Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年1月20日(火) [川上村・井光] 知られざる御船の滝(御舟子の滝)を探索

2015年01月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
幸運にも、御船の滝に虹がかかる

■今回のコース
井光鹿の里(駐車)→岩戸の滝→井光鹿の井戸への分岐(1)→標識のある分岐(2)→御船の滝
→皇塔奥の院(大塔)→井光鹿の井戸→分岐(1)→井光鹿の里



奈良県の川上村・井光(いかり)に、冷え込むと氷瀑となる、御船の滝があるという。
滝好きとしては、ぜひチェックしておきたかったが、併せて登るピークがないため
これまで後回しになっていた。
しかし、よく考えてみるとピークハントが登山のすべてではない。
780座も登っておいて説得力はないが。。。



マイカーで「井光鹿の里(いびかのさと)」へ。舗装林道はさらに北へ沢沿いに
続いているが、冬季はここから先は車両通行止め。井光鹿の里で駐車料金500円を
支払って、ここから徒歩で行く。
大きな案内板には、御船の滝は「御舟子の滝」と記されている。

雪はこの時点で全くない。しかも暖かい。早々に「氷瀑」は諦める。



林道脇の清流と、時折現れる巨岩を眺めながら、奥へと進む。



岩戸の滝(10m)の滝見台に着く。
このあたりから、ところどころに着雪がみられる。



岩戸の滝は水量も豊富、釜も深く、いい感じ。



そこからすぐに最初の標識がある。井光鹿の井戸への分岐だ。
一旦、パスして林道を直進。道なりにどんどん登っていく。



次に現れた標識には、130mで御船の滝、560mで皇塔奥の院(大塔)とある。
ここから左の山道に入る。舗装道の方は地図には記載がないが、まだまだ先まで
続いている。



しだいに雪が深くなる。足元に注意しながら進む。



御船の滝は凍っていなかったが、優美な末広がりのフォルムが美しい。
これは見に来てよかった!!
日が差してきたと思ったら、滝に虹がかかった。なんという幸運(メイン写真)。



滝の両側は急峻な崖。対岸には、滝見台があり、全景が拝める。標高920m前後。
先客は熟年パーティ5人組。意外と人気のコースなのかな?

滝の下から古い踏み跡が奥に続いていたので、これが皇塔奥の院へのルートと
考え、たどってみた。
初めは沢沿いだった道はやがて急斜面をつづら折に上っていくようになる。



倒木帯のところに分岐があり、右をとるとピラミッド状の岩と、
さらに上に尖った大岩がみえた。回り込むと古い石段があり、
皇塔奥の院の小さな祠を発見した。

北側が少し開けていて、枝間からはるか下に御船の滝の上部が望める。
舗装林道も見えた。

この斜面でポケットから地図を取り出したら、一緒に入れていた財布が
ポロッと落ち、雪の斜面を滑り落ちていった。油断していた。
いつもは歩行中は財布はポケットに入れないのに、今日は舗装林道が
長く、登山という認識が薄かった。。。



ちょっと怖かったが、財布にはいつものとおり多額の(嘘)現金やカード類が
入っているので、命を賭して回収しにいく。

さっきの倒木帯の分岐に戻る。「井光へ」という小さな標識がある。
舗装林道を戻らずに井光に戻れそうなので、行ってみよう。
よく手入れされた植林帯の中、桟道も何カ所かある。



廃屋横には「古拝殿」の標識。井光へは3800mとある。先を急ぐ。



やがて山道の幅が広くなってくる。倒木の上に小動物のかわいい足跡!!



窪地の縁に墓石のような形の標石を見つけた。
神武天皇が行幸時に案内人・井光鹿(いひか)と立ち寄ったという
井戸「井光鹿の井戸」だ。残念ながら水は湧いていない。

幅広の林業用の林道と絡むようになる。
往路、最初にみた標識のある分岐が左に見える。ここに合流可能だ。
しかしまだ山道も続いている。
ルートを見失わないように用心深く進むと、ついに杉の伐採地に出た。
突破しようと試みるも、放置された丸太の山に遮られ、とうとう退却。
さっきの分岐に戻り、舗装林道に舞い戻った。

思いがけず登山道を確認でき、大満足で井光鹿の里に下った。
帰りに道の駅「杉の湯川上」でラーメンをすすり、
さらに吉野の酒蔵「美吉野酒造」に寄る。
何種類もの地酒の試飲に、ともちゃんは大喜び。

いろんな発見がある有意義な1日だった。

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