天空の鳥居の下の神社で、
鳥居への登頂をあきらめた
我々の写真を撮ってくれた
おじさんは広島の人でした。
高速道路料金が安くなる深夜に
家を出て車を走らせ、
観光地を回っているそうです。
ああ、なんかそういえば
そういう割引もあったなあ。
毎日深夜0時から午前4時まで
高速道路を利用すると、
高速料金が30%割引されるという制度。
上手に活用されていますねえ。
そんな話を契機に割引を調べていたら、
平日朝夕割引とか休日割引とか
いろいろあるようですね。
ちゃんと知って活用出来たら
是非とも使いたいですねえ。
ただし、大阪・東京エリアは
使えないとかあるのでご注意を。
そんな緻密に旅をしている
おじさんなんですが、
送ると約束してくれたのになあ。
まだ届きません。
気長に待つことにしましょうか。
そうして天空の鳥居をそばで
見ることはできませんでした。
テレビの四国の宣伝なんかでも
登場する素晴らしい場所だったのにねえ。
残念でした。
では山上の鳥居を下界からおがみながら、
次の目的地である父母ヶ浜を目指しましょう。
「父母ヶ浜」はなんて読むか。
「ふぼがはま」って、なんか読んで
しまいそうですが、正しくは
「ちちぶがはま」と読みます。
昔、いなくなった子供を捜していた夫婦が
峠で賊に襲われ、その時、
地蔵が二人を助けてくれたんだそうです。
でもその地蔵が首を落とされた子供が、
地蔵になっていたんだそうです。
その地蔵は今も父母ケ峠に祀られており、
その地蔵に見守られているかのように
西側の麓の父母ケ浜では
無心に戯れる親子の姿が見られるので、
こんな名前になっているそうです。
写真がきれいに撮れて、
SNSでバズルといわれている浜にも、
実はこんな物語がひそんでいるんですね。
ここを目指して琴弾公園から車を走らせると、
意外にすぐにこの浜のところに到着します。
道路沿いにでかい無料の駐車場があり、
そこに停めるとすぐに父母ヶ浜に出てゆけます。
ついた時は、まだ日の入り迄
3時間近くあるような時間です。
天空の鳥居に行かなかったぶん
早い時間に到着しましたね。
じゃあだったらここから
写真撮影の好機となる夕方まで、
三豊市の三崎の方に行くかとなりましたが、
折角なのでもうここでゆっくりと
写真を撮ったりしようと決まり、
のんびりとし始めたのでありました。
まず最初に海岸線に出ていきますと、
海の水が引いた状態で一面の砂の海岸に、
中州を作っていたりします。
じゃその向こうに立って写してみようと
ポーズをとって写したのがこれ。
でもねえ、なかなかモデルじゃないし、
いろんなポーズをとるのもむつかしいね。
これくらいで許してやってください。
目の前の海は「燧灘」。
これも難読地名ですが、
まあまだ読めますよね。
「ひうちなだ」と読みます。
なぜこの海がこんな名前かというと、
沿岸の地域で火打石がとれるからだ
という説やのろしを上げる場所が
沿岸にあったからなんだ
というような説があります。
写真を撮るなら、この燧灘の遠浅の海に
姿の写るのがいいんだという場所です。
外国にもこんな景色のところがあって、
代表的なところが「ウユニ塩湖」
というところなので、
ここ父母ヶ浜は「日本のウユニ塩湖」
と呼ばれていたりします。
今から夕方になって、
目の前の燧灘に太陽が沈んでいきます。
そんな夕日の中で
どんな写真が撮れるでしょうか。
写真撮影の好きな友達は
目がキラキラとしています。
はたしてどんな一枚が・・・
続く
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