どこを歩くというのでもない、
ただ単に秋の気配が漂う山々を
プラッと歩きに行くのもいいもんだ。
今回行ったのは、泉佐野市の新滝の池周辺。
お菊山のふもとにあり、
池の周りに歩く道もあって、
自然と触れ合いながら
歩くのもいいなあと思い
出かけていったのだ。
このお菊山は、退職したころに
よく行った山で、親父も若いころに
よく行ってた。
残っている親父の写真に
この辺の写真がいろいろとある。
昔はJRとバスなんかで行ったんでしょうねえ。
今は車でちょろっと出かけて、
無料の駐車場に止めて
簡単に入っていける。
最近は、ジムで頑張って走っているので
距離や高さを昔ほど求めることはない。
別の意味で年寄りの山歩きに近いものがある。
なのでそんな気軽な山すそ歩きで
出かけて行ったわけだ。
家から国道26号線を走り、
空連道を左折して山方向へと入ってゆく。
途中熊野古道なんかも越え
突き当り迄行ったら右折して
山中に入ってゆく。
池までの道のこの辺り左の山の斜面も
公園化していますねえ。
次の機会には中に入ってみますかね。
そして道の突き当りの駐車場に到着。
山の中の方なんですが
結構車は止まっていますねえ。
何とか場所を見つけて駐車。
では歩き始めましょう。
ゲートを抜けていくとすぐに
ため池が現れます。
前回ここに来たのは、
お菊山に何人かを案内するときでしたね。
あの時は道を間違えて、
大変な山道を歩かせてしまいました。
次はちゃんと案内しますので、
ついてきてください。
池の周りには市長碑なんかも立って
力を入れて整備されていますよ。
入り口のダムの所を右に曲がって、
ため池周辺を基本的に
左回りで進んでいきましょう。
池の水は夏の間の山々の
栄養を吸い込んで、緑色です。
咲き始めたヌスビトハギが
秋の訪れを告げていますねえ。
天候も不安なこの頃ですが、
やはり日本は四季があっていいですねえ。
楽しみな春、頑張った夏、
喜びの秋、かみしめる冬。
すぐに右の方に入っていく
山道がありますね。
入って行ってみましょう。
木も実をつけています。
あれ、株の中にピンクの固まりがあります。
花じゃないよなあと近づいてみますと、
ぴくっ、ぴくっと動いています。
おお~なんとこれはクモの
子どもたちではないですか。
これから頑張って生きていくぞ~
って感じですねえ。
このあたり、一度春に来た時は
驚くべき数のくもや毛虫がいましたねえ。
生き物の世界が躍動する場所です。
山道をどんどん進んで行くと
鳥を見ながら歩いている
高齢者もいますねえ。
あこがれるような立派な
望遠レンズを持っています。
いいなあ、あんなんほしいなあ。
車も来ない山道はのんびり
していていいですねえ。
ある程度歩いたところで、
またダムの方に引き返していきましょう。
道端には、アキノキリンソウなどの
花々が咲いています。
お、これは蝶々かな蛾かなと思って
一歩踏み出そうッとすると、
ウヒャー足元に蛇がとぐろを巻いています。
ヤマカガシのようですねえ。
毒蛇ですからそのまま踏み込んでいたら
ガブっとやられていましたかね。
気が付いてラッキーでした。
これは奈良の山友が撮影したヤマカガシ。
こんな恐怖がたまにあるから
山歩きは油断していてはいけませんね。
こんな釣り人が湖の中でたのしんでいますよ。
みんな自然と戯れていますねえ。
そのままダムを一周ぶらりと回って、
花々や蝶々を撮影して、
今日は退散。
おっさんがのんびり自然と楽しむ、
高齢者の散歩の見本のような
秋の一日でした。