＜420＞ 『新入社員』 視聴完走

　2005年　ＭＢＣ制作ドラマ、全20話。

　韓国の人気グループ「神話(SHINHWA)」のリーダー、エリック(ムン・ジョンヒョク)が主演。

　脚本は『バリでの出来事』のキム・ギホ＆イ・ソンミのコンビ。

　このお二人、ご夫婦だったのね～ｗ

　
　三流大学の体育学部を卒業したカン・ホ(エリック)は就職浪人。

　懸命に様々な企業にトライするけど、書類審査ではねられたり、面接まで漕ぎ付けても失敗したりの連続。

　ところが、受付社員のミス(本当なら書類審査で×だったｗ)やら初めて取り入れたコンピューターのシステム・エラーで０点回答が100点に・・・(主席入社になるｗ)と、思いも寄らぬ偶然が重なって、天下の大企業ＬＫグループに採用が決まる。

　合格の真相を知る上層部は自分たちの汚点になる事を恐れ、そのまま入社させたカン・ホを全てがばれる前に辞職させようと次々と策を練る。

　しかし、何も知らないカン・ホは天然の明るさと図太さで降りかかる試練を切り抜けて行く。


　それまではプーの長男を恥、いつも叱り飛ばしていた母親がＬＫグループの入社が決まると、手のひらを返すように好待遇に変化ｗ

　反動で万年浪人生のちょっときもい弟ミン(ソ・ドンウォン)が冷遇ｗ

　そんなに差をつけたら、子供がいじけちゃうぞ～と思うほど・・・韓国のオンマはいつも強い！！

　カン・ホも社員証のＩＤカードを肌身離さず首から下げてるしｗ


　同じ職場には能力がありながらも契約事務員と言う不安定な立場で勤務しているイ・ミオク(ハン・ガイン)や成績優秀でＬＫの特別奨学生として勉強し、ＬＫに入社した同じ高校出身のイ・ボンサム(オ・ジホ)、妾腹ながらＬＫ一族の社長令嬢でコネ入社したソ・ヒョナ(イ・ソヨン)などが絡みながら、恋に仕事に青春を謳歌するコメディタッチのドラマ。

　
　韓国で問題になっている大学を卒業しても就職できず、「就職戦争」とまで言われるほど厳しい現実を前提にはしているものの、ドラマそのものには深刻なテーマ性は持たせていない。

　どちらかと言うと、韓国社会のエリート至上主義的な価値観そのものを風刺しているようなノリだ。

　韓国の東大、ソウル大学を卒業しながらも就職できないカン・ホの友人、チュ・ソンテ(チョン・ジン)がギャンブルにはまって、身を持ち崩す寸前にまで精神的にも落ちぶれていく過程も描かれていた。

　現代の若者を描くドラマながら、『チャングム』などの時代劇の中で描かれていた身分の違い、貧富の差から派生する不条理との闘いと同じ雰囲気だった。

　ドラマそのものより、こんな記事の内容に興味が・・・ｗ

　おいおい、これらの造語をリサーチしてみたいｗ