Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

巨大ブランド名が遂に…

2008-01-30 07:45:38 | 社会
日本の優良企業として長年君臨してきた、松下 幸之助 が創始者である「松下電器産業」が、遂に「松下 幸之助ブランド」からの脱却を図るとともに、グローバル企業としての地位固めに入ったようです。

パナソニックに社名変更、「ナショナル」廃止へ…松下電器(読売新聞) - goo ニュース

上のリンクから、タイムアウトするまでは記事を読むことが可能ですが、社名を現ブランド名の「Panasonic」に全面的に変更することを、大坪社長が決めたようです。

松下電器産業は、松下 幸之助が亡き後は、その世襲で暫くは動いてきましたが、松下 幸之助の域に達する者が一人としていなかったがために、瞬く間に業績が悪化し、森下社長の時代には、その底辺にまで達しました。

しかし、中村前社長の打ち出した「大改革」によって再び息を吹き返して、現在に至っています。

もう少し突っ込んだお話をさせていただくと、小生の父は、脱サラして企業コンサルタントに転身する前までは、松下系列の会社の社員として属していました。
その父は、本社の内情まで熟知しているので、よくその話を聞かされたものです。

なぜ松下は変われたか―松下電器、再生への軌跡
片山 修
祥伝社

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そんな父が、この本に登場するほぼ全ての人物を実名で知っていることもあって、社会人となった小生に薦めて父から譲り受けて読んではみましたが、確かに「これが「仕事」というものなのか…」と、唸るばかりでした。

現在でも関西では、「松下」のブランドが根強いようですが、グローバルな視点で今後も事業展開していくには、「松下」や「ナショナル」のブランドにすがっていてはスピードに乗り遅れる…という判断なのでしょう。

寂しい気もしますが、遂にこの時が来たか…という思いの方が、現時点では強いですね。


現ブランドをすべて「Panasonic」に統一した上で、社名までブランド名に変更して走ることになった、松下電器産業…。

その行く末を見守りたいと思う、今日この頃です。

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5 Comments

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どうなんでしょうね? (ssay)
2008-02-11 16:10:30
松下とは、少なからず関わっている私ですが、いや、少なからずどころか、一般の人たちに比べれば、大いに関わっていますが(笑)、このニュースを聞いた時は、「どうなんだろうね?」とちょっと疑問に思いました。
いわゆる、白物家電と呼ばれる、冷蔵庫や洗濯機までPanasonicになると言うのでしょうか?Panasinicの冷蔵庫って、何よ?音楽でも聞こえてくるのかしら(笑)?
田舎に強い、Nationalブランドですよ。田舎でじいさん、ばあさん相手にしてこそ、地域の家電屋が昔ながらに生きながらえているわけで、そのじいさん、ばあさん方に、なんて説明すればいいのですかね?もっとも、AV機器は、すでにPanasonicで統一されてはいますが。
世界戦略は、わかる。日本の家電企業もあまりに巨大化してしまったため、世界を相手にしなければ、現状維持ですらままならない。
でも、だからと言って、足元、すなわち日本国内をないがしろにしてはいけません。
松下と言えども、中国製。別に中国製が悪いと言いたいわけではなく、そんなことばっかりしていたら、そのうち中国に技術も乗っ取られてしまうよ。あいつらはそれだけ、したたかなんだから。なにしろ、歴史が違いますよ。
ぼくが松下に望むことは、社名云々よりも、「ものづくりニッポン」の原点に帰って、良いモノを作ってほしいという、それだけです。松下がやらなくて、誰がやる?、と言う位の自負をもってほしいんですよね。
そういう品もあるし、そうでない品の方が多いですが、何か中途半端ですよね。
その辺りの現状を打破したいのかもしれませんが。
(「松下電工」はどうなるのですか?)
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大坪社長の手腕やいかに… (Dancho)
2008-02-11 18:58:31
ssayさん、こんばんは。

貴重なご意見、誠にありがとうございます。

小生も「松下ブランド」の方がしっくり来るので、いわゆる白物家電まで、ブランドが「Panasonic」に変わるのは、どうかな…と思っています。
しかも、本場の大阪・箕面近辺では、未だ「松下ブランド」が根強く残っているとも言われていますから、このイメージの変革は、そう容易いものではないと個人的には感じます。
かなり古いですが、「国電」が「E電」と改称しても、後者が全く市民権を得なかった事と同じになりはしないか…という懸念もありますよね。

「Panasonic」で行く!…という大坪社長の手腕が問われる局面でしょう。
必ずしも、国内の足固めが確固たるものと言えないだけに、余計でしょう。

松下電工さんについては、小生も分かりかねますが、松下グループ会社の中でも優良らしいですから、本体のブランド名変更でイメージダウンに繋がらなければ…と思っています。


先ずはコメントを頂戴したことに対して、心より御礼まで。
返信する
パナソニック町 (振られ飛車)
2008-02-11 22:21:53
前の仕事が京阪沿線だったこともあり、今も月に何度か松下の城下町、守口に行っています。電池工場の所在地なんて守口市松下町です。
お年寄りに知名度を上げるかですが、そこで「水戸黄門」ですよ。ナショナル劇場もパナソニック劇場に、松下電工もパナソニック電工になるのでしょう。
ナショナル住宅がパナホームになったように、パナ電工にナルかもしれません。

幸之助さんが存命なら、もっとスパッと社名を変更していたでしょう。

しかし、ssayさん、JRの葛西(デスノートに書きたい3人の一人)と同じこと言ってますね。
技術のコピーなんてそう簡単には行きません。日本が欧米の技術をコピーできるようになったのは1920年代ですが、安定した品質になって、自分たちのものにできたのは、60年代に入ってからでしょう。
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なるほど (ssay)
2008-02-12 21:12:06
「あかる~い、パーナソニ~ック・・・」って、なんか字余りですが(笑)。
パナソニックの充電ドライバーか・・・。これは、何となくカッコよさそうですが、電工はトイレの便器も作ってますから(笑)。パナソニックのトイレ・・・。パナソニックのエコキュートにパナソニックのIHクッキングヒーターで、オール電化。なんだか、頭がグラグラしてきました(笑)。
カタカナにした時に、名前がちと長いですかね。ソニーとか、短めにして頂ければ(笑)。

確かに、技術を盗むって簡単なことではないから、彼らならもっと効率のいい方法で金を稼ごうとしますかね?以前Danchoさんに紹介して頂いた、レアメタル争奪戦みたいに、技術は面倒だから、資源の方を押さえちゃえって感じ。
けど、13億もいますから、やはり侮れませんし、なにしろ政治力の差は凄いからなあ。なんだか、日本人が苦労して得たものを容易に持って行かれそうで・・・。逆に、日本は政治力なさすぎですよね。
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海外に技術を持っていくこと (Dancho)
2008-02-13 22:53:47
振られ飛車さん、ssayさん、こんばんは。

振られ飛車さんのおっしゃるように、日本もアメリカ他の諸外国から見た場合、1900年代前半は、今の日本が中国を見るような目で見られていたのかもしれません。

ですが、高度経済成長に乗ったのが1960年代ですから、そう考えると40年経っている計算になります。これは鋭い指摘で、そう簡単には技術を持っていかれないように思えてきます。

ですが、一方で、ssayさんの懸念も分からないわけではないんですよね。
中国は、できもしないのに手を挙げる傾向にあって、実際出来上がったものが、見るに耐えないものだったりします。これが小生が前々職で味わった中国の「いい加減さ」でした。これには参りましたね。

何しろ13億の人口ですから、人手の多さにモノを言わせて、簡単に手を挙げて仕事を取るのでしょう。
そういう表現をすると、けしからん…となりますが、真似できない技術は、日本にはあると考えれば、デンと構えていられる気もしています。

レアメタル争奪の件を教訓に生かして、強かに立ち回れば、まだまだ日本もそう簡単には…という気が個人的にはしています。なんだか御二人の良い所取りですが…。

ブランド名に関しては、振られ飛車さんのご指摘の通りになるような気がします。ブランド名を変えても、広告宣伝費なんぞは、たかがしれていると大坪社長は考えているかもしれませんね。

まぁ、小生の父が松下の世界で長年立ち回ってきたので、今度あったら、本件で話を振ってみようと思っています。


先ずは、コメントに対し、心より御礼まで。
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