小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

アーミッシュの「電気」と「電話」-「アーミッシュの昨日・今日・明日」を読んで その4

2012-08-23 09:21:42 | 弱さへの思考
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アーミッシュの産業は小規模である。
大規模経済は悪魔の罠であり、それはプライドや世俗過大な力となり、名声がもたらされると危惧しているからである。
小規模であれば、コミュニティの活動の軸となり、生活上、冠婚葬祭に出席し、参加・手伝いができる。
ここにも相互扶助の概念が根強い。

ところで、今話題の「電気」である。

「電気に反対しているのではないのさ。テレビジョンやパソコンなど、近代的家電が運んでくるもの全部に反対しているんだ。一度電灯を使ったなら、いったいどこで止められると思うんだい。」
本当に、その通りだ。
311以降、それを目指してもいいと、自分は思う。

1970年代、アーミッシュの機械工たちは、
水圧や空気圧で大きな設備を動かせることを見出した。
本来は電気で動く機器を水圧や空気圧で動くものに改造し、活用している。

アーミッシュの冷蔵庫・ストーブ・温水器・ランタンはプロパンガスを使用している。

そして、今注目は「太陽光」である。バッテリーに蓄電して、小さな電気モーターを動かしている。

どうだろう。
原発推進派が「原発がイヤなら電気を使うな」などとエキセントリックなことを言うが、
電気は必要である。

でも、もし、この手法を活用すれば、「一家に一台、水圧・空気圧機」であれば、
「あぁ、じゃぁ、電気なんていらねぇよ」と言い切れるのではないか?
ついでに、利権まみれの電力会社を破産に追い込めるではないか。
誰も買わない電気。そして、収益は下落。給料も出さなくしよう。

ぜひとも、お金と敷地と技術のある方には、実践して欲しい。自分も、システムが簡易になったら即追従しますので。

「電話」についてである。
電話はアーミッシュと「世界」=悪徳や制度と言ったものを直接繋いでしまう。
家の中での電話使用を禁止した。

(あぁ、日本もこうだったらよかったのに、トトロみたく本家にしかないみたいな…ついでに会社も電話なくして欲しい。飛脚とメールだけ、みたいな。エジソンとベルを恨む)

そして、外に電話ボックスが、ある。
本当の緊急時に使用するのが目的である。

技術がコミュニティの幸せを脅かす結果となる場合、アーミッシュはそれを制限する。

このように、アーミッシュは技術との妥協を真摯に検討し、実践している。
決して「怪しげな宗教集団」ではない。
キリスト教の一派を精神的支柱にして、生活を構築している。
これは、かつての日本の民俗ではなかろうか。

次回最終回で「社会保障」について。

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