今日は、
安全な介護技術(その3)
-----
3.介護技術の基本方針
1)積極的に自立支援する。
2)廃用症候群・誤用症候群による重度化を予防する。
3)重度化による介護困難と介護負担増を予防する。
4)全介助の期間をできる限り短縮する。
5)最後の最期まで人間らしくあるように援助する。
-----
介護技術の基本方針を、下山さんは、このように定義しています。
1)は、「できるかぎり、動かせるところは動かしてもらう」ということだと思います。つまり、起き上がれるのに、某CMでやっている、全介助で起き上がらせる必要なない、ということです。
2)は、廃用症候群(最近では病になっているようで「不活性」なんちゃらと呼んでいるようですが…なんでも、病気にするな!)による重度化は避けたいところです。できることは動く。動物は動くのです。人間もです。そして、誤用というのが1)であらわしたように、できることに介助すると、できなくなります。
3)は、それでも、重度になってしまった場合、介護困難という問題になる前に、介護負担増になる前に、すべきことが介護技術の基本であると認識すべきであると思います。
4)は、「早く死ね」という意味ではありません。急性期における全介助期間の短縮を目指すために、介護技術は存在するのです。
5)は、あたりまえのことですが、「物」のようにかかわらないことです。利用者は人間なのです。自分が物のように扱われたら…嫌でしょう?
ということで、みなさま。
まとめると、
尊厳をもってかかわる。
できることには手出しをしない。よいコミュニケーションとアプローチによる信頼関係を持ちましょう。
ということであると思います。
次回は、「適切な介助法」の箇条書きを。
まだ続きます。
安全な介護技術(その3)
-----
3.介護技術の基本方針
1)積極的に自立支援する。
2)廃用症候群・誤用症候群による重度化を予防する。
3)重度化による介護困難と介護負担増を予防する。
4)全介助の期間をできる限り短縮する。
5)最後の最期まで人間らしくあるように援助する。
-----
介護技術の基本方針を、下山さんは、このように定義しています。
1)は、「できるかぎり、動かせるところは動かしてもらう」ということだと思います。つまり、起き上がれるのに、某CMでやっている、全介助で起き上がらせる必要なない、ということです。
2)は、廃用症候群(最近では病になっているようで「不活性」なんちゃらと呼んでいるようですが…なんでも、病気にするな!)による重度化は避けたいところです。できることは動く。動物は動くのです。人間もです。そして、誤用というのが1)であらわしたように、できることに介助すると、できなくなります。
3)は、それでも、重度になってしまった場合、介護困難という問題になる前に、介護負担増になる前に、すべきことが介護技術の基本であると認識すべきであると思います。
4)は、「早く死ね」という意味ではありません。急性期における全介助期間の短縮を目指すために、介護技術は存在するのです。
5)は、あたりまえのことですが、「物」のようにかかわらないことです。利用者は人間なのです。自分が物のように扱われたら…嫌でしょう?
ということで、みなさま。
まとめると、
尊厳をもってかかわる。
できることには手出しをしない。よいコミュニケーションとアプローチによる信頼関係を持ちましょう。
ということであると思います。
次回は、「適切な介助法」の箇条書きを。
まだ続きます。