小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

困難ケースって本当は?

2012-03-14 13:23:28 | 弱さへの思考
ともすると…
介護業界(医療福祉業界でもいい)にいる職員は、「いいことをしている」と思い込み・勘違いする可能性が常にある。
それを戒めてくださるのが(してくれなくてもいいのだけれど)何かと困難なケースといわれる方々かもしれない。
もちろん「ありがとう」とか「いつもすまないね」などという言葉は、とてもうれしい。
それが続くと「あたしってば、ちょっとすごい」と勘違い甚だしい状況になってしまうかもしれない。

その困難ケースでありますが、
たしかに困難。
本当に困難。
何度涙を流したことか…
何度叫んだことか…

しかし、時々は考えを変えることは必要かもしれないと思う。

そんなときに、たまたま、北海道社会福祉士会情報誌No.18(2009年12月)というものの中に、
向谷地生良さんの文章を見た。

内容は省くが、注目したのは、「様々な生活上の課題や困難をかかえる当事者を『問題をもった人』として見ないことも大切である。」
という文章だった。

本人の抱えている問題と支援者(?)側が感じる・捉える問題とは、別々である。

問題を見つめなおす必要があり、
プロ?は、本人の抱えている問題へのアプローチは当然ながら、
加えて、支援側の問題を明確に分けることで、「困難ケース」という呼び名は、減少するような気がする。

おそらく、
すべては「困難」である。困難でないことは、ない。あきらめたほうがいい。
もしかしたら、その困難な状況と言うものが「通常」であって、すべては「困難」ではないのかもしれない。
困難と感じているのは、私たちの側だけ…なのかもしれない。


泣きたいときは、泣こう。そして、好きな人に抱きしめてもらおう。
たぶん、いろいろな意味で、本人たち・当事者たちも、泣いているのかも…しれないから。