Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年5月14日(木) 京都北山・品谷山、廃村八丁、刑部滝で有頂天に!(2)

2015年05月18日 | 山登りの記録
■メイン写真
2段に落ちる刑部滝


■今回のコース
廃村八丁→(刑部谷)→XX型の滝→奈良谷出合・刑部滝・窟屋→(直登ルート)→
奈良谷ルート出合→(一度、奈良谷に下りなおす)→奥の10m滝→(戻る)→
奈良谷ルート出合→四郎五郎峠への分岐・同志社大小屋前(巨大モミの枯木広場)→
ダンノ峠→(尾根道)→菅原⇒くらま温泉


廃村八丁を少しぶらついてみた。



先ほど渡渉した八丁川の少し下流、飛び石が置かれている。
昔、学校橋がかかっていたと思われる場所で、川を渡ると小さな祠が2つある。
思わず両手を合わせる。



左に抜けると、かつて建っていた京都大学高分子山の会の小屋が無残な残骸と
なっている。廃村後に、新たな廃墟ができた稀有な事例か(なんてね)?

さらに川の下手に回ると、右に鋭角に石段の道が見える。
両側の2本の杭は、かつて鳥居だったもの。



開拓時の関係者の名を記した石碑は倒れて、石段の道に寝そべっている。



この先の階段を上がれば、八丁八幡宮の小さな祠がある。
村を見守る神様だったのだろう。大きく柏手を打つ。

ひと回りすると、さらに当時の村の姿を具体的に思いめぐらせることができた。

ここからは、滝めぐりをして、元の菅原バス停に戻ることにする。

八丁川の上流は、刑部谷と呼ばれる。谷沿いの道を遡る。



途中、アカハライモリのたまり場を見つけた。条件反射的に遊んでしまう。



トラロープが渡された渡渉箇所。沢が増水していると大変になる。



少し先で、S字の小さなゴルジュ気味の地形が現れる。
入口で一旦渡渉し、出口で再び渡り返す。
振り返ると、褶曲した岩の文様が特異で、なかなか絵になる。

3m滝を左から越えてしばらく進むと、次に大きな滝が見えてくる。



10mほどの滝で、一瞬、刑部滝に着いたのかと思ったが違う。
流れをよく見ると、X字が2つ縦に並んでいるユニークな滝。
私的にはXX(ダブルエックス)滝とでも呼びたい。



この滝は左を高巻くが、ロープと朽ちかけの桟橋が付けられている。

刑部谷の本流と、右の奈良谷の二俣に着く。
左に刑部滝の2段の流れが見える(メイン写真)。
滝に近寄り、しばらくマイナスイオンを浴びた。



奈良谷との二俣に戻ると、右の断崖に、大きな窟屋が見える。
ザレ場を上ると、窟屋内部にも入れる。洞窟と言えるほどの奥行きはない。



二俣の真ん中にテープがあり、固定ロープがぶら下がっているのが見える。
シャクナゲの尾根への直登コースだ。
あまり登山地図やガイド本には書かれていないコースで、結構、危険。
一歩でもミスしたら下まで止まらないだろう。

そんなスリルを感じながら登り切ると、狭いシャクナゲの尾根に着くが、
今年は花はない。わずかに咲いていたものも、もう終わっていた。

尾根をしばらく進むと、本来の登山道との分岐だ。
そのまま先を急いでもいいが、一旦、これを下ることにした。
ここも一部、固定ロープの箇所では微妙なムーブが求められる。



奈良谷に舞い戻り、少し上流をサーチしてみたら、10mほどの美瀑に出合える。
この先にも20m滝があるそうだが、この日は時間の関係でここまでとしておいた。



さっき下った道を登り直し、尾根に戻る。先に進むと、しだいに左へ
トラバースし、刑部谷の上流部に下りる。四郎五郎峠への出合である。
踏み跡はやや分かりにくいが、小さな標識がある。



前方は広場になっていて、枯れたモミの大木がある。
左の対岸には、同志社大学の自然環境研究小屋が建っている(非開放)。



さらに谷沿いに上流を目指す。
おだやかな流れが、ちよっと高層湿原っぽいが、
そういえば同志社大学小屋は、元々は八丁平にあって移転されたものだ。

このあたりも自然の樹林が大変美しい。



頭を土に突っ込んで、足をバタバタさせているような木がユニーク。

谷を詰め上がったら、ダンノ峠に戻る。
尾根ルートから下山して、菅原に戻った。
見どころたっぷりの周回ルート。
「廃村」の響きだけで人が集まってくるわけでは、ない。



帰りは駐車しておいたクルマで、くらま温泉の峰麓湯の露天風呂で
筋肉をほぐした。

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