BES大山(鳥取)

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大神山神社が遠い訳

2008-04-24 09:01:38 | 歴史・文化
大山寺に来れば、大山寺、頑張る人は足を延ばして大神山神社

博労座駐車場からは大山寺山門まで徒歩15分(約800m 舗装された上り坂)
大神山神社はそこから更に20~30分(約700m 日本一長い自然石の参道)

大山寺に関しては、周囲が閑散としているのと、
勾配のきついため、平坦部を歩くよりも、長く感じる
…と、いったところでしょうが。

大山寺も大神山神社も、実際に歩いて行ってみると良く分かりますが、
距離が離れたところにあるのにも一応理由があります。

そもそもの大神山神社の始まりは、
修験者の道場として、簡単な礼拝所が設けられたことから始まります。

大山中腹、海抜998m の地点へ登り、そこから大山頂上を直接遥拝して、
大山そのものを御神体(神の宿る山)として崇めた場所が大山字中門院です。
今の形、神社らしくなったのは平安時代になってから。

大神山神社

ちなみに大山は夏宮、米子市福万にあったのは冬宮ですが、
冬宮は広大な土地の維持することが出来ず、荒廃していき、
ある氏子の神夢に従って承応二年(1653)に尾高に遷宮し、現在に到ります。

明治8年には廃仏毀釈により、中門院谷に鎮座する
大智明権現社、大山寺号は廃絶されました。

その後、大智明権現社から地蔵菩薩を取り除き、
大日堂(現在の角磐山大山寺、明治36年)に移したため、

大智明権現社は大己貴神を祀る大神山神社奥宮として復活を果します。
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今日8時の気温は10度。天気は雨~曇。少し霧が掛かっています。

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