Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年8月10日(土)~13日(火) [北ア]笠新道から笠ヶ岳へ! (行程編)

2024年08月15日 | 山登りの記録

■メイン写真
笠ヶ岳山荘から見た槍ヶ岳と日の出


■今回のコース
8/10 新穂高温泉→笠新道登山口→わさび平小屋[泊]
8/11 わさび平小屋→笠新道登山口→杓子平→新道分岐→抜戸岩→笠ヶ岳→笠ヶ岳山荘[泊]
8/12 笠ヶ岳山荘→抜戸岩→杓子平→抜戸岳→秩父平→弓折岳→弓折分岐→鏡平山荘[泊]
8/13 鏡平山荘→シシウドヶ原→秩父沢出合→小池新道登山口→わさび平小屋→
    笠新道登山口→新穂高温泉⇒ひがくの湯


この8月は北アルプス通いになっている。
その第2弾、笠ヶ岳へ、急登で有名な笠新道からのアプローチで臨んだ。

初日は愛知県の一宮で少し渋滞があったものの、一般道に下りてうまく回避。

新穂高温泉には余裕をもって到着できた。

路傍の花々を眺めながら左又林道を行く。
予定より早めに、わさび平小屋に着くことができた。

2日目、いよいよ笠新道に挑む。4:30からの朝食で、5:20には出発できた。
笠新道登山口で、これからの急登を予想して、ちょっと緊張のお客様たち。

序盤の植生はブナ林。落ち着いた雰囲気がいい。

1時間強、登ったところで樹林が開け、焼岳や乗鞍岳などの姿が見える。

その少し先に、大岩に寄り添うように休憩できるポイントがある。
少し涼しく感じられて、ありがたい。

亜高山帯の針葉樹林帯を抜けると、ダケカンバなどの明るい樹林帯になる。

だいぶ上がってきた。穂高連峰がドーンと姿を現した。

時折、標高を示す古い標識板が、固定されずにそっと置かれている。
これは標高約2,100mにあったもの。

しだいに背の高い樹木が姿を消し、照り返しをこらえながら岩盤の道をたどる。

登山口から4時間弱、あと少し、ここを上がると杓子平だ。

急登を終え、杓子平に飛び出すと、初めて抜戸岳や笠ヶ岳方面が視界に入る。
まだまだ先は長いことを、嫌でも感じさせる雄大な眺めが広がっていた。

杓子平からは、しばらく緩やかに下り、やがて、抜戸岳直下の稜線に向けて
また上り坂に転じる。
昼近くになると、ガスが上がってきた。
眺めは楽しめなくなるが、直射日光が当たらないので却ってありがたい。

稜線を少し越えたところで、笠ヶ岳と弓折岳を結ぶ尾根道に出合う。

笠ヶ岳へ向かう途中、格別の存在感を示すのが抜戸岩。

突然、大きな岩が立ちはだかるが、うまいこと真ん中を抜けることができる。
「抜戸岩」とは、言いえて妙なネーミングだ。

播隆平のハート形の池を見下ろす。

薄いガスが立ち込める中、堂々とした笠ヶ岳が、もうすぐのところに迫る。

すでに賑やかになりつつあるテン場を通り、笠ヶ岳山荘に到着。14:00。
急登とその後の長丁場、皆さん、がんばって頂いた。

荷物を部屋に置いて、空身になって笠ヶ岳山頂へ。
播隆祠に手を合わせ、続いて三角点がある山頂を踏む。

夕刻、部屋の窓から見る槍ヶ岳は、夕日に染まり。それはそれは神秘的で美しかった。


夜は残念ながら、消灯後も小屋外で騒ぐ声(これは注意した)、夜中にトイレに
起きるのはいいが踵をドタドタ音を立てて歩き、扉はバターンと派手な音で開閉する
どこぞの客などで、熟睡できなかった。
山小屋でのマナーは、じつは他人への思いやりに他ならないのだが、最近は目に余る
ことが増えてきた。

3日目の朝。槍・穂高はもちろん、遠く富士山と南アルプスまで見えて感激だ。

笠ヶ岳の山頂もクッキリ。

西側は雲海。笠ヶ岳の三角形の影が映し出されていた。

昨日、歩いた稜線は、薄いガスと朝の低い光が織りなす神々しい世界になっていた。

乗鞍岳と御嶽。あっちも晴れているね。

昨日、ガスの切れ目に見えていた池は、晴れるとまったく異なるイメージだ。

稜線を戻り、抜戸岳の山頂に寄ってみる

槍ヶ岳をバックに、抜戸岳の山頂にて。

目を凝らすと、白山も見えていた。

気温がグングン上がってくる中、眺めを楽しみながら進む。
我々のパーティは、赤、黄、青のザックでカラフル。

秩父平へ向けて、いったん大きく下る。

秩父岩を振り仰ぐ。秩父岩は、数は少ないが登攀事例もあるようだ。

秩父平の下部では、こんな快晴の中だが、幸運にもライチョウに遭遇。

しばらくハイマツの薮こぎとなる。

薮こぎが終わると、開放的な暑い暑い尾根道になる。
軽い熱中症のようになり、不覚にも倒れかけた。本当に暑かった。

大ノマ岳は巻き、大ノマ乗越で早めの昼食を摂って、再び登りに転じる。
弓折岳の分岐で荷物をデポし、弓折岳の三角点を踏む。

1年ぶりの弓折分岐。長めの休憩をとる。
薄い雲がかかってきたため、涼しく過ごすことができた。
今日の宿、鏡平山荘が見える。あとちょっとの距離だ。

ハイカーがどんどん上がってくる。道を譲り譲られながら、鏡平に到着。
まだ昼過ぎ。
計画が甘かったかな。皆さんの元気なら、わさび平小屋まで行けたかも。
自家焙煎の豆を使ったコーヒーフロートを頼んで、だらたらと贅沢な時間を過ごした。
ペルセウス座流星群の極大日前日だったが、雲が出て流星は見えず。

最終日。やや雲が多かったが、鏡池からの「逆さ槍」は楽しめた。

秩父沢横断点で、冷たい沢水に、頭や手足を冷やして英気を養った。

わさび平小屋では、スイカを楽しんだり、ゆったりくつろいだ。

下山後、ひがくの湯で入浴。実をいうと、いつも混雑していたこともあり、
ひがくの湯を利用するのは初めてだ。そのまま食堂でランチを楽しんだ。

帰路、岐阜県の関付近で気温が39度をマーク。
運転席はサンルーム状態で、またもや熱中症になるかと思った。


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