ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

淡路から国生みの島へ6

2022-03-29 20:50:59 | 旅行

沼島の西側半分をぐるりんと
回るように歩いています。



道しるべはあちこちに作られた



四国88ヵ所の霊場が案内を兼ねています。



ところどころに展望台もあるのですが、
なかなか草木や木が多く、
すっきりとは景色を見渡せません。



遠くに見えているのは、
紀伊半島の方かなあ。
そう言えばあとでわかったんですが
先日雑賀崎の方に行けば
遠くに沼島が見えていました。



でもちょっと方角関係があやふやなんで、
沼島からこの時見えていたのが
紀伊半島なのか四国なのかは
はっきりわかりません。

でもまあそんな感じで
海を隔てて景色が見えています。
やがてその道は海岸線から
山の中に入ってきます。

先ほどから、機械音がこのあたりから
聞こえてましたねえ。
その音がだんだん近づいてきました。
車がそんな山道に3台止まってますよ。
どうやら造園業の関係の車です。

機械音はチェーンソーですね。



みると、どうやら木を
切り倒しているようです。
ていうか枝落としかなあ。
道に木をひろげていたので、
よけて歩いていたら

「すみません。島の何とか何とか伐採
をやってます」と答えてはりました。

そうして八十八ヵ所の地蔵を見ながら、



歩いていると分岐点に出ましたよ。



このまままっすぐ行くと港の方なんでしょうが、
そこに通行止めの看板がついています。
しかも出口が封鎖されいるので
という注意書きもあります。

じゃ、こっちですね。
おのころ神社の方を目指してゆきましょう。

で、その「おのころ」なんですが、
これはどういう意味でしょうか。

漢字で書くと、
「於能凝呂」であったり「自凝」と
書いたりします。

地名のような、何か別の意味が
ありそうな感じです。

古事記なんかでは、
ここが伊弉諾命と伊弉冉命が
国生みで交わったところとされています。

で、その場所は完全にここと
されているわけではないので、
いくつかの場所が
「おのころ」なんだと
いわれているのです。

その一つがこの沼島で、
ここには伊弉諾・伊弉冉を
祀っているのが「おのころ神社」です。

まあもともと神社のあるこの山
「おのころ山」そのものが
ご神体で地元では
「おのころさん」といわれている神社です。

もう一つ淡路島の榎列下幡多
というところにある小山が、
二神の交わったところといわれ、
そこには「おのころ島神社」
というのがあります。
これはまた翌日に訪ねて
いくつもりですが、
まずはここ沼島の
「おのころ神社」を訪ねていきましょう。

通常は下から長い階段を
上ってお参りに来るのですが、
この時は山の方から来ましたので、
もういきなり本殿です。



最近どうも大修復されたようですが、
そこにはこんなにたくさんの人の
名前が刻まれています。



人口が600人程度の島なんで、
多くの人が「おのころさん」と
親しんでいることがここからも
よくわかります。



ここには伊弉諾と伊弉冉の
人形が祀られています。
沼島の神話を語るときなんかには、
いつも登場する人形のようです。

せっかくなんでお参りしていきましょう。

「え~地元の神社の氏子代表を
やっているdoironです。
今日は頑張って訪ねてきました。
この旅が充実することと、
人生充実するようにお祈りしていきます」
パン、パンと柏手売ったら
鳥が近くで「よしよし」と鳴いていましたとさ。



ではここから沼島港に向かって
長い階段を下りてゆきますが、
この階段の鳥居がね、あの香川の
「天空の鳥居」にちょっとよく似た感じでしたね。

「中空の鳥居」と名付けましょう。

この階段はとてもきつい下りで、
このあたりで、ミセスの足は
パンパンになって
膝が大笑いしているようでした。

あと少しです。
夜は温泉とフグが待ってるよ
と聞かしながら頑張ってもらいます。

続く


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