激動の一日 けれど・・・

巡り会うべき人とは
巡り会える

時が来たら
会うべき人とは会える
会わなくちゃ

そんなことを実感する水曜日でした

朝からその時間を気にして
ちょっと落ち着かない私
準備するものを準備して
仕事の準備もして

ランチタイムが始まってしばらく
父が倒れたと電話が
余りにびっくりして
しばし呆然
だって昨日朝私と病院に定期的な検診に行ったばかり
変化なし
落ち着いていて大丈夫
と太鼓判いただいたばかり
なんで？？？
妹が付き添ってくれているので
仕事の切りまでは頑張って
そう言ってくれた
経過の報告があり
一番の危機状態は脱したとのこと
ホッとするも心配
けれどお医者さまや看護師さんに任せるしか無い
ようやく病院へ
話もできるようになっていて
安堵感が広がる
点滴をしながら
様子を見ることに
関係者の皆様に心から感謝です
ありがとうございます

時期に大事な対面の時が待っている
妹に任せて
その場所へ

緊張しながら時を待つ
その間に
今日までの状況をお聞きし
涙がこぼれる

そして感動の対面
15年の月日は
子供だった彼を立派な青年に変えていた
きっと街のどこかで会っても
分からないだろう
今は
この地から離れ
一人暮らしをしているという
思わずＨｕｇした
そして手を取る
彼の手は今の仕事で荒れている
でもこのくらいのことは仕事ですから当たり前です
そう言って笑った彼
今日まで本当に多くのことを乗り越えてきたであろう
私には想像も着かないことが・・・
会ってくれてありがとう
1時間半
じっくりと話をした
彼から出る言葉の優しさに
感激する
思慮深く考えて言葉を話す
反面
どう表現していいのかわからないという言葉も
戸惑うのも無理はない
“家族”を知らなかったので
すごく今嬉しくて温かな気持ちです
そう言った
そして
こうして会えて僕も“家族”というものを感じました
と
今後のことも話をして
帰りは送ってあげたいと申し出た
迷惑ではないですか？
そう言った彼
迷惑どころか
もっともっと話していたい私
こんなに話が通じ合えるとは思っていなかったので
本当に嬉しくてたまらない
彼が私に
聞いてもいいですか？
と問いかけた
その質問は二つ
まさに彼がずっと心の中で
葛藤していたことだっただろう質問
有るがままにこたえてあげたら
ほっとしたように笑顔になった
“生きてきてよかった　今初めてそう思えました”
なんと重い言葉だろう

事実は小説より奇なり
彼の人生の物語はまさにその言葉通り
でも頑張った分だけ
悩んだ分だけ
苦しんだ分だけ
これから素敵な人生が開けれゆくと思う
あなた自身の力で
そうなってゆくと思う

彼との夜のドライブは
何とも温かな時間
嬉しい時間でした
ありがとう
これからこうしてずっとずっと
繋がっていようね
もう一人じゃないよ

“家族っていいですね”
彼から何度その言葉が出ただろう

そのくらい
ごく当たり前に
誰にでもある家族の時間が
感じられない今日までだったのでしょう
帰り際
もう一度彼を抱きしめた
ギュッと思い切り抱きしめた

また会えるの楽しみにしています
私も
会えるの楽しみにしています

ありがとう
　　ありがとう
　　　　　ありがとう

10月5日
今日は忘れられない
大切な記念日になりました

日めくりより

一日の計は朝にあり
志有る者は事竟に成る

ありがとう
すごく激動の
それでいて
温かな一日でした


※注
決して私に秘密の子供がいた
と言う話ではありません
一応念のため