「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<1019>映画『ダンサーの純情』

2010年04月13日 | 韓国映画
 2005年4月に公開された韓国映画『ダンサーの純情/댄서의 순정』を視聴。

 ビョン様の主演でヒットした『純愛中毒』を手掛けたパク・ヨンフン監督の作品。

 

 『風の国』でムヒョルのライバル、トジンを演じたパク・コニョンssiと『シンデレラのお姉さん』で初めての悪役に挑戦中のムン・グニョンちゃん主演の映画。

 この映画を撮るにあたり、半年以上もダンスのレッスンを受けたそうだ。

 

 パク・コニョルssiは、『ミスキムの10億作り』で、ミスキムこと、ヒロインのキム・ウンジェ(キム・ヒョンジュ)の結婚式の当日にドタ・キャンした元彼ユ・ヨンフン役で、初めて知った俳優さん。

 

 彼は、ミュージカル・スターとして有名な俳優さんだそうだ。

 ぐるくんは、ミュージカルにはとんと造詣がないので、知らなかったが・・・(^^;)

 『風の国』の撮影中も、『ハムレット』の公演と掛け持ちしていたそうだ。

 韓国で大ヒットした演目『モーツワルト』にも出演している。


 この映画、社交ダンスの世界がベースになっていたのだが、コニョンssiの堂々としたダンスの理由が頷けるw



 中国でダンスチャンピオンとなった姉チェンミンの身代わりで、ダンスを踊った事も無い妹チャン・チェリン(ムン・グニョン)が、ダンサーとしてフェリーで渡韓してくる。

 ソウルでダンス大会に出場する為には、韓国国籍が必要な為、「偽装結婚」しなければならない。

 その事で、姉は婚約者に反対され、ならばとツアー・ガイドとして韓国語も話せる19歳のチェリンがやってきたのだ。

 ダンスは知らないけれど、しっかり勉強して、練習すれば・・・必ずできると、自分自身に言い聞かせて・・・

 彼女を迎えるのは、ナ・ヨンセ(パク・コニョン)。

 有望な若手ダンサーだったが、ライバルのヒョンス(ユン・チャン)の仕組んだ、ダンス大会中の接触事故で、足を怪我を負ってしまう。

 ダンサーの命とも言うべき足を負傷し、更に、ダンス・パートナーのセヨン(イ・ジョンヒ)までも奪われたヨンセは、その喪失感の中で、無為な毎日を送っていた。

 そんな彼を案じた先輩のジェームズ・マことマ・サンドゥ(パク・ウォンサン)は、彼の為に中国から新しいパートナーを呼び寄せ、3ヶ月後のダンス大会で復帰するよう励ます。 ← でもこれは口実だった。

 ヒョンスのパートナーとなるべく、ヨンセに教育させようと企んでいたのだ。


 パートナーとしてやって来たチェリン。

 ヨンセの前に現れたのは、まだあどけなさの残る純朴そうなチェリン・・・不安に思いながらも自宅に連れ帰るヨンセ。

 チェリンが姉の身代わりだと言う事がマ・サンドゥにバレ、チェリンは酒場に売り飛ばされる。

 それでも、 200万ウォンの月給と踊りを教えてくれると連絡してきたチェリンを案じ、迎えに行くヨンセ。

 ヨンセは、チェリンをダンサーとして育てようと決意する。

 偽装の国際結婚の手続きをする二人。

 即、疑われ、出入国管理捜査官のキム・チソン(イ・デヨン)とチェ・ウネ(キム・ジヨン)の尾行と監視がつくw

 

 

 ヨンセはチェリンを教え子として接し、二人のダンスの猛特訓の日々が始まる。

 学生の時の体操服姿で練習を受けるチェリンがかわいいw

 

 

 不思議な共同生活の中で二人の間にも、信頼と愛情が生まれてくる・・・

 
 メキメキと上達するチェリンだが、堅さが取れない。

 「感情が、少しも感じられない」
 「愛がなければ、体を預ける事が出来ない・・・ダンスを踊っている時だけでも俺を愛セ・・・俺もお前を愛するから・・・。」とヨンセ。

 ヨンセの言葉に忠実に従うチェリンのダンスは、更に上達する。

 更にチェリンは、ヨンセがかつてのセヨンに教えたと言う、特別な技「グランド・アレグロ」を教えて欲しいと頼む。

 厳しい特訓が始まる。

 社交ダンスにバレエの技「グランド・アレグロ」ってのが実在するのかなぁ?

 クルクルと開店しながら飛んでましたが・・・w


 マ・サンドゥとヒョンスの裏取引で、大会参加の申請をしたヨンセとチェリンだが・・・知らぬ間にチェリンはヒョンスのパートナー登録がされている為、受理できないと言われてしまう。

 信頼していたマ・サンドゥの裏切り、そして、チェリンをどうしても手に入れたいヒョンスは、またもや黒い手を伸ばし、ヨンセに偽装結婚をバラすと脅し、二度と踊る事の出来ないほどの怪我を負わす。

 失意のヨンセ。

 一方、踊らなければヨンセを痛い目に遭わせると脅され・・・ヒョンスのパートナーをやらされるチェリン。

 相手が誰であろうと、アジョジ(ヨンセ)と踊っている気持ちでがんばっているチェリン。


 ダンス大会当日・・・チェリンはささやかな抵抗として、ヒョンスが用意した衣装は着ず、ヨンセがプレゼントしてくれた赤いドレスを着る。

 
 
 会場で、ヨンセの姿を探すチェリン。

 二階席から、チェリンを見つめるヨンセ・・・ヨンセに姿を見つけたチェリンは、自分にダンスを教えてくれたヨンセの為に、精一杯踊る。

 

 秘技「グランド・アレグロ」を決めるチェリン・・・見事、優勝を手にする。
 
 国際結婚の経過審査に呼び出され、久々に再会する二人。

 審議官にそれぞれ別々に尋問を受けるんだけど・・・相手への想いでいっぱい・・・いかに愛おしいか、切々と訴える姿に涙・・・

 二人の心は、結ばれているのに・・・

 ヒョンスのパートナーでいる事を良しとしないチェリンは、一緒にイギリスに行こうと言う申し出を断わり、「もう踊らない」と中国に帰る決意を表明するチェリン。


 最後にと、ヨンセの部屋を見上げるチェリン。

 その頃、中国から上手く育て上げたら夢が叶うんだと言って、ビンに入れて持ってきたホタルの幼虫・・・ダンスが踊れない体となった時、傷付き荒れてチェリンのホタルの飼育水槽を投げつけ、割ってしまったヨンセだけど・・・チェリンが自分の元を離れてからも、大事に育てていたんだ。

 チェリンを切なく思うヨンセの回りにホタルが飛び交う・・・

 その一匹が、外から見上げているチェリンの側に・・・

 ホタルに導かれるように、ヨンセノの部屋に向かうチェリン・・・

 「私、あなたともう一度踊りたいの。」


 ・・・まさに純愛・・・刺激はないけど、きれいな映画だった。  

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