Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年1月14日(水) [大阪の山レビュー] 枚方・国見山、倉治山(北山)を逍遥

2015年01月15日 | 山登りの記録
■メイン写真
夫婦岩の裏手からの眺め。京都方面が一望できる

■今回のコース
国見山は、枚方八景にも選定されている、地元に親しまれている里山だ。
山というには手軽すぎるのもあり、ついご無沙汰してしまっていた。
里山によくあることだが枝道が多く、それらを整理した地図やガイドも少ないので
意外にルートファインディングの面白さがある。



JR学研都市線津田駅から、線路のガード下をくぐる。地元高校生の壁面イラストが
にぎやかでいい。

影見池の角を曲がり、地蔵池の脇を通り、信号を渡る。高層マンション前の直線の
坂道を登り切ると第二京阪道に当たる。



右に100mほど行って小さな川沿いの高速ガード下をくぐる。



左へ100m戻れば国見山の登山口がある。



阪大や森下仁丹の研究施設を左に見ながら、右に国見池が見えると
「津田山案内図」の新しい看板が立っている。
「監視詰所」という、何やらモノモノしい名前の小屋には、地元の里山保全倶楽部の
活動が写真で紹介されていた。

ところどころ風雨の痕が生々しい道を進めば「夫婦岩」と彫られた標石がある。
右上を見上げると立派な岩が並んでいる。
少し先の踏み跡から夫婦岩に上がる。綺麗に整備されている。
里山保全倶楽部のご尽力だろうか。
岸和田の神於山の事例を少し知っているので、頭が下がる思いだ。



そのまま登っていくと、展望台に出る。夫婦岩からの眺め以上にワイド感がある。
西側から北側までぐるっと見える。



さらに進むと、さしたる苦労もなく国見山の山頂に着く。ここからも絶景が楽しめる。
大阪湾、大阪のビル街、六甲から北摂の山々、愛宕山、京都市街、比叡山…
説明板には鷲峰山も見えるとあるが、ちょっと判然としなかった。
ここで昼食のおにぎりを頬張る。



縦走稜線の分岐。左に進めば「いきものふれあいセンター」に行けるが、
今日は右へ。送電線が左に並行して走っている。やがて別の送電線の鉄塔下を
過ぎる。



排水管が登山道に並行するようになると、三角点のある倉治山(北山)に着く。展望皆無。



ワイヤー柵が付けられたザラザラの尾根を下りきれば、自動車道に出る。
ここで下山しては物足りないので、ここから再度、山中に舞い戻る。



つりふねの滝の登山口から、サワガニの小径をたどる。



登り始めてしばらくした右手にあるもみじ滝。水量は乏しい。

野鳥観察用の小屋の分岐では、今日は直進。苔むした石段の道が、なかなか
いい雰囲気だ。



上りきったところが白旗池。右に100m行けば「いきものふれあいセンター」がある。

「いきものふれあいセンター」には、先ほどとは別の団体による森林保全活動の
様子が展示されていた。
2013年は台風の当たり年だったが、8月、9月に続けて大雨にやられ、周辺の
山道がズタズタになった。周辺の地質は細かい砂が堆積したもので、極めて
崩れやすいのだ。これら崩壊箇所を懸命に修復してこられたという。



池を東に回り込み、交野カントリー倶楽部のトンネルをくぐる。
キャンプ場の分岐を左にとり、下山の途についた。

本当はこのあと、途中の分岐から崩壊箇所を確認しに行ったが、
大人の事情で特定の地名は紹介せず、写真も載せない。
それにしても、崩壊のすさまじさには驚いた。
登山道しか歩けないような人が入ったら困惑するだろう。
砂防ダムは砂礫で完全に埋まっていた。

そこから2.5万図に残る破線尾根をたどったが、踏み跡はもはや皆無。
モチツツジの強烈なヤブで、足元はサルトリイバラやノイバラ。
なんとかしのぎ、踏み跡に出たが、えらい苦労した。

最後に下山ルートに選んだ谷筋の道も荒れていた。倒木帯で、踏み跡が完全に
遮られていた。やっと住宅地が見えたらゲートがあり、立ち入り禁止となっていた。
そりゃそうだわ。

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