＜502＞ 不思議な感覚

　人生初の外科手術体験をupしようと思っているが、その前に術後の体に感じている不思議な感覚のお話・・・


　まだ、傷口がふさがっていないので、胸に三角巾で胸帯をしている。

　傷口が痛むのは判るのだが、不思議な事に私の脳は、乳首がこすれて痛いと言う情報を盛んに送ってくる。


　えぐれた胸に手を当てる・・・

　確かにこの辺が・・・

　でも、そこには乳首は元より、わずかな突起さえない。

　
　よく、交通事故などで四肢を欠損した患者が、ない筈の四肢の部位を痛がったり痒がったりすると言う話を聞く。

　これを「幻影痛(ファントム・ペイン)」と言うそうだ。

　脳が記憶している痛みだと言う。

　私の脳もおっぱいで一番敏感だった乳首の感覚を記憶しているのだろうか？

　まだ、体力と集中力が半減中なので、以前のようにとことんリサーチが出来ないから、これが「幻影痛」の一種なのか確認できないが・・・

　私のないはずの乳首は、やけに存在を主張しているｗ



　昨日は、軽く化粧もして、近所に買い物にも出た。

　ところが今日はどうだろう・・・手術した左胸の上に重い鉄板を載せられているような・・・

　時間と共に、調子が悪くなる。

　昨日、張り切りすぎて無理したかなぁ～


　テレビでは台風９号の接近を盛んに報道している。

　そう言えば・・・低気圧が近づくと古傷が痛んだり、小児喘息のお子さんの具合が悪くなったりするよなぁ・・・

　もしかして・・・この不調は台風のせい？？？

　古傷どころか出来立ての傷だし・・・ｗ


　低気圧になると身体の構造が不安定になるそうだ。

　まずは、大気中にプラスイオンが増えて新陳代謝が悪くなるそうだ。

　また、副交感神経優位になってリンパ球が増え、リンパ球の炎症が増えるそうだ。

　わずかな気圧変動がストレスとなり、体が防御反応を起こすのだと言う。

　体の構造全体のバランスは、様々な体調の不良をもたらすそうだ。


　確かに、体の構造が傾くと体が倒れないように筋肉が緊張して、体を支えようとする。

　筋肉の過緊張が血行障害による痛みや機能障害、また自律神経を介して様々な体調不良を引き起こすとらしい。


　自分は片乳がなくなって、確実に体のバランスが変化した事を実感したが、体は必死にそのバランスを取り戻そうとしている。

　そこへ台風と言う強力な低気圧による、大気のわずかな圧変化が更に追い討ちをかけたのかもしれない。


　これまで体験した事のない不思議な感覚・・・私だけだろうか？