「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<586>映画『生涯最高の瞬間』 ~ハンドボール

2007年12月15日 | 韓国映画
 前記事の映画『生涯最高の瞬間』のシナリオ・ベースとなったハンドボールの韓国女子チーム。

 アテネオリンピックで「銀メダル」に輝いたと言う。

 ふと考えると・・・オリンピックでの「ハンドボール」の記憶がない!!

 何でだろう?と不思議で、却って気になったw


 な~んと、男女ともに、日本は出場権を獲得できなかったんだ。

 アテネオリンピックで、日本が参加しなかった(出来なかった)競技は、この「ハンドボール」と陸上の「近代五種」のみと言う。

 日本が出ないんじゃ、放送もされず、話題にもならなかった訳だ。


 映画に取り上げられた韓国女子チームは、世界的に強豪チームと言える。

 ソウルオリンピック・バルセロナオリンピックで韓国チームは金メダルを獲得している。


 アテネオリンピックで決勝戦の相手となったのが、アトランタオリンピック、シドニーオリンピックと連続で金メダルを得た、これまた強豪のデンマークチーム。


 そのため、「韓国vsデンマーク」で争われたこの試合、手に汗握る好ゲームだったと言う。 

 

 一進一退の攻防の末、試合時間の60分では決着が着かず、延長戦へもつれ込んだ。

 更にその延長戦でも決まらず、再延長!!

 結局、7mスローイン対決で、デンマークチームが三連覇となる金メダルを勝ち取った。

 これだけの激戦だったからこそ、今でも韓国では多くの人の記憶に残っているのだろう。


 ムン・ソリ姉さんが演じる「ミオク」のモデルは、リサーチの結果、オ・ソンオク選手と思われる。

 

 オ・ソンオク選手は、柔道のヤワラちゃんのように、「ハンドボール」選手として4度のオリンピックに出場している。

 事実、1992年のバルセロナオリンピックで金メダルを獲得した事が、韓国女子ハンドボールチームには「最高の瞬間」だったと彼女は語っている。

 当時20歳で、大学生選手で参加した彼女の感激が溢れる言葉だ・・・

 その前の1988年開催大会で得た母国ソウルでの金メダルは、ホームで獲得したと言う理由で正しく評価されなかったからだそうだ。


 彼女は、オリンピックの他にも1990年北京アジア大会と1995年オーストリア・ハンガリー世界選手権大会で優勝を選手として経験する。

 1996年アトランタオリンピックの翌年(1997年)にキム・ジュソンssiと結婚し、選手生活を卒業する。


 キム・ジョンウンが演じる「へギョン」は、当時、日本でプレーしていたオンソクさんの先輩、イム・オンギュ選手かと。

 家庭に入って、スポーツをする事の無くなったソンオクさんは、うつ病になりそうだった時、声を掛け、再び選手生活に引き戻したのが、オンギュ先輩と言う訳だ。

 映画では、どのようなエピソードを取り上げて演出しているのだろうか?

 

 かように実力のある韓国「ハンドボール」だが、現実には国内で活動するクラブチームがが少ないそうだ。

 そのため、男女共にハンドボール選手は海外へと進出する選手が少なくないと言う。


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2 コメント

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「中東の笛」 (minaduki)
2007-12-19 16:28:26
昨日(12/18)のニュースで、
「ハンドボールオリンピック予選やり直し」
と言うタイトルと
「中東の笛」
という聞きなれない言葉が出てきていました。

北京オリンピックへの予選が仕切りなおしなんですね。
なんでもハンドボールのアジアの協会はクウェートの王族が会長以下役員を占めているんだとか・・・。
それで中東に偏ったジャッジのため、韓国と日本が国際連盟に要望書を出していたんだそうです。

なんか、この映画もタイムリーですねえ・・・。
といいつつ、私ハンドボールやったことないから、ルールはおろか、テレビ観戦すらしたことがありません(苦笑)
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タイムリーw (ぐるくん)
2007-12-20 22:05:58
 minadukiさん、コメントありがとうございます。

 私もハンドボール予選の仕切り直しの記事を見て、あれま!!と思いましたw

 「中東の笛」が、名審判に与えられた称号ではなく、偏った審判に対する物だと知って、ガクッ・・・

 日本ではハンドボール、いまいちメジャーな競技ではないですもんねw
 
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