雨の日曜日。
カミさんがヘッドに少しガタが出てると言うので、
増し締め、チェックなどしておりましたが、
その時、ブレーキのアジャストボルトが折れているのに気がつきました。
■矢印。
ここは前にも曲がった所。
折りたたむ時や、無造作に車のトランクに入れたりしているとでありましょう。
■左が折れたパーツ。
交換パーツがないので、以前曲がって交換していた右のパーツを、
とりあえず戻しました。
■このパーツ、買っておかなくちゃとネットで探したら、
ユニットとしてのみ(赤丸のパーツ一式)売っていたので、
何個か注文しました。
「Cable Adjusting Bolt Unit」という名前で、1ユニット600円弱。うぅ。
赤矢印のボルトだけでいいので、
それを300円とかで売ってくれたらありがたいのだけれど、
まぁ仕方がないところであります。
気持ちの良い宿で、朝ご飯を普通の時間に頂いた後は、
昨日のやり残し、冠着山に登るために、車で登山口まで行きました。
■よく整備された気持ちの良い道。
■「お山まいりはつろうござんすが、御苦労さんでござんす。」
今村昌平監督版の映画「楢山節考」の、
お山まいりの作法を一同が口伝する痺れるシーン。
原作は山梨県境川村がもと、ロケは長野県小谷村ということでありますが、
ついこれを想像しながらの山登りであります。
■冠着山(姨捨山 標高:1252m)の山頂。
南方面に開けた展望。雲でアルプスなど遠目の山は見えませんでしたが、
すこぶる見晴らしがいいのであります。
■北方面がまた善光寺平が一望であります。
昨日見た、赤矢印の姨捨の棚田、青矢印の森将軍塚古墳を、
更に上から眺める楽しさ。
下からは山頂に樹木が茂っているように見えたので、
この展望は予想外の喜びでありました。
お手入れに感謝であります。
■気持ちの良い山頂で、たっぷりのんびりしました。
■木下恵介監督版の映画「楢山節考」で描く山頂の雰囲気は、
この冠着山の山頂に似ているように思いました。
もちろん骨がごろごろしているようなことはありませんけれども。
して、もともとの予定では朝から上田に移動し、お城から、
ため池の多い塩田平をぐるぐる回り、
ハイライトの別所温泉でザブン&ゴーでしたが、
山を下りたらダイレクトに別所温泉に行きました。
■将軍塚古墳。
■北向観音参道。
■奥で陽射しを受けて光っているのが、
安楽寺にある国宝「八角三重塔」。
屋根の葺き替えや双輪の補修が近年に行われたとのことであります。
■温泉街の奥に上がり、
■上田紬のお店で、
■カミさんが国指定伝統工芸士作の小袋を買っておりました。
90歳で今はもう作られていないということでありました。
■やっぱり饅頭は箱で買って食べて、
■大湯で汗を流し(カミさんだけ)、
■温泉街をぐるぐるして、
■戻り道。
■駅にはたくさんの人が。
■車で上田菅平ICに向かう途中、古墳の看板を見つけて、
寄ったのであります。
■大蔵京古墳。
■「みだりに登ることを禁ずる」と書いてあります。
みだりに......。
(1)分別なく行うさま。
(2)正当な理由や資格もなく行うさま。
あぁ。
実際は草が生い茂っていたので、登れる状況ではなかったし、
無理に登ったとしても、墳丘の形がわかる感じではなかったのでありますが。
■それにしても、見晴らしのいい場所に古墳はありました。
この後、高速に乗って無事に帰宅いたしました。
して、御嶽山が大変な事になっておりますね。
■姨捨の棚田。
有休を頂いて戸倉上山田温泉に行ってきました。
スキーや登山のため志賀高原や妙高方面に行くたびに、
通り過ぎる場所でありましたが、冠着山を含めて、
一度のんびり走ってみたいと思っていたのであります。
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■朝、宿泊する宿の駐車場に車を置かせていただいて、
温泉街をツルッと一回りしてから出発であります。
■千曲川沿いを走り、
■森将軍塚古墳。墳長100mの前方後円墳。
葺石も整備復元されて、当時の姿ということであります。
見晴らしのいい尾根に築かれていて、善光寺平が一望であります。
■後円部からの見晴らし。
善光寺平南部の周囲を取り囲む尾根の頂部に、
同規模か以下の前方後円墳(赤矢印)がいくつかあり、
興味深い場所でありますが、今日は我慢であります。
■陪塚からの後円部。平野部から見上げる側(右側)に比べ、
地形の影響を受けた痩せた左側。
■整備工事中でありました。
この古墳は自転車では上がれず、ふもとに併設された古墳館からの、
マイクロバス往復か徒歩のみでありましたので、
古墳館観覧&往復バスのチケットを購入しました。
古墳館では、巨大な竪穴式石室の精密模型等をじっくり観察したので、
想定していたより時間を費やしたのでありました。
■りんごの実がいい匂いの道を通り、
■稲荷山駅。
■周囲を走って、
■八幡宮古墳を通り、
■姨捨手前から山に登り始めました。
■コスモス。
■細かい尾根をいくつか乗り越したら、棚田が見えました。
右奥のピークは冠着山(姨捨山 標高:1252m)。
■姨捨駅直下。
■白黒は木下恵介監督版の映画「楢山節考」の最後、
姨捨の話も今や昔というラストシーン。
駅でのんびりしました。一本スイッチバックを観察したりして。
予定では、棚田を見た後、聖高原から一本松峠経由で、
冠着山の肩に上がり、自転車を置いて登頂して、
四十八曲峠経由(崩落で通行止でした)で戸倉上山田温泉に、
戻るというものでしたが、ここまで時間がかかっておりますので、
冠着山はやめて、棚田ぐるぐるに切り替えました。
■わぉ。
■棚田ウンヒルであります。
■ぐるぐる。
■止まって見上げた棚田。
一気に下ってしまうのはもったいないので、登り返したりしながら、
縦横無尽に思える棚田の道を走るのであります。
■吹きあがある風がまた気持ちいがいいのであります。
■ぐるぐる。
■ぐるぐる。
■ぐるぐる。
■姪石に向かう道。
■棚田の端。更科川手前。
■クルミの木の下で休憩。
■そこから眺めた姪石と棚田。
■長楽寺の姨石(右)と樹齢1000年のカツラ(中央)。
■田毎観音。
■姨捨の棚田を満喫して、千曲川左岸を抜けての戻り道。
高い位置をキープしながらであります。
■雄沢川越しの冠着山。
カミさん正面の手前にある独立ピークは堂城山でいいのじゃろか。
■彼岸花咲く田んぼの道。
■温泉街に戻ってきました。
■こっちもぐるぐる。
■ぐるぐる。
■温泉資料館を見た後は、宿に入り、
円形の石風呂で 3周ぐるぐる泳いだ 汗を流したのでありました。
優しいお湯に感じました。
■して、温泉宿の夜は更けていくのでありました。
■おまけ。
途中で見かけた無籍動物。大小2体あるうちの小。
大は見つからないそうなのでありますが、なんじゃろか。