BES大山(鳥取)

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大山寺の掟

2008-04-16 10:37:59 | 歴史・文化
寺や神社、道端などで、よく見かけるお稲荷様や狛犬を見かけます。

お稲荷様と言えば、キツネ。
キツネ:哺乳綱 ネコ目イヌ科 キツネ亜科 キツネ属 に属する動物の総称

でも今回説明するのは、動物のキツネではなく、

通称(愛称)「お稲荷様・お稲荷さん」
正式(?)名称「稲荷神、稲荷大明神」について。

稲荷神は漢字の通り、穀物の神の総称です。
そして、狐は稲荷神の使い、あるいは眷属であるとされました。

古くから里山に棲息し、人と遭遇する機会が多かった
生物であったことも、神の使いとされた背景にあるようです。

他には、宇迦之御魂神((穀物の神)の別名、
御饌津神(みけつ)→三狐神から来た…などの説も

下山神社のお稲荷様

下山神社(大神山神社の境内)もキツネに関係しますが、
これについては犬と狐(2006.10/11)を参照。

大山寺独自(?)の掟の一つ、「犬を飼ってはならない」と言われたのは、
犬とキツネが仲が悪いため…とされていますが、
よく見てみれば何故か同じ境内の中や大山寺のすぐ下に居ます。

門のすぐ横と、大山寺下の御茶屋さん

そして以前、他の地域に比べれば少ない。と書いていますが、
ここ数年で更に犬が飼われて増えています。
神と動物は違う、もしくは些細な事…と、言うことでしょうか?

こういった掟は不殺生戒(殺生をしない。命を大事にする)から始まり、
不偸盗戒、不邪淫戒、不妄語戒、不飲酒戒など、

約250種類ほどあり、僧はより厳しい戒律を
守る事を目標に修業に励んでいたそうです。
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今日8時の気温は16度。10時30分現在、15度。天気は晴れ。
風が少し強くなっており、実際の気温よりも若干低く感じます。