Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

イギリスの馬が、戴冠…/『第35回 エリザベス女王杯』 レース回顧

2010-11-15 00:00:01 | 競馬
昨日11月14日に、京都競馬場で行われた『エリザベス女王杯』。

馬場は「良」発表ながら、内埒沿いは、相当悪そうな馬場だったけれど、最内を突いたイギリスの英愛オークス馬のスノーフェアリー…凄かった。

結果は、以下の様に…。

◎メイショウベルーガ(9番)→2着
○アパパネ(5番)→3着
○スノーフェアリー(6番)→1着(優勝)
▲アニメイトバイオ(12番)→15着
△ヒカルアマランサス(10番)→5着
△セラフィックロンプ(2番)→7着

こういうのを、「予想上手の馬券下手」と言うのだろう。
買わなかった時ほど、成績が良いのはどうして?…。
ただ、3着のアパパネは、「辛うじて」だったから、結果論という見方もできる。

勝ったスノーフェアリーは、遠征慣れしているタフな馬という事だったのだろう。
荒れている内を果敢に突いて、最後の3Fの時計も34秒0と、メンバー中最速だから、優秀と言える。2着以下を4馬身ちぎっての「圧勝」だから、こちらが考えている以上の実力があったという他ない。世界的名牝のウィジャボード並みの活躍が期待できそうだ。

どうもこの後は、日本にとどまって『ジャパンカップ』を使う様だが、左回りコースに変わるし、最後は坂がある長い直線だから、全く別の競馬と考える必要があるので、「次も頂き!」と、早計に結論を出すのは危険とは見る。
しかし、それはともかくとしても、素晴らしい馬だ。よくぞ来日してくれた…と褒め称えたい。

イギリス国籍の馬が、イギリスと所縁ある名のGIレース勝利は、陣営にとっても感慨深いのではないだろうか。

◎に推したメイショウベルーガは、結局2着。
馬場が渋るそうでないは抜きにしても、牝馬限定の「完全ホーム」で、決定的な4馬身差の負けだから、大舞台で勝つのは難しい…という事だろう。
いつまで現役を続けるかは分からないが、最後の3Fの時計が34秒台前半のメンバー中2位だったことを考慮すれば、来年のこの時期位までは、馬券対象内には割って入る実力はあることは示せた…という点で、最低限の見せ場を作ったとは言える。
しかし、「負けすぎ」た感は否めない。

3頭目の牝馬3冠達成のアパパネは、どうも同じ3冠牝馬のスティルインラブと似た末路をたどる様な雰囲気だ。
これも勝った馬から最後の3Fで1秒以上の差をつけられたのだから、『秋華賞』で燃え尽きたかもしれない。
使うレースも慎重に選ばねばならない以上、出るレースは「完璧」に仕上げないと、勝ち負けすら難しいかもしれない。
このレースも何とか馬券対象内を「死守」した感じで、やはり「負けすぎ」た気がする。

▲のアニメイトバイオも、同様。
やはり「早熟」で、ピークは過ぎたと見る。

そんな中、「意地」を見せたと言えるのが、リトルアマポーラだろう。
近走では、地味な重賞でも上位人気することすらなくなってしまったが、このレースの2年前の優勝馬である実力は、あわよくば馬券対象内に入るところだった…という点で存分に示せた。
社台の馬なので、このレースを使うこと自体が今回が最後になるが、見せ場はたっぷりで頑張ったとは思う。

同様に、不気味と見て△1番手に抜擢したヒカルアマランサスも、最後の3Fの時計は3位で、力があるところは示せた。
△2番手のセラフィックロンプも、先行しながら、逃げたテイエムプリキュアと「喧嘩」することなく、平均ペースでレースの展開を作り、最後の直線でも脚色がなかなか衰えなかったという点で、やはり見せ場は作った。
これだけ大舞台で走れば、重賞で馬券対象内に入った実力は、決してフロックではない事は証明できただろう。鞍上の宮崎 北斗 騎手も、確かGI初騎乗だと思うが、ファインプレーだった。

さて、もしプロヴィナージュが出走していたらどうか…と考えると、馬券対象内は難しかったかもしれない。
人気上位馬が、ほぼ人気通りに入線したので、着順掲示板に載れば力を示せた…という内容だったと思われる。


終わってみれば、スノーフェアリーの圧勝ぶりばかりが目立ったが、全馬にチャンスがあったレースだったので、内容は濃かったとは思う。

来週の『マイルCS』は、伝統的に堅く決着するレースなので、これから考えるにしても、正攻法で検討してみたい。

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