「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<797>歌姫?スーザン・ボイルさん

2009年05月31日 | つれづれ
 イギリスITVテレビの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain's Got Talent)』のファイナルが、日本時間31日未明に行われたそうだ。

 この番組の予選会に登場し、予想外(失礼m(_ _)m )の見事な歌唱力で会場を魅了したスーザン・ボイルさんの歌声は、You Tube 等の動画サイトを通じ、世界中で反響を呼んだ。

 ぐるくんも、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の挿入歌『夢破れて』を歌う、You Tube の映像(こちら)を見て、何故か涙が流れるほど感動した。

 
 
 スーザンさんは、4月11日に行われた予選会出場の時は、47歳。

 職探しをしている最中で、イギリスのスコットランド中部のキリスト教のルルドの聖母教会でボランティアをしていたそうだ。

 彼女は、学習障害があり、学校ではいじめを受けていたと言う。

 ご両親と一緒に生活をしていたが、1990年代に父親が亡くなってから、母親の面倒をずっとみていたそうだ。

 2007年に彼女の唯一の家族であったお母さんが、91歳で亡くなった。

 独身のまま、ペットの猫ちゃんと暮らしていた彼女が、2009年、オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』第3シーズンの初回に出場し、自分の歌を披露する事を決意する。

 舞台で紹介され、MCや審査委員から質問に、有名なミュージカル女優のエレイン・ペイジさんが理想で、プロの歌手になる事が夢だと明るく答えるスーザンさん。

 彼女の年齢や容姿からか、彼女の語る夢はある種の笑いすら誘い、辛口の審査員もオーバーに呆れた感じを表現していた。

 しかし、ひとたび彼女が歌い始めると・・・正に天使の歌声・・・観客の心を一瞬に掴んだ。

 最高の賛辞であるスタンディングオベーションとなり、会場は大きな歓声と拍手で湧いた。

 三人の審査員も、その実力を認め、全員が「イエス」の評定を下だし、予選を通過したのだ。


 この時の模様が、You Tube などの動画配信サイトにupされ、1週間で4300万回を超えるアクゼスを記録、全世界から注目される事となった。


 準決勝となるセミ・ファイナルで、ミュージカル『キャッツ』の『メモリー』を歌ったスーザンさんは、決勝戦を前にした緊張からか、時々、音程を外すなど予選の時に比べると、見劣りするとの評価もされていたそうだ。

 参考動画 → こちら

 有名になると必ず、「アンチ」な報道もされるのは、いづこも同じらしい・・・(-_-;)

 あえて、スーザンさんの醜態をさらしたり、「過剰報道のストレスから、決勝出場を取りやめか?」と言った報道もされていたそうだ。


 話題の渦中、イギリスの賭け屋、ブックメーカーでは、それでもスーザンさんを優勝者の最有力候補としていた。


 決勝大会で、なんだか以前より垢抜けした感じのスーザンさんが登場し、予想通り審査員各位も、その歌声を絶賛していた。

 審査員の一人、ピアーズ・モーガン氏は、「この番組の歴史の中で、私が観た最高のパフォーマンスだった。」「あなたが、優勝すべきだ。」とコメントするほど・・・


 決勝大会には、スーザンさんを含め、10組が出場した。

 この番組、歌だけでなく、いろいろなパフォーマンスの登竜門らしい。

 専門審査委員他、一般視聴者による電話投票が行われ、その勝者が選ばれる。

 結果は・・・

 スーザンさんは、残念ながら準優勝、2位となった。

 じゃぁ、優勝は?

 10人の若者によるストリート・ダンスグループ「ダイバーシティ」が獲得。

 スーザンさんを破った、「ダイバーシティ」のパフォーマンスが気になるところ。

 番組公式HPで見つけたw → こちら


 この他、ダイジェストで、結晶大会に参加した10組のパフォーマンスの一部が見られるます。 → こちら 


 優勝は逃したものの、スーザンさんの本格的なデビューなど水面下で進められているようだ。

 純朴な彼女の歌声が、清濁こもごもの情報に揉まれて、色を失わないよう・・・願っている。 

 決勝大会での歌声 → こちら

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