40歳からの早期リタイヤ計画

一生独身+賃貸暮らし、手取りの半分を貯め続けて早十数年。IDは怒髪天(JAPANESE R&E)から。

続:ドコモ口座への対策

2020-09-29 19:33:11 | 03 投資・資産
ドコモ口座の話題が下火になっている(ゆうちょ銀行とか証券口座からの流出で忘れられているだけだと思われる)が、この件は実はまだ何も解決しておらず、すなわち、今後も半永久的にこのリスクに脅えていく必要があると思っている。今後もニュースにはならずとも、今日もどこかで誰かが被害に遭っているだろう。

前回(9月13日のエントリー)でも書いたように、普通預金口座からのドコモ口座引落しが可能な銀行であれば、このリスクからは避けられないはず。自分の場合、会社の給与振込口座である銀行は、今もドコモ口座との連携をしている。

残念ながら、給与振込口座(銀行)を変えるわけには行かない中で、これまでに自分が取った対策は二つ。いずれも読んでいただければ分かるとおり、本質的な対策ではない。

一つは、普通預金の残高を常に少なくすること。給料日に多額の現金を引出し、他の口座へ移すようにしている。ドコモ口座の現在のシステムでは、被害額は最大でも月30万円なので、残高を30万円未満にしておけば、それだけ被害額を下げることができるはず(ただしこの方法では、被害に遭う確率を下げることはできない)。

もう一つは、銀行のキャッシュカードを、クレジット(JCB)やカードローンが付いているカードではなく、ただのキャッシュカードへ変更したこと。今まで自分が持っていたキャッシュカードは、百万円超の与信枠があった(しかも返済はリボ払い。利率7%超)ので、このままでは、普通預金マイナスになってでも不正引出しができてしまっていた。
数年前にリボ払いについて銀行へ苦情を言ったことがあった(以前ここにも書いた)が、実は、その際のカードでもある。与信枠については、数年前のカード作成申込みの際に、特に拒否しない限り、自動的に与信枠を与えるか否かの審査がなされており(申込みの際、自分も拒否していなかったのだろうか。だとすれば当時の自分のミスだ)、その際に自動的に与信枠が与えられたようだ。
これも、本質的には上と同じ趣旨の対策であり、被害に遭う確率を下げることはできない。

古くからの投資の基本として「一つのカゴにすべての生卵を盛るな」という言葉がある。あれはずっと、「預貯金や株式、不動産や債券、金など、色々な種類の財産を持て」という趣旨だと思っていた。
しかし、今回の一件(ゆうちょ銀行とか証券口座からの流出も含む)を踏まえると、「複数のコールドウォレットを持つという趣旨で、預貯金は複数の金融機関へ分散し、システムリスクに事前に対応しておけ」という意味で捉えた方が良いのかも知れない。何せこの一件は、何処がコールドウォレットか分からないので厄介だ。

だからといって、危険性を考えるとタンス預金は一番の愚だし!

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