2008年３月１５日（土）、１６日（日）ハチ北のテレマークスキー合宿で地獄の筋肉痛

イエティⅠ島君から、ハチ北でテレマークの練習をしないかと誘いがあった。
気がついたら山岳部メンバーを中心に１３名もの参加となった。

朝５時前に起きて、ハチ北へ車を飛ばす。
このところ暖かい日が続いているが、雪の状態はどうなのだろうか。
民宿で準備を整え、気もそぞろにリフトでゲレンデへ。
質はともかく、雪の量はまずまずで安心。

ところでMr.Dashの板はクロスカントリー用のエッジ付き、いわゆるバック
カントリー型だ。
イエティⅠ島君のテレマークスキーと交換し、初めてこの板を履かせてもらった。
彼はバックカントリー型の細く長い板でも本当に上手く滑る。

Mr.Dashは、去年の乗鞍高原でテレマーク・ターンのコツを初めてつかんだのだが、
テレマークの板で滑ると、たいした力をかけなくても鮮やかにターンが
決まるのには驚いた。
もっとも、急斜面は相変わらず恐怖心が先に立って、うまくいかない。
氷ノ山は、その昔、滑り方も知らないクロカン板で急斜面に挑んで、
あえなく靭帯を切ったトラウマがあるのだ。

今日はせっかくの機会なので、テレマーク講習を受けることにした。
スノー・ドルフィンというスクールがあり、テレマークの達人が揃っているのだ。
イエティⅠ島君も、ここの人たちと積極的に交流して、テレマークをマスターしたらしい。
今日は幸運にも、Ｓさんという、元全日本チャンピオンの人に教えて頂けることに
なった。教え方も超一流で、体重のかけ方、バランスのとり方など、
今までのギモンが次々に氷解していった。本当にタメになる講習だった。


Ｇ嬢の美しいフォーム、決まっていた。


Ｎ尾クンも自主トレでは得られなかった何かをつかんだ模様。

民宿ではカニすきに舌鼓を打ち、みんなで持ち寄った大量の酒に狂喜乱舞した。
Mr.Dashはやはり撃沈。倒れたままの姿で朝、叩き起こされるまで気絶していた。

二日酔いのまま、日曜も朝から練習だ。
今日はイエティⅠ島君はテレマークのコンペに出場するので、板はそれぞれ
自分のものを使う。練習で彼は、弾丸のように旗の横をすり抜けていた。
こちらはバックカントリーの細板では、なかなか思うようにターンが
決まらず、午前中にゲレンデを４往復したら腿がパンパンに張ってしまった。

幸い、タナベスポーツさんがテレマークの板の試乗会を開催していた。
そこで、滑り重視の太板を貸してもらう。試しに滑降。既に踏ん張りが効かない
足腰でも、見事にターンできるのには驚いた。しかも、かなり体勢を崩しても
結構、転倒せずに復帰できるのだ。ヘタクソでも滑れるとはなんという
スグレモノか！　カネが貯まったら買いたいなぁ。

積極的に雪と戯れた今シーズンも、そろそろ終わり。来月にはもう、沢登りの
季節だ。最後にいい練習ができて満足。
それにしても、帰る頃からさっそく、ひどい筋肉痛が始まった。
最近、少々の山行では全く平気だったのに、痛い痛い。