景色を
重ねていくことにして、
その天空の空気感を
ツムギ出せればとこう考えたわけだ.。

下書きを完成させた後、
一番最初に絵の具を
落としていったのは鳥居本体だ。

形としては典型的な明神鳥居。
コンクリートでできているようで、
メインは灰色となる。

パレットに落としたのは、
灰色(グレイオブグレイ)、
白(胡粉)、黒(アイボリーブラック)だ。

これらをパレットの上で
色を混ぜながら調整していく。

うすい色から塗り始めるのが
色の使い方としては都合がいい。
全体にうすい灰色を落としたあと、
黒い影の部分や光の陰の部分には
徐々に黒を混ぜた色を落としてゆく。

この方向からだと鳥居の
本殿側になるので神額の文字はみえない。

本来は、



「延喜式内社 本宮 高屋神社」

と書かれている。
この額の裏側が濃い影で
黒を落としてゆく。

そして次にその鳥居についている
しめ縄である。

これは茶色(バーントアンバー)と
こげ茶で描いていく。
まあこの絵の根本となる鳥居は
これで完成だ。



ついでに合わせて手前の階段の
石も描き加えていく。

そして次は周りの緑を落としてゆく。
ここで注意するのは、
近くの緑は枝葉の様子とかも
細かく描いてゆくのだが、
遠くの緑はボヤっと描くことだ。
多分その方が遠近感があらわせるだろう。

つかった色は、
薄い緑のパーマネントグリーン、
濃い緑のオリーブグリーンやテールベルト。
そこに影的な意味で少しの青を使った。
大きく分ければ、近くの緑、
山の中腹の緑、ふもとの
景色の中の緑をかき分けた。

次に鳥居の下の土の色を塗ることにした。
ここの地面は黄土色が強いので、
黄土色と黄色に陰の部分には
鳥居で使った灰色をくわえた。

鳥居の下には、鳥居から落ちた水で
微妙に陰っているし、
その少し手前には皆さんが
立ち止まって見上げる部分の土地が
へこんで陰っぽくなっているので
それも合わせて描いておく。

実はこの丸い影の部分こそが、
この天空の鳥居の
一番のパワースポットなのだ。

気持ちを込めて描く。

だいぶできてきましたね。
次に描いたのは、天空の鳥居から
下に降りていく階段の石段である。

鳥居のしめ縄の色を使って
描いてゆきます。
輪郭をちょっと岩らしくしてね。



さあでは一番細かい部分の背景部分です。
田んぼの部分は黄色が入っていますねえ。
米の収穫が終わったところは
そんな感じで、後大きな工場や
倉庫の屋根が灰色だったり、
ため池っぽい青い色が
あったりします。

遠いからってええ加減に
描いていてはいけませんね。
近辺の部分を一生懸命描いたのを
台無しにしない様に
細かい配慮も時には必要です。

そして最後が空と海です。

空海です。

この日は曇り空で遠くが
みえなかったのですが、
燧灘の海の向こうには
しっかりと陸や島が
見えているかもしれませんが、
この時はもう海にしてしまいました。

そして空には夏の名残のような雲も
配置して完成です。



まあ絵ではなかなかあの時の
景色のすばらしさを
表現はできませんでしたが、
雰囲気は伝わりましたかねえ。

天空の鳥居は、本殿に向かって
そびえているとともに、
人々に「空と海」を祭神とした
天空への入り口なんだよ
とそんなことを伝えてくれた
とてもいい所だったのでした。


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