![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/a7/44ca834bc2b2be28971948e00a708250.jpg)
■メイン写真
大タワから小金ヶ嶽にかけての岩尾根
■今回のコース
火打岩登山者用駐車場→登山口→鳥居堂跡→大岳寺跡→三嶽→大タワ→小金ヶ嶽→
福泉寺跡→小金口
丹波にあるご当地アルプス多紀アルプス(多紀連山)。
その主峰が三嶽と小金ヶ嶽だ。かつて修験の山として栄えた、岩稜の山である。
この季節は小金ヶ嶽のヒカゲツツジが咲くことでも知られる。
車道が抜ける大タワを起点にピストンする人も多いが、我々は麓の火打岩
(ひうちわん)から歩く、大きな周回ルートで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/8f/cfddcd2b571890989e5f1e27da53be0d.jpg)
民家の脇から登山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4e/66199a249edaea9eccdbc94a992c2194.jpg)
はじめは雑木林の急坂となる。丸山水源地への分岐を過ぎると尾根道に入り、
そのうちアカマツ主体ののどかな里山の趣になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/b7/a7f7df42a6f8299c2cfd6fc0e9ae3c97.jpg)
クリンソウの群生地を過ぎ、鳥居堂跡に到着。大規模な寺院があった名残。
ちなみにクリンソウの花期は5月中下旬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/77/71fbba4ac809c13ad74a27a27e87501e.jpg)
こんな面白い形の木を発見!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1e/bef67cf71f917365d101685505b1cea2.jpg)
大岳寺(みたけじ)跡。
多紀連山は、平安末期から室町末期にかけ修験道行場として栄えた。
それは丹波修験道の中心で「大峰山よりも栄えていた」という表現も残る。
大峰山からの登拝要請に応じなかったため、1482年、吉野の僧兵300人によって
焼き払われたという。
おそらく当時の修験道は各地で独自の進化を遂げ、勢力争いのようなことも
あったのだろう。
修験の世界だけでなく、僧兵が力を持ったり、国一揆が起こりはじめる混乱の時代
ならではのイザコザだったのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/92/a45582be51627b0d035270ecb7828dc9.jpg)
写真ではちょっと分かりにくいが、タムシバが花期を迎えていた。
縦走中、あちこちで白い花を楽しめた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a1/2c22bd073053f7ec8f32c2724731c2f3.jpg)
岩稜帯に出た。こんな絶景ポイントもある!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/1e/afe91cd203b40c369e4bef9c555b0084.jpg)
西ヶ嶽が見える。あっちの方にも修験の行場が幾つかある。
南側には六甲山系や大船山の三角形が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/76/fffd62197c40adfa129bb791bf27c5d8.jpg)
絶景ポイントにて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/85/8166031e79445e11669fbb2b682a3c58.jpg)
急な岩稜をこなし、いよいよ山頂直下へ。
トイレブースが置かれたあずま屋がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a2/071ba02c13b7af61a8a547c90952cc93.jpg)
山頂にあるりっぱな石室。中に役行者と、従者の前鬼、後鬼が控えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/06/8c8fc3a79eb066c81aaa149f333059bc.jpg)
ちょっと西に行くと、電波塔、一等三角点、方位盤がある。
景色を楽しみながら、陽だまりの下でランチタイムとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/05/4921f2fe1d1ce38f296136117bded9fc.jpg)
東へ稜線をたどる。
鼓峠への分岐には、白い石を3方向に配置したケルンがある。
ぱっと見た感じ、鼓峠へ向かうルートは消えかけているように見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/07/dc05d587a5a8ba4dcf3eec3b74b142b4.jpg)
鎖場が出てきた。慎重に、慎重に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6e/c3c0e8df2f88a0204209a9ab7fa463b4.jpg)
そのうちに一直線の長~い階段道になる。こっちの方が疲れる!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/17/e940a805fb22f786dceb758eeff5fef9.jpg)
大タワ(「タワ」の字は山偏に「定」)に到着。修験道場時代の堂跡だという。
広い駐車場とトイレ、多紀連山の解説パネルを設置した休憩舎がある。
また、最近、フォレストアドベンチャーさんがアウトドアアクティビティの
設備を造った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/57/e5b6104cc2b9e665a48b386d87be4819.jpg)
こんな祠もある。明らかに役行者ではないので、弘法大師か理源大師か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0b/30551c28e3e3fa15eddd0be606f36e0f.jpg)
フォレストアドベンチャーの遊具群の間を通り、小金ヶ嶽へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/15/db6ff83ad8f6ef00740b76fe34384e1d.jpg)
小金ヶ嶽までの尾根は岩場が続く。歩くだけでもじゅうぶん面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/85/2b74e55c1a3dadc892a9dc31549834a4.jpg)
鎖場も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/89/edfa14a1a720d542a08ae4c24ad1c3d7.jpg)
慎重に登る。岩質は安定しているので頼もしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/45/e4a15fc4a32903ca5cef9614ae8b2e01.jpg)
振り返る。さっきまでいた三岳が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/9a/d010ef59ff38bc21ef8216d9d37bd44c.jpg)
岩場の途中に咲いていたバイカオウレン。
このあたりに多いヒカゲツツジは、残念ながらまだ咲いていなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/5c/c58ed6d0656b85da0bd38571c21d5653.jpg)
小金ヶ嶽の山頂に到着。「登った」感があるねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/25/2d9a92f4ea944ac37a33394fe7d4295f.jpg)
こちらの山頂にも方位盤がある。大絶景!
西から北にかけては床尾山、大江山、弥山山、長老ヶ岳あたりが見える。
東は京都北山から京都の愛宕山にかけての山並みがズラリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d1/1a4726cc1e4e3498e99320809ce23078.jpg)
山頂を過ぎてもなお、岩稜が続く。
タムシバの花に励まされながら下りる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/17/7b293c6f7676dc990bc43d0e9d426296.jpg)
シキミはたくさん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b8/f8c357c4964fa4fdfb654486732eb629.jpg)
やがて岩場は終わり、また平穏な雑木林、ヒノキ林に変わると福泉寺跡に着く。
「福泉寺」の名は、大峰の「竜泉寺」に対抗して命名されたという。
ここも大岳寺と同じく焼き払われたのだが、来襲に備えた馬駈場や堀割後が残る。
周りの地形をみると、寺というより、むしろ山城っぽい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/03/de94fc24a59aac1c7156f7132bc3f2e4.jpg)
沢筋の道を下る。ところどころ歩きにくくなっている。
途中に、やはりクリンソウ群落がある。この時期に歩いてみるのもいいだろう。
小金口へ下山。村のおじさんがカラスノエンドウを収穫していた。
聞けば、煎ってお茶にするという。初めて聞いた。一度試してみたい。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
大タワから小金ヶ嶽にかけての岩尾根
■今回のコース
火打岩登山者用駐車場→登山口→鳥居堂跡→大岳寺跡→三嶽→大タワ→小金ヶ嶽→
福泉寺跡→小金口
丹波にあるご当地アルプス多紀アルプス(多紀連山)。
その主峰が三嶽と小金ヶ嶽だ。かつて修験の山として栄えた、岩稜の山である。
この季節は小金ヶ嶽のヒカゲツツジが咲くことでも知られる。
車道が抜ける大タワを起点にピストンする人も多いが、我々は麓の火打岩
(ひうちわん)から歩く、大きな周回ルートで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/8f/cfddcd2b571890989e5f1e27da53be0d.jpg)
民家の脇から登山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4e/66199a249edaea9eccdbc94a992c2194.jpg)
はじめは雑木林の急坂となる。丸山水源地への分岐を過ぎると尾根道に入り、
そのうちアカマツ主体ののどかな里山の趣になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/b7/a7f7df42a6f8299c2cfd6fc0e9ae3c97.jpg)
クリンソウの群生地を過ぎ、鳥居堂跡に到着。大規模な寺院があった名残。
ちなみにクリンソウの花期は5月中下旬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/77/71fbba4ac809c13ad74a27a27e87501e.jpg)
こんな面白い形の木を発見!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1e/bef67cf71f917365d101685505b1cea2.jpg)
大岳寺(みたけじ)跡。
多紀連山は、平安末期から室町末期にかけ修験道行場として栄えた。
それは丹波修験道の中心で「大峰山よりも栄えていた」という表現も残る。
大峰山からの登拝要請に応じなかったため、1482年、吉野の僧兵300人によって
焼き払われたという。
おそらく当時の修験道は各地で独自の進化を遂げ、勢力争いのようなことも
あったのだろう。
修験の世界だけでなく、僧兵が力を持ったり、国一揆が起こりはじめる混乱の時代
ならではのイザコザだったのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/92/a45582be51627b0d035270ecb7828dc9.jpg)
写真ではちょっと分かりにくいが、タムシバが花期を迎えていた。
縦走中、あちこちで白い花を楽しめた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a1/2c22bd073053f7ec8f32c2724731c2f3.jpg)
岩稜帯に出た。こんな絶景ポイントもある!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/1e/afe91cd203b40c369e4bef9c555b0084.jpg)
西ヶ嶽が見える。あっちの方にも修験の行場が幾つかある。
南側には六甲山系や大船山の三角形が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/76/fffd62197c40adfa129bb791bf27c5d8.jpg)
絶景ポイントにて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/85/8166031e79445e11669fbb2b682a3c58.jpg)
急な岩稜をこなし、いよいよ山頂直下へ。
トイレブースが置かれたあずま屋がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a2/071ba02c13b7af61a8a547c90952cc93.jpg)
山頂にあるりっぱな石室。中に役行者と、従者の前鬼、後鬼が控えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/06/8c8fc3a79eb066c81aaa149f333059bc.jpg)
ちょっと西に行くと、電波塔、一等三角点、方位盤がある。
景色を楽しみながら、陽だまりの下でランチタイムとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/05/4921f2fe1d1ce38f296136117bded9fc.jpg)
東へ稜線をたどる。
鼓峠への分岐には、白い石を3方向に配置したケルンがある。
ぱっと見た感じ、鼓峠へ向かうルートは消えかけているように見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/07/dc05d587a5a8ba4dcf3eec3b74b142b4.jpg)
鎖場が出てきた。慎重に、慎重に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6e/c3c0e8df2f88a0204209a9ab7fa463b4.jpg)
そのうちに一直線の長~い階段道になる。こっちの方が疲れる!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/17/e940a805fb22f786dceb758eeff5fef9.jpg)
大タワ(「タワ」の字は山偏に「定」)に到着。修験道場時代の堂跡だという。
広い駐車場とトイレ、多紀連山の解説パネルを設置した休憩舎がある。
また、最近、フォレストアドベンチャーさんがアウトドアアクティビティの
設備を造った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/57/e5b6104cc2b9e665a48b386d87be4819.jpg)
こんな祠もある。明らかに役行者ではないので、弘法大師か理源大師か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0b/30551c28e3e3fa15eddd0be606f36e0f.jpg)
フォレストアドベンチャーの遊具群の間を通り、小金ヶ嶽へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/15/db6ff83ad8f6ef00740b76fe34384e1d.jpg)
小金ヶ嶽までの尾根は岩場が続く。歩くだけでもじゅうぶん面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/85/2b74e55c1a3dadc892a9dc31549834a4.jpg)
鎖場も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/89/edfa14a1a720d542a08ae4c24ad1c3d7.jpg)
慎重に登る。岩質は安定しているので頼もしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/45/e4a15fc4a32903ca5cef9614ae8b2e01.jpg)
振り返る。さっきまでいた三岳が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/9a/d010ef59ff38bc21ef8216d9d37bd44c.jpg)
岩場の途中に咲いていたバイカオウレン。
このあたりに多いヒカゲツツジは、残念ながらまだ咲いていなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/5c/c58ed6d0656b85da0bd38571c21d5653.jpg)
小金ヶ嶽の山頂に到着。「登った」感があるねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/25/2d9a92f4ea944ac37a33394fe7d4295f.jpg)
こちらの山頂にも方位盤がある。大絶景!
西から北にかけては床尾山、大江山、弥山山、長老ヶ岳あたりが見える。
東は京都北山から京都の愛宕山にかけての山並みがズラリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d1/1a4726cc1e4e3498e99320809ce23078.jpg)
山頂を過ぎてもなお、岩稜が続く。
タムシバの花に励まされながら下りる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/17/7b293c6f7676dc990bc43d0e9d426296.jpg)
シキミはたくさん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b8/f8c357c4964fa4fdfb654486732eb629.jpg)
やがて岩場は終わり、また平穏な雑木林、ヒノキ林に変わると福泉寺跡に着く。
「福泉寺」の名は、大峰の「竜泉寺」に対抗して命名されたという。
ここも大岳寺と同じく焼き払われたのだが、来襲に備えた馬駈場や堀割後が残る。
周りの地形をみると、寺というより、むしろ山城っぽい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/03/de94fc24a59aac1c7156f7132bc3f2e4.jpg)
沢筋の道を下る。ところどころ歩きにくくなっている。
途中に、やはりクリンソウ群落がある。この時期に歩いてみるのもいいだろう。
小金口へ下山。村のおじさんがカラスノエンドウを収穫していた。
聞けば、煎ってお茶にするという。初めて聞いた。一度試してみたい。
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