![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/9f/8fec3e70f761cbf1f86fa6a2a1ee905a.jpg)
内山の地元のかたへの取材で
竈門神社上宮のとても古い写真を拝見できました。
写真はどうも漆黒の闇の中でフラッシュを焚いて
撮られたもののようです。
写真の左下には「H.MIYAKOJI DAZAIFU」と陽刻されています。
太宰府三条の宮小路写真館の撮影によるもののようです。
写真を裏返すと鉛筆で次の内容が記載されていました。
「竈門神社上宮
大正元年十月十四日 正遷宮 〃二十三日
昭和七年十月四日 修繕参□(小栗県知事、石田神社局長)」
明治末に焼失していた上宮社殿を復興し
その再興時の正遷宮祭の模様なのでしょうか?
残念ながらこの写真に写っている社殿も
この後、昭和27年に焼失してしまいます。
そして昭和32年にコンクリート造りの
われわれが慣れ親しんでいる現在の社殿に建て替わりました。
写真の古い社殿は拝殿に上がった神官がたの人数からして
かなり立派で大きなお社であったことがわかります。
大正10年にはさらに別棟で社務所が建設されています。
かつての山頂はいかにも神社社地の景観であったことが知られます。