宝満山と白山と厳島大明神
宝満研究の大先輩森弘子さんより
お教えいただいた史料に興味深いものがある。
『厳島大明神日記』がそれである。
神奈川の鎌倉文庫の史料群中にある
鎌倉時代後期のものとされたもので、
『金沢文庫の中世神道資料』というものに
収容公開されているものらしい。
史料の冒頭と思われる箇所に注目すべき記載がる。
「厳島大明神日記竈門白山一躰御事
彼大明神者旅神マシマス、仏法興行ノ主シ
慈悲第一ノ明神也、尺加羅龍ノ次ノ娘
八歳ノ龍女ニハ妹神宮皇后淀姫ニハ姉也、
或卜居於北国白山之禅頂顕妙理権現ト
其徳盛志天利益遍万人、或垂迹於西海竈門之高峰
現妣 宝満其威新志天効験施永代霊威」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/44/6f694bd7a4f73bb4d7c5ea35b56fac7a.jpg)
厳島の明神は八歳ノ龍女の妹である姫神であり、
白山の妙理権現と竈門(宝満)の姫神とは
実は厳島の明神が旅先の場所に応じて変じたもので
その実は一体の神である、
と解説されている。
この繋がりをなんと見るか・・・
つづく
宝満研究の大先輩森弘子さんより
お教えいただいた史料に興味深いものがある。
『厳島大明神日記』がそれである。
神奈川の鎌倉文庫の史料群中にある
鎌倉時代後期のものとされたもので、
『金沢文庫の中世神道資料』というものに
収容公開されているものらしい。
史料の冒頭と思われる箇所に注目すべき記載がる。
「厳島大明神日記竈門白山一躰御事
彼大明神者旅神マシマス、仏法興行ノ主シ
慈悲第一ノ明神也、尺加羅龍ノ次ノ娘
八歳ノ龍女ニハ妹神宮皇后淀姫ニハ姉也、
或卜居於北国白山之禅頂顕妙理権現ト
其徳盛志天利益遍万人、或垂迹於西海竈門之高峰
現妣 宝満其威新志天効験施永代霊威」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/44/6f694bd7a4f73bb4d7c5ea35b56fac7a.jpg)
厳島の明神は八歳ノ龍女の妹である姫神であり、
白山の妙理権現と竈門(宝満)の姫神とは
実は厳島の明神が旅先の場所に応じて変じたもので
その実は一体の神である、
と解説されている。
この繋がりをなんと見るか・・・
つづく