Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

マスメディアが発信するダイエット法に思う事

2007-01-21 14:19:03 | 健康・福祉
『正月太り』…これを悟った小生は、このブログを立ち上げて間もない1月10日の投稿記事にも書きましたが、とりあえず健康食品などに頼らずに、通勤を徒歩に変えて努力中です。

毎週日曜日のフジテレビ系列で放送される『発掘!あるある大辞典Ⅱ』で、今年初っ端の特集で「納豆ダイエット」を紹介したとか…。
実は、放送された事事態今まで気付かなかったのですが、今朝の新聞を見て『納豆ダイエットは“捏造”』との記事が掲載されてビックリしたと同時に、「えぇ~またかぁ~」という感じがしました。
競馬の予想のために、コンビニでスポーツ新聞(日刊スポーツ)を調達しましたが、1面がスポーツの話題ではなく、本件だった程、凄い事になっています。

確か、昨年のゴールデンウィーク明け位にも「似たような事があったよなぁ~」とぼんやり思って、小生が頼りにしているサイト『All About』に行って調べたところ、『白いんげん豆ダイエット法』で、体調を崩した方が大勢いらっしゃった事が報道されたのを思い出しました。
このダイエット法を紹介したのも、確かTBSだった様に記憶しています。

昨年流行語にもなった『メタボリックシンドローム』が浸透し、危機感を抱いた消費者の方々が、ショートカットでこれを回避できる方法へと流れるのは、ある意味仕方がないと思います。
「楽して得を得たい」という心理は、誰しも必ず一度は抱くと思いますし…
ですが、問題なのは、TBSの白いんげん豆ダイエット報道の時の教訓が、全く報道各社に活かされなかった…という点です。

今回の『納豆ダイエット』も、関西テレビ側は「納豆にダイエット効果があるという学説があるのは事実」として紹介に踏み切ったようですが、架空の実験データーを紹介しておいて、そのコメントはいかがなものか…

確かに納豆や、いんげん豆といった『豆類』には、小生も学生の時に参加した、とあるシンポジウムで、ある女性の先生の
「大豆には『イソフラボン類』が豊富に含まれていて、その化学構造が女性ホルモンと似ていることから、女性特有の疾病の予防や治療に有力と思われます」
というプレゼンを聴講しました。
その後も時々同じ事を耳にしたり、学術文献でも散見されます。
どうもこれは正しいようです。

番組では、「納豆に含まれるイソフラボン類が体内の特定のホルモンを増やしてダイエット効果を生む」と紹介した様です。
しかし、そのイソフラボン類が、どういう作用機序で、『“特定の”ホルモン』を体内で増加させ、ダイエットに繋がるか…という点が実に曖昧です。

専門的に語ると(一応薬学部卒で、薬剤師免許も持っていますので)、薬になったり、ヒトの恒常性を保つ成分がその効力を発揮するには、体内の、どの臓器の、どの細胞の、どの酵素(タンパク質等も含む)や受容体などと、どのように相互作用を示すのか…といった様な、“作用機序”が必ずあります
作用機序が分かっていれば、今回のダイエットだって、科学的な根拠は説明できて良いはずなのです。
逆に、それが現時点で分からないものが、“研究の対象”になります。

今回の報道は、その点では“勇み足”だった…と言われても、仕方がないのかも知れませんね。

不二家や雪印の件でもそうですが、生活の営みに直結する食品に関する報道は、特に慎重を期すべきと考えます。
我々消費者は、やはりテレビや新聞で報道される情報に依存せざるを得ないですし、情報入手手段のファーストチョイスなのですから、なおさらですよね

納豆には全く罪がないのですから、ここは報道した関西テレビには猛省していただき、報道関係各社も、これを教訓に、社会の混乱を招かないような配慮をしていただきたいと願うばかりです。

小生の『正月太り』撃退へのチャレンジは、徒歩通勤の継続で、これからもガンバリマス

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2 Comments

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納豆 (振られ飛車)
2007-01-21 18:47:46
納豆食べるくらいなら、死んだほうがマシだと思ってますので、納豆が売れてゆくのをあきれてみていました。

でも、豆鼓は食べますが。
返信する
実は小生も… (Dancho)
2007-01-21 19:40:43
実は、小生も納豆はダメです。
食べず嫌いですが…チャレンジできない…。
返信する

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