
岩湧山へのノーマルルートは、紀伊見峠から、滝畑に至るルートであることは
明白で、ともちゃんもプロガイドさんの山行のヘルパーとしてこの秋にも辿っている。
そういうこともあり、今回は横谷川・金山谷を復習してきた。
下山路は、ひとひねりしたかったので、鉄塔75からネバシ谷に下り、横谷川に戻るルートにした。
おかげで、なかなか骨のある、歩き甲斐のある山行となった。
扇畑谷の分基点は、シイタケ栽培のホタ木でいっぱい。ここは林道を直進。
林道終点からは沢沿いの山道となる。金山谷の、小さくも清楚な流れ。
布引滝へと示す小さな標識がある。
沢靴のいらないプチ沢登りの、始まり、始まり。
何度となく沢を渡渉しつつも、基本的にうまくルートがつけられている。

1~2箇所、左岸のへつりで緊張させられる箇所がある。
昨日、雨が降ったようで岩が全面的に濡れていて滑りやすい。緊張する。

やがて流れの両側に大きな岩。間を覗くと、右側に洞穴状の淵があった。
ここは右を巻く。
続いて、2段4mの滝。

これを過ごせば、すぐに布引滝だ(メイン写真)。
ものの資料に6mとあるが、落ち口のナメ状の部分も見える。多分10mはあるのだろうな。
実測は登攀装備を携えて、次の機会にしようか。
右手の斜面をジグザクに登り、小尾根に出る。
これをとると、すぐに林道のカーブミラーのところに出る。

通称タツガ岩が向こう側に対峙する。これは、編笠山の北西にあるタツガ岩ピークとは別のところのようだ。いずれ攀じ登りに行きたいと思わせる魅力的なカタチ。

葛城第15経塚は、林道から20mほど入ったところ。ここも地味な場所。

岩湧寺の本堂横で昼食。樹齢400年という杉木立は、それだけで生命力を感じさせる荘厳さだ。
「きゅうざかのみち」から岩湧山を目指す。

その名に恥じない、ものすごい登り坂。冷たい風が吹き抜ける中、一気一気で登ると、汗が止まらない。
途中、若い木ばかりだが小さなブナ群落がある。10本くらいかなぁ。
滅びないで大きく育ってほしいものだ。

ともちゃんが、ループしたユニークな根っこを見つけた。
結局、休憩無しで稜線に出る。山頂はもうすぐそこ。
ポットにいれた暖かいスポーツドリンクがありがたい。

山頂は、曇りの中、思ったより景色がよかった。しかし写真に撮って映えるレベルではない。
長居しても体が冷えるだけなので、先を急ぐ。

鉄塔75の北側、電線直下は最近、伐採されたようで、ネバシ谷への踏み跡はもう判然としない。
結局、地形図とGPSと、頭上の電線を見比べながら、強引にトラバース。
鉄塔76に出て、再び間伐材が放置され歩きにくい斜面を、丸太を漕ぐように進み鉄塔77へ。
ここからは明瞭な踏み跡がある。まず関電道の黒い樹脂製の急な階段を下りる。

さらに下っていくと、前方の岩場からざわざわと音がする。
金属製の橋の下から、イノシシが4匹、左右に飛び逃げていくのが見える。
上部で石を蹴ったらしく、前方でカランカランと落石。
危うくイノシシに殺されかけたが、驚かせたのはこちら。ごめんごめん。
やがて索道のウッドデッキの残骸。前に来たときは、まだデッキの上で休憩できたが、
板が腐って、ところどころ抜けている。もはや危なくて上に乗ることはできない。
じつは岩湧山ピーク直下の北面に、索道の残骸がある。
その行き着く先が、このウッドデッキなのだ。
ネバシ谷は、登りに使うと、そこそこ分かりやすかったのだが、下ってみると、
レベルは一段アップする。初めて歩くところでもないのに、かなり本気でルートファインディングする
ハメになり、おかげで実に愉しく、充実した登山となった。
沢筋をたどるようになって、探検気分は終了。無事、横谷の林道に出た。
ともちゃんも、やっと緊張から解放されたようで路傍のフユイチゴを摘んでは口に運んでいる。
次回はこの近辺のバリエーションポイントも、登攀具持参で行ってみたい。
明白で、ともちゃんもプロガイドさんの山行のヘルパーとしてこの秋にも辿っている。
そういうこともあり、今回は横谷川・金山谷を復習してきた。
下山路は、ひとひねりしたかったので、鉄塔75からネバシ谷に下り、横谷川に戻るルートにした。
おかげで、なかなか骨のある、歩き甲斐のある山行となった。
扇畑谷の分基点は、シイタケ栽培のホタ木でいっぱい。ここは林道を直進。
林道終点からは沢沿いの山道となる。金山谷の、小さくも清楚な流れ。
布引滝へと示す小さな標識がある。
沢靴のいらないプチ沢登りの、始まり、始まり。
何度となく沢を渡渉しつつも、基本的にうまくルートがつけられている。

1~2箇所、左岸のへつりで緊張させられる箇所がある。
昨日、雨が降ったようで岩が全面的に濡れていて滑りやすい。緊張する。

やがて流れの両側に大きな岩。間を覗くと、右側に洞穴状の淵があった。
ここは右を巻く。
続いて、2段4mの滝。

これを過ごせば、すぐに布引滝だ(メイン写真)。
ものの資料に6mとあるが、落ち口のナメ状の部分も見える。多分10mはあるのだろうな。
実測は登攀装備を携えて、次の機会にしようか。
右手の斜面をジグザクに登り、小尾根に出る。
これをとると、すぐに林道のカーブミラーのところに出る。

通称タツガ岩が向こう側に対峙する。これは、編笠山の北西にあるタツガ岩ピークとは別のところのようだ。いずれ攀じ登りに行きたいと思わせる魅力的なカタチ。

葛城第15経塚は、林道から20mほど入ったところ。ここも地味な場所。

岩湧寺の本堂横で昼食。樹齢400年という杉木立は、それだけで生命力を感じさせる荘厳さだ。
「きゅうざかのみち」から岩湧山を目指す。

その名に恥じない、ものすごい登り坂。冷たい風が吹き抜ける中、一気一気で登ると、汗が止まらない。
途中、若い木ばかりだが小さなブナ群落がある。10本くらいかなぁ。
滅びないで大きく育ってほしいものだ。

ともちゃんが、ループしたユニークな根っこを見つけた。
結局、休憩無しで稜線に出る。山頂はもうすぐそこ。
ポットにいれた暖かいスポーツドリンクがありがたい。

山頂は、曇りの中、思ったより景色がよかった。しかし写真に撮って映えるレベルではない。
長居しても体が冷えるだけなので、先を急ぐ。

鉄塔75の北側、電線直下は最近、伐採されたようで、ネバシ谷への踏み跡はもう判然としない。
結局、地形図とGPSと、頭上の電線を見比べながら、強引にトラバース。
鉄塔76に出て、再び間伐材が放置され歩きにくい斜面を、丸太を漕ぐように進み鉄塔77へ。
ここからは明瞭な踏み跡がある。まず関電道の黒い樹脂製の急な階段を下りる。

さらに下っていくと、前方の岩場からざわざわと音がする。
金属製の橋の下から、イノシシが4匹、左右に飛び逃げていくのが見える。
上部で石を蹴ったらしく、前方でカランカランと落石。
危うくイノシシに殺されかけたが、驚かせたのはこちら。ごめんごめん。
やがて索道のウッドデッキの残骸。前に来たときは、まだデッキの上で休憩できたが、
板が腐って、ところどころ抜けている。もはや危なくて上に乗ることはできない。
じつは岩湧山ピーク直下の北面に、索道の残骸がある。
その行き着く先が、このウッドデッキなのだ。
ネバシ谷は、登りに使うと、そこそこ分かりやすかったのだが、下ってみると、
レベルは一段アップする。初めて歩くところでもないのに、かなり本気でルートファインディングする
ハメになり、おかげで実に愉しく、充実した登山となった。
沢筋をたどるようになって、探検気分は終了。無事、横谷の林道に出た。
ともちゃんも、やっと緊張から解放されたようで路傍のフユイチゴを摘んでは口に運んでいる。
次回はこの近辺のバリエーションポイントも、登攀具持参で行ってみたい。