宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

宝満山採燈護摩供3

2008-05-27 | Weblog

乳木の加持
長さ一尺の角柱状の乳木(にゅうもく)を
導師(採燈師)が宝剣で刻む所作をして加持し、
三本を続けて燃え盛る護摩壇に投入します。
そうしていよいよ護摩祈祷が始まります。



護摩木の投入
信者や参列者がさまざまな願文を書き込んだ
数多くの添護摩木を山伏たちが次々と読み上げて宝剣で加持し
護摩壇を取り囲んで四方から次々と炎の中へ投入します。
それ以外に、火渡りのオキにするために
不動明王の真言で加持された杉板の束も投入されています。


願文のある護摩木(乳木)の投入


燃え盛る護摩木


破壇の作法

願文のある添護摩木の投入が終わって
炎が落ち着きを見せる頃、
導師が立ち上がって護摩壇の前に立つと
除魔の法螺が鳴らされ、導師は「本覚讃」をとなえ
壇を解く破壇の作法がおこなわれて
組んであった護摩壇が解体されます。

つづく・・・


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