宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

久山町の首羅山遺跡

2010-05-24 | Weblog
ウチでも一昨年見学会をおこなった福岡県久山町の首羅山(しゅらさん=白山)遺跡で
新たな発見があったと報道されています。
29日に現地説明会が予定されているそうです。

 福岡県久山町教育委員会は19日、鎌倉時代に最盛期を迎えた後に歴史から姿を消したため「幻の山岳寺院」と呼ばれる首羅山遺跡で、これまで見つかったものより約100年古い12世紀前半ごろに造られたとみられる建造物の基礎部分を発見したと発表した。

 町教委によると、新たに見つかった基礎部分は、現存する13世紀前半の基礎部分から約1メートル下の地中にあった。一辺が約15メートルの正方形で、開山当時の寺院が立っていたらしい。

 遺跡がある白山(標高289メートル)の山頂部にある「白山神社経塚」は、1109年造営と分かっており、一帯の山岳寺院もこの時期に開山したとみられる。

 今回の調査では、周辺から九州での出土例が少ない「梵字文軒丸瓦」が大量に見つかったほか、石垣の跡も確認された。29日に一般公開される。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100519/acd1005191902006-n1.htmより


(昨年5月の首羅山の基壇建物)


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