Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年8月16日(日) 曽爾・長走りの滝と済浄坊渓谷へ、岳友とリバーウォーク!

2020年08月17日 | リバーウオーク
■メイン写真
深い釜をもつ済浄坊の滝(上の滝)


■今回のコース
サンビレッジ曽爾近くの路肩(駐車)→養魚場跡→(入渓)→長走りの滝→(舗装道に上がる)→
目無橋→(再入渓)→済浄坊の滝→小滝群→(林道に上がる)→済浄坊渓谷遊歩道→駐車地


沢登り未満の「リバーウォーク」として以前から目をつけていた済浄坊渓谷に行ってきた。
短い距離の半日行程だが、泳ぎあり、斜瀑の登攀ありと、なかなか面白かった。
もちろん、これらを避けて遊歩道を巻いても、十分に雰囲気は楽しめるだろう。



まずは済浄坊渓谷の少し下流、長走りの滝を探索しに行く。
サンビレッジ曽爾の上手にある遊歩道を下り、車道に出て、少し下って最初の分岐を
左に進むと、養魚場の跡に出る。

横輪川に沿って、堰堤を巻いたところで入渓するが、なんと、水はこれっぽっちも
流れておらず、すべて伏流になっているようだった。
乾いたゴーロを遡る、なんとも妙なスタートだった。

やがて徐々に水流が復活してくる。小さいが魚影もみられる。
留水に近いのでなまぬるく、藻が発生していて、川独特の臭いが強め。
しばらく雨が降っていないから仕方ないか。



左岸(進行方向右側)の切り立った岩壁がすごい迫力。
このあたりは室生火山群で、超巨大だった古大台ヶ原火山の、一番外側の外輪に
あたるようで、柱状節理が珍しい。



今度は右岸が立ってきて、赤いナメが出てきた。
赤い岩なのではなく、水に鉄分が含まれているのだろう。



再び岩がゴロゴロした場所を越えると、いよいよ100m級の長い斜瀑、長走りの滝が
現れる。水量が多い時なら、かなりの迫力だろう。
昔、大蛇が這った跡だという。



滝というものの、斜度はあまりない。



どこからでも登れる感じだ。長走りの滝は、たやすく通り抜けた。



その先の5~6m程度の滝が、なかなかクセ者。
頭から水を浴びて少しかじってみたが、今日は無理をしないと決めているので
断念。土台役の人に濡れネズミになってもらってショルダーで登れば、
おそらく突破可能だ。

長走りの滝の落ち口へ引き返して、車道のほうに急な土手を這い上がる。
車道に出て、目無橋まで陸路を歩く。



目無橋から再び入渓。
はじめはゴーロの歩きにくい、しょぼい流れだが、徐々に水量が増えていく。
上流に向かうほどに水量が増えるとは、珍しい沢だ。

やがて室生火山群らしいナメ床が出てくると、意外に深い釜に腰まで水に浸かったり
するようになって楽しい。



済浄坊の滝の手前で水煙大不動明王に手を合わせる。
このあたりには昔、済浄坊という修験の寺があったという。



済浄坊の滝(下の滝)。エメラルドグリーンの大きな釜が印象的だ。



三脚を立てて一眼カメラで滝を撮影されていた男性に「ごめんね」とことわって
斜瀑を登ってみた。それほど苦もなく登れる。



登り切ると眼前にたちはだかる、次なる深い釜と斜瀑。済浄坊の滝(上の滝)だ。
同行してくれた、泳ぎが得意な岳友のNさん、釜を悠々と泳ぎ渡る。



そのまま、ホールド、スタンスとも乏しい滝を登攀。右端の木の根をつかんで
行けば、さほど難しくはない。(左端は若干、中盤の岩が脆かったが、登れる)



上の滝の落ち口から釜を見下ろす。竜が出てきそうな。。。



さらに上流を詰めていく。





小滝と背が立たないような淵が2~3あり、なかなか楽しい。



ナメ床がゴーロに変わると凡流になる。
林道の橋が横切るところで遡行を
打ち切った。林道を戻り、済浄坊渓谷遊歩道に入って、済浄坊の滝まで戻って
昼食タイム。最後にもう一度、済浄坊の滝の釜を渡って滝を登攀し、
じゅうぶん満足してから下山した。

歩行距離はじつに短いものだっが、酷暑の夏を涼むにはうってつけだった。

なお、済浄坊の滝の釜は背が立たないところがある。着衣水泳ができない人は
ライフジャケットを着用すること。


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