小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

生活機能向上グループ活動加算をする事業所はあるのか?でもやれば、利用したと思います。

2012-03-23 08:58:38 | 弱さへの思考
あと、10日ぐらいで、4月となりまして、
そうなると、改正介護保険法が始まります。

介護予防通所介護において、生活機能向上グループ活動加算というのがあり、
これが、実に単価が低い。
月に100単位(1000円ぐらい)なのです。

これの算定用件というのが、
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生活機能向上グループ活動加算は、自立した日常生活を営むための共通の課題を有する利用者に対し、生活機能の向上を目的とした活動をグループで行った場合に算定できる。また、集団的に行われるレクリエーションや創作活動等の機能訓練を実施した場合には算定できないこと。

生活機能向上グループ活動の準備
ア利用者自らが日常生活上の課題に応じて活動を選択できるよう、次に掲げる活動項目を参考に、日常生活に直結した活動項目を複数準備し、時間割を組むこと。

(活動項目の例)

家事関連活動

衣:洗濯機・アイロン・ミシン等の操作、衣服の手入れ(ボタンつけ等)等

食:献立作り、買い出し、調理家電(電子レンジ、クッキングヒーター、電気ポット等)・調理器具(包丁、キッチン鋏、皮むき器等)の操作、調理(炊飯、総菜、行事食等)、パン作り等

住:日曜大工、掃除道具(掃除機、モップ等)の操作、ガーデニング等

通信・記録関連活動
機器操作(携帯電話操作、パソコン操作等)、記録作成(家計簿、日記、健康ノート等)

グループの人数は六人以下とすること。
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他にも、いろいろ算定用件があるのだが、それはちょっと置いといて。

これとは別に、算定できるものがある。

それは「選択的サービス複数実施加算」というもので、運動機能向上・栄養改善・口腔機能向上の各サービスを2つまたは3つ組み合わせることで、算定される。
2つの場合 月に480単位。3つの場合 月に700単位。
同時に算定はできないので、経営を考えた場合、こちらを算定するのが筋だろう。

では、なぜ、生活機能向上グループ活動加算を作ったのか?これがいまいちよくわからないのだが、
個人的には実にすばらしい。
活動の例を見てわかるように、すべて、「生活上必要なこと」を向上させようというものである。

よく考えてほしい。
何も運動機能や栄養改善したいとは…思う人もいるかもしれないが、
それよりも、洗濯機の効果的な使い方や包丁の操作や掃除の効果的な方法やパソコンの使い方・ipadが使えること=インターネットが使えることのほうが、生きていくうえで大切だと思える。
それを数名のメンバーで和気藹々とした状況で実施することのほうが、精神的にも実務的にもよいような気がする。そして、時代についていくことは、その分生活が楽になることだと思う。

どうも、この報酬を決めた輩は、家事と言うものを馬鹿にしすぎている。

おまえ、やってみろ、と言いたい。

ということで、ケアマネジャーとしては、生活機能向上グループ活動加算を実施している、事業所探しをしたい・できれば、利用してもらいたい、という気持ちもあるのでした。

利用者さんとtwitterやmailで会話できる日が…楽しみだわ。skypeとかで電話したりしてさ。