白い藤を見ながら、
栂尾山の階段登山道が始まりました。
全部で400段近くあるようですから
しんどそうですねえ。
それにまっすぐですから、
かなり精神的に追い込まれてゆきます。
なので連なって上って浮くのではなく、
みんなそれぞれのペースで
登ってゆくことにしました。
かなり急な階段で、
30段位ごとに休憩できる場所があります。
なので、そのたびに足を休めて
水分補給をしてゆきます。
少し前にここを上っているときに
やたら心拍数を挙げたことがあるので、
慎重にゆっくりと上ってゆきましょう。
がんばって上ってゆくごとに
一段一段と後ろの景色が
高くなってゆきますね。
これが精神的に励みになります。
そうそう後ろを振り返った時に、
遠くに第二神明の自動車道が見えていましたが、
これがねえもう大渋滞で
自動車が止まっているのです。
GWの道路の渋滞現場ですねえ。
そう考えたら、電車で出てきたのも
よかったなあって感じです。
そしてようやく階段が終わったところで、
前方に展望台が見えてきますよ。
そこが標高274mの
栂尾山の山頂展望台です。
展望台の手すりのところに
「栂尾山」の小さな看板が立っています。
ネットでチラッと見た感じでは、
この栂尾山の由来はよくわかっていません。
でもまああの級階段を上った後で、
こうして眺める景色は一段とうれしいですねえ。
ここでであった家族連れが、
写真をっていたのでシャッターを
押してあげました。
どこから来たのかと聞けば、
板宿の方から小さな子供二人を
連れて登ってきてここから
Uターンするとのこと。
ということは「須磨アルプス馬の背を超えてきたの」
と聞くと「めちゃスリルありました」とのこと。
そしてまだ帰り道もアルプスを通るんですね。
これは大変です。
一瞬、中央アルプスの宝剣岳に
登ってゆく小さい子供を連れた
家族連れを思い出しました。
doironはなかなかそういうことは
息子にはしなかったなあ。
一番ハードなことをしたのは、
真夏の暑い中トライアスロンの応援に
来てもらったことと、
里山を子どもの乗車器具に乗せて
ママチャリで下って行ったことかなあ。
でもここの馬の背を歩いたというのは、
きっと目が離せなかったでしょうねえ。
そんな家族連れと栂尾山でいったん別れて、
われらは須磨アルプスの一つ前の
横尾山に向かってゆくことにしましょう。
コースを歩きながら、
ところどころに大きな岩が出てきたりします。
ああいよいよ須磨アルプスが
近づいてきたって感じがします。
少しだけ岩のところを通ります。
もうそれだけで馬の背が始まったのか
と思ったのですが、少しの間だけでした。
馬の背ではなく馬のしっぽだったのでしょう。
また道は古くてところどころに
木の根道もありましたよ。
そんな山道を上って、
コースは横尾岳に山頂につきました。
標高は312m。
本日上る予定の山の最高峰です。
さて、ここからいよいよ馬の背と
言われる岩道にさしかかってゆくのです。
本日の山登りのふたつめのイベントですね。
急な岩場が続き、
足元に要注意の道が始まります。
続く