Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「タイガーマスク現象」で燻っていたものが…

2011-03-25 23:59:59 | 社会
読者の皆様、こんばんは。

管理人の、Danchoです。


今回の「東北地方太平洋沖地震」…犠牲になられた皆様の数が、一人、また一人と、増えていきます。
ご遺体は見つかっても、安置するために必要なドライアイスの在庫が逼迫している…、引き取るご家族がお見えにならない…、火葬が追いつかない…等の理由から、土葬に踏み切らざるを得ない状況になっている様です。

とても悲しくなります…。

犠牲になられた皆様のご冥福を、謹んでお祈り申し上げます。

そして、福島県の福島第一原子力発電所…依然としてシビアな状況です。

海外では、国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル6または7に相当する程…と報じられ。実際、日本では、レベル4から、レベル5に引き上げられてしまっているのは、既報通りです。

今日になって、現場で作業をなさっていた協力会の作業員が、被曝なさったというニュースには、さすがにショックを隠せません。

3号機で3人被ばく、2人搬送…水が付着か(読売新聞) - goo ニュース

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 東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所は24日早朝から、各原子炉の計器類やポンプの機能を回復させる作業を再開した。

 前日夕方に3号機の原子炉建屋から黒煙がたちのぼったため、作業を中断していた。3号機では、協力会社の作業員3人の 被曝 ( ひばく ) 量が多いことが同日午後1時過ぎに確認され、タービン建屋の一部で作業を中止した。3人のうち2人は病院に運ばれた。

 外部電源が中央制御室まで通じた3号機では、仮設ポンプを使って使用済み核燃料一時貯蔵プールへ海水を注入する作業や、真水を炉心へ注入する「補給水系ポンプ」を動かす準備を始めていた。

 被曝した3人は男性で、30代2人、20代1人。3号機タービン建屋地下1階の水が約30センチたまった場所で、原子炉に真水を注入するための電源ケーブルを接続する作業をしていた。3人は、緊急作業時の被曝限度である年間250ミリ・シーベルトに近い173~180ミリ・シーベルトを、この作業で浴びた。放射能を帯びた水が付着したらしい。原発の医師が、放射線でやけどのような症状を示す「ベータ線熱傷」の可能性があると判断。2人を福島県立医大に運んだ。

 東電は、タービン建屋1階、地下1階での作業を中止した。

 1号機では23日、炉心を取り囲む格納容器内の圧力が上昇したため、東電は海水の注入量を増やした。経済産業省原子力安全・保安院によると、炉心を冷やすための海水の注入量を毎分約178リットルから約160リットルに減らした結果、24日午前7時には圧力上昇は止まった。

 1号機の中央制御室では、表示盤への通電が23日に完了しており、他の計器類の復旧作業も進められた。照明も午前11時半に点灯した。

 一方、18日にタービン建屋内で1時間あたり500~720ミリ・シーベルトに達するとみられる高い放射線が認められた2号機では、どこから放射線が出ているかを確かめる手順や、鉛板を使って放射線を防ぎながら作業を進める方法などを検討している。

 5号機では、23日夕から故障していた海水をくみ上げる仮設ポンプを交換するとともに外部電源に接続し、真水と外部電源を使った炉心の冷却を24日夕から再開した。

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今もなお、避難生活を余儀なくされている状況にある皆様に対して、謹んでお見舞い申し上げます。


更新の日付は、明日3月25日としていますが、只今、3月24日、22時25分頃です。

今日も、無事に新たな1日を迎え、ここまでつつがなく過ごせた事に、先ずは感謝です。

一方で、今日に日付が変わっても、緊迫感は増すばかり…。

原乳や、葉物野菜の出荷停止指示に端を発した「風評被害」。
そして、これにたたみかけるように、東京都葛飾区内の浄水場からの放射性物質の検出…。

ここまでが、昨日の話です。

今日になって、埼玉県川口市と、千葉県松戸市の浄水場からも、同じ放射性物質(ヨウ素131)が検出され、東京都23区+5市では、乳幼児向けに、ミネラルウォーターの配給もなされている等、やや「パニック」になっています。

ミネラルウオーター増産へ 工場フル生産、新製品先送り(朝日新聞) - goo ニュース

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 飲料各社はミネラルウオーターの増産に乗り出している。被災していない工場でフル生産を続け、輸入も増やして需要増に対応する。ただ、容器の調達に制約があったり、輸入品が届くには時間がかかったりする問題もある。

 東京都内ではまとめ買いが目立ち、小売店では品薄になっている。コンビニエンスストアのセブン―イレブン・ジャパンは23日夜から、ミネラルウオーターの供給量を増やしてもらえないか、メーカー側と交渉に入った。都内の店では「1人2本」などの購入制限も始めた。

 飲料大手は震災直後からすでに生産量を増やしている。

 サッポロ飲料はミネラルウオーターを前年同期比で8割増産。群馬、静岡、山梨3県の委託工場はフル稼働だ。飲料最大手の日本コカ・コーラは、自社のミネラルウオーターの6工場のうち5工場が24時間のフル生産。サントリーも「天然水 南アルプス」などをつくる全国4工場が被災しなかったため、フル稼働中だ。アサヒ飲料も自社の2工場をほぼフル稼働している。

 各社共通の課題は、計画停電で思うように増産できないことや、ペットボトル容器など資材の不足。資材工場も被災しているという。

 海外からの輸入量も増やす方向だ。伊藤園はフランス産「エビアン」の追加注文をした。船便のため輸送に時間がかかり、届くのは早くても5月になるという。卸売業者の日本アクセスは、カナダ産に続いて、韓国産も輸入できないか検討に入った。

 日本ミネラルウォーター協会によると、昨年の国内販売量は前年比0.4%増の約252万キロリットル。8割が国内産だ。メーカー数は中小を含め約300社あるという。

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こうなると、メーカーの、とりわけ西日本に工場がある「生産ライン」を「フル」に稼働してでも、「飲料用の水」を工面する必要がありますね。

今日も、コンビニエンス・ストアに寄りましたが、一昨日の牛乳に加え、今日はミネラルウォーターの2Lサイズが全くない等、確実に影響が全国に及んでいます。

しかし、私の現在の住まいがある山口県は、蛇口をひねって開けて出てくる飲料水には問題がないので、打撃を受けている皆様への供給が最優先ですから、こうなってしまうのは止むを得ないでしょう。
(逆に、この報道で、「買占め」に走って、山口県でも在庫が逼迫しているとしたら、ちょっと県民のモラルを疑ってしまいますが。)

ただ、少しホッとしたのは、同じ葛飾区の浄水場で、今日になって放射性物質の検出量が規制値以下になっていた事です。
汚染が「恒常的」ですと考えないといけませんが、どうも「一過性」と理解できそうです。

では、その「一過性」の原因は?…ですが、私は、19日~21日の、世間一般の大多数が当てはまる「公休日」に、関東~東北地方にかけて、久々となる降雨があり、大気中に拡散している放射性物質が雨水中に混在し、それを浄化処理した結果であろうと見ています。

したがって、明日になってみないと何とも言い難いのですが、今日、放射性物質の検出が規制値以上だった、先の2か所の浄水場も、規制値以下になっているかもしれません。

ですが、この放射性物質の生活用水への汚染は、福島第一原子力発電所のシビアな状況から端を発していることは、間違いありません。
何人たりとも、原子力発電所にダメージを与えようとしてこうなった訳ではなく、想像を超えた「自然の脅威」が成した事なので、シビアな状態を「喰いとめる」側の皆様には、その「ミッション」を達成すべく頑張って欲しいですし、受身である私達も、「ガード」に余念がない様に生活を営むこと…やはり、これをしっかりやる事でしょう。


ちょっと志向を変えて…。


今回の大震災を受けて、日本中が「頑張ろう、日本。頑張れ、東北。」を「合言葉」に、私も意識している事ではありますが、皆様が「復興」を何としてでも実現すべく、避難を余儀なくされている皆様や、被災された皆様へ届くようにと、救援物資を窓口に届けたり、募金に協力なさっています。
勿論、諸外国からの「援助」も見逃せません。

昨年末から、今年初めにかけて、「伊達 直人」名義で、児童養護施設へランドセルを中心に「援助」の手が差し伸べられていました。

いわゆる『タイガーマスク現象』と呼ばれています。記憶に新しいですね。

その時は…

「一過性で終わってしまうのではないか」

という懸念もあったし、

「一過性に終始するのではなく、継続的ならば良いですね」

という報道もなされました。


今回のこの大震災で、『タイガーマスク現象』の議論は「立ち消え」になりつつあるように見えます。


しかし、そうでしょうか?。私は、少し別の見方をしています。


この現象が「一過性」になってしまいそうな、まさにその時、3月11日14時46分に、「東北地方太平洋沖地震」が発生し、未曾有の大災害に繋がってしまいました。

犠牲になられた皆様に対して失礼ではないか…という思いはありますが、それでも敢えて言及するとしたら、この震災がもたらしたものは、決して「負」の部分だけではない様に思えるのです。

すなわち、『タイガーマスク現象』が全国規模で見られたその時に、実際に行動を起こそうかどうか二の足を踏んでいた、私を含めた皆様の、心の中で「燻っていた」ものが、この大震災で「炎」となって現れた結果として、自然とベクトルが同じ方向を向いたのではないか…とも、思えるのです。

そこから「自分が、今、できること」を真剣に考え、そして、何の躊躇もなく行動に移している…。

そういう、本来私達が持っていた、「本能」とも言うべきものが目覚めた…。

したがって、『タイガーマスク現象』は、この大震災よりも「少し前」に、「本能」が「目覚めた」皆様によってもたらされた事であって、私も含めて、大震災を「リアル」な「現実」として共有できた今まさにこの時に、その姿や形が大きくなって現れている様に思えるのです。

『タイガーマスク現象』と、『「東北地方太平洋沖地震」の援助』と、同じ土俵で議論を繰り広げるには、やや無理があるのかもしれません。規模も違えば、クオリティーも確かに違いがありますし、その「ギャップ」も大きい…。

ですが、ふと思った事です。

やはり、どこかで「リンク」している様に、私には思えます。
決して、「立ち消え」ではないと…。

で、なければ、治安の維持が難しい途上国の様な「略奪」が容易に起こって不思議ではありません。
しかし、「国」の単位で、一定の「モラル」は守られており、それを諸外国は評価して下さっています…。

その「本能」は、尊重されるべき…と考えます。

そして、それを少しだけ「誇り」に思って、前を見る…それが重要ではないかと思います。


数日前から繰り返しになり、恐縮ですが、「明けない夜」はありません。
必ず「春」はやってきます。

今日も、通勤途中にある、路肩の傍の菜の花畑で、咲き誇る菜の花の香り…心地良かったし、ハクモクレンも見頃を迎えようとしています。

だからこそ、希望を胸に、インテルで大活躍中の長友 祐都 選手の様に、拳を天高らかに突きあげ、心を一つにして、少しずつですが、前に進み始めてはいる、「復興」という二文字…これを必ず実現させるという、強い気持ちを持ちたいと思います。

第83回選抜高校野球大会 選手宣誓 (創志学園 / 野山主将) 2011年3月23日


昨日開幕した、第83回選抜高校野球大会の開会式での、岡山・創志学園の野山主将の選手宣誓…素晴らしかったですね。感動しました。永世に語り継がれるべき内容だと思います。

私も、この宣誓に恥じない様に、皆様と一緒に頑張ります!。


末筆ながら、未だ行方不明になられている皆様のご無事を、願って止みません。そして、拙文であります事、ご容赦下さい。お詫びも申し上げます。

長くなり、まとまりがありませんが、では…。

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