横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

オステオパシーの理論と実践

2010年06月30日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーと呼ばれている治療法にて施術をしています。


そのオステオパシーの原理は

人体構造の科学である解剖学と、機能の科学である生理学

そして病気・疾患の科学である病理学を基礎にしています。


全関節の可動域は、ある範囲内になければならなし

それぞれの靭帯に掛かる張力は、一定以下の強さに収まっていなければなりません。

筋肉・筋膜は限界を越えて、緊張や収縮をしていてはならないし

それぞれの腺は過剰に活性化していてはならない。

それぞれの神経は正しく伝達され、且つ刺激に対して過剰反応を起こしてはならないし

それぞれの血管の運搬能力は、生理範囲に収まっていなければなりません。

それぞれのリンパ管には生理的機能の限界があり

そのリンパ腔の広さも正常な範囲に収まっていなければなりません。


全ての体液や細胞の機能にも、また正常な範囲が存在しています。

それ等に過不足があったり、機能が妨げられてしまったりした場合に

人体には「病気や疾患、障害」が引き起こされる事になると考えられています。


オステオパシーの診断の基本原理は

その正常な機能を妨げている要因を見つけ出す事にあります。

そして触診技術・治療技術の全ては

その要因・原因を調整し、正常化を促す事にあります。


身体内の構造・張力・圧力を正常化し

組織・体液・細胞が、身体の内外からの刺激に対して適切に対応出来る様に

それ等の状態を、正常な範囲内に戻す事に、全労力を注ぐ事に尽きると云えます。


治療室cureで私が施術にあたる際に、最優先をしているのは

このオステオパシーの理論原理と、それに則った施術の実践です。

構造と機能は、相互関係にあります。

機能障害は構造の異常にその原因を見つける事が出来ます。

治療室cureでのオステオパシーの施術とは、その構造の異常を見つけ調整し、正常に戻していく事で

身体の機能を正しい状態に促していく事にあると云えます。

身体の全ての機能が正しく働いている状態こそが、身体の自然な状態であり

自然で健康な身体であると考えています。


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オステオパシー 〔坐骨神経痛〕

2010年06月29日 | 適応症状
治療室cureでは

骨格調整を主にした手技療法・オステオパシーでの施術をしています。

関節の可動域が減少し、歪みが生じている所を弛めていき

可動性を取り戻す事で、血流や神経伝達を正常な状態にしていきます。


関節に付着する靭帯が拘縮し、その関節を通る神経を圧迫し痛みや痺れが発生する事は多くあります。

よく現れる症状としては、坐骨神経痛というのがあります。

坐骨神経痛とは坐骨神経が圧迫される事により生じる痛みや痺れの事を云います。

主な症状の部位は臀部(お尻)から足にかけての痺れや鈍い痛みで

症状が重い人は膝から足の指先まで痺れる事もあります。

痺れや痛みは鈍いものが多いのですが、時には激痛を伴う事もあります。

気圧が下がり雨が降る前や台風の前などに症状が悪化したり、体の向きや動作によっても症状が悪化しますが

常に症状のある状態が続くのが特徴です。


こんな特徴のある坐骨神経痛ですが、その原因は坐骨神経の長さと太さにあります。

坐骨神経は人体の中で最も長く・太い神経です。

それだけに腰・臀部・足の色々な部分で圧迫される可能性が大きく、坐骨神経痛の原因の一つにあげられます。


また坐骨神経痛の原因の主なものは

加齢によって筋肉や靭帯やが老化し、拘縮してしまう事で神経を圧迫してしまったり

最近では、若い女性の方にも多くその症状が見られ

原因としては、長時間のデスクワークや運動不足という要素が加わって

腰への負担が掛かり易い現代の生活習慣・環境が挙げられています。


急に激しい痛みで坐骨神経痛が起こる事もあります。

この様な場合には2~3日は最低でも安静にして横になる事をお勧めします。

痛みがある程度治まったら専門医である整形外科での受診をする事が大切です。

自分の判断で無理に体を動かす事は椎間板ヘルニア等の、更なる疾患に繋がる事があるのでお勧めしません。


坐骨神経痛の治療法には整形外科によるものの他にも、鍼灸指圧・カイロプラクティック・整体などがあります。

坐骨神経痛の症状の程度と治癒過程の時期によって、自分に最適な治療方法を選択する事が良いでしょう。


そして、何よりも大切な事は坐骨神経痛にならないように予防する事です。

そして坐骨神経痛に一度なった人は症状の悪化、再発を防止するために予防をする事です。

坐骨神経痛の原因から考えた予防は、まず腰の部分のストレス軽減です。

デスクワークの多い人などは特に水泳や水中歩行・散歩や軽い体操・ストレッチ・ヨガ等で

腰の部分の筋肉のストレスや疲れを取り去る事が大切です。

オステオパシーやカイロプラクティック、マッサージ等の手技療法を定期的に受けたり

普段の姿勢を気を付ける事も、坐骨神経痛の予防にはお奨めです。


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新陳代謝

2010年06月25日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという、手技療法を施術しています。

オステオパシーでは脊柱を中心に、身体の全ての骨格・関節を調整していき

その事によって、全身の血液の循環を促していきます。

関節部分が歪みを生じると、そこの部分の血流が滞り易くなります。

関節の歪みを調整する事で血の流れを正常にし、全身の新陳代謝を計る訳です。


新陳代謝とは、古いものが新しいものと入れ替わること自体を指します。

主にこれは、健康や美容関連の意味で用いられて

身体の中の細胞が以前のものと新しく交換される過程の意味で使われています。

具体的には、汗をかく事・血流が良くなる事・肌の細胞が綺麗に再生すること等が挙がります。

ここで云う代謝とは、身体の細胞の生まれ変わりを表現する言葉になっています。

新陳という言葉が新しく入れ替わる意味になっていますので

新陳代謝は人間の細胞の(全身の)入れ替えを行う活動という事になります。

人間の細胞は一般の大人で全て合わせて60兆個もあると云われています。

この細胞が新しいものに入れ替わっていく活動が新陳代謝ですが、この周期は部位によって異なります。

肌の細胞は28日周期で、心臓が22日周期、胃腸の細胞は5日あまりで再生するようです。

周期が長い部位になると、筋肉・肝臓などは約2ヶ月間の周期で、骨の細胞なら3ヶ月周期という期間になります。

この周期の考え方から見ると

新陳代謝が正常に働いていれば人間の身体は3ヶ月もするとまったく新しく生まれ変わるという事です。

新陳代謝活動は年齢が若い時ほど活発に働くという特徴があります。

この事は子供の身体を見ているとよく分かると思います。

子供は、肌の色も若々しくて、怪我をして傷を負っても再生するのが早いですね。


また、この新陳代謝が良いか悪いかは同じ年齢でも個人差があるようです。

正常に新陳代謝が行われていると

身体の疲労も回復し易く、病気にもなり難い、快調な調子を長く維持できる等のメリットがあります。

反対に新陳代謝が良いサイクルで行われていない場合は、血行が悪く老廃物が身体に溜まりやすい

お肌などもシミ・くすみなどで荒れ気味になる

怪我や病気にかかると治り難い、肩こり・頭痛なども併発する等の悪影響が起こりがちになってしまいます。


オステオパシーの骨格調整によって、滞りがちな血流の状態を改善する事で

基礎代謝も上がり、身体が自然な状態になっています。

常に身体が新陳代謝を繰り返し易い状態にしていく訳です。


自然とは読んで字の如く「自らが然るべき」姿の事です。

自然の樹々の緑が瑞々しい様に

人間の身体も新陳代謝の活発な自然な姿というのは、瑞々しく活き々きとしているものです。


オステオパシーの施術で新陳代謝を促し、瑞々しい自然な身体を取り戻してみては如何でしょうか。


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オステオパシー 〔更年期障害〕

2010年06月24日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体にした、手技療法を施術しています。

脊柱を含めた全ての骨格を調整する事で

身体が本来持っている自然治癒力を高め、痛みや不調の改善を促していく自然療法です。


痛みや不調も、原因の解りずらいものもあります。

病院での検査でも原因が特定出来なかったり、大まかにしか診断出来ない症状もある様です。

女性の更年期障害による様々な不定愁訴なども、なかなか診断基準が難しい様です。


更年期とは

女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し

女性ホルモンが欠乏した状態で体が安定するまでの時期を指します。

具体的には、閉経をはさんでその前後10年ぐらいの期間を指しています。

今、日本女性の平均的な閉経年齢は50歳ぐらいと云われていますので

40代半ばから50代半ばまでの期間が更年期にあたりますが、これには個人差も大きく

人によっては30代後半から卵巣の機能が衰えはじめ、更年期障害のような症状になる人もいます。


更年期を迎えた人でも、体に変調をきたすといった事もなく、更年期障害が殆んど気にならない人もいれば

軽い耳鳴りや目眩がしたり、小さな発疹が出たりの軽い症状から

寝込むほど調子が悪くなる人、日常生活も満足に出来ない人など様々です。


ところが、30代後半から更年期障害の症状が見られ、生活に支障をきたす人もいます。

このケースは、若い頃に無理なダイエットを繰り返したり、不規則な生活や食事を続けてきた方

過剰な仕事などでのストレスの過多や、精神的なストレス過多の状態の方が

体力の落ち始める30代後半に、ホルモンのバランスが乱れ始めるといったことが原因になっています。


ホルモン状態というのは、自律神経によってコントロールされています。

オステオパシーで身体を調整しておく事は、自律神経の乱れを整えておく事に繋がります。

頭蓋骨を含む身体の中心(脊柱)の歪みを整えていく事で

全身の神経伝達や血流が正常に機能する様になります。

その事で、脳からの神経伝達はスムーズになり

また、脳への血液供給も滞りなく行われていく様になるのです。


流れる川の水がいつでも新鮮な様に、身体の循環が流れていれば

身体はいつでも新鮮な状態でいれるのです。

それは自律神経が整っている状態であり、自律神経の安定がホルモン状態の安定へと繋がる訳です。


更年期と云われている年齢に差し掛かったら、不調等の症状がひどくなる前に

意識的に体調管理・ボディケアを、自ら進んで考えていく事をお奨めします。


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オステオパシー 〔腰椎ヘルニア〕

2010年06月23日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体にした、手技療法を施術しています。


脊柱に関わる病的症状で、よく発生し易いものとして、椎間板ヘルニアというのがあります。

その中でも腰痛・坐骨神経痛を引き起こすのが、腰椎ヘルニアと云われるものです。

脊柱は椎骨が縦に重なって形成されています。

その椎骨と椎骨の間に挟まれているのが椎間板で、腰椎は5つの椎骨と5つの椎間板で形成されています。

腰椎は脊柱の中で最も大きく動き、上半身の体重を支えています。

椎間板の機能は、可動作用・緩衝作用・脊椎の安定と支持です。

椎間板の中心にはゼリー状の髄核があり、その周囲を繊維輪という組織で囲んでいます。

加齢により繊維輪の弾力が低下したところに、無理な力や大きな力が加わったり

繊維輪が破れ、中心部にある髄核が飛び出してしまった状態が椎間板ヘルニアで

腰椎で起きたものを腰部椎間板ヘルニアと云います。


現在はMRIの普及により、飛び出した髄核も自然に吸収されることのある事が解ってきました。

髄核が飛び出した周囲は炎症が強く、白血球中のマクロファージの働きが活発になります。

マクロファージは異物を食べる働きがあり、ヘルニアを異物とみなし食べて吸収してしまうと考えられています。

例え吸収はされなくても、多くの腰部椎間板ヘルニアは保存療法で回復すると云われています。


症状としては、急性の激しい腰・殿部~下肢痛、下肢に響くような痛みや痺れ

そして下肢の筋力低下、排尿・排便機能の異常などが起こります。


整形外科などでは、神経学的診察(下肢腱反射、知覚検査、下肢筋力テスト)

及び、MRI検査などにより診断されます。


状態によっては手術が必要な場合もある様ですが、保存療法や薬物療法で対応可能な状態ならば

オステオパシー等の手技療法も、改善のお役に立てる補完療法になります。

狭くなり硬くなった椎骨間の靭帯を、オステオパシーの穏やかな手技にて弛める事で

椎骨の可動性を取り戻し、傷めている組織の活性化・回復を促していきます。

その事で身体の新陳代謝作用で、治癒力が高まり身体の改善システムが活動し始めていきます。


治療室cureでのオステオパシーの手技は、極めて緩やかな力で施術していきますので

痛みの激しいヘルニアの状態の時でも、緩やかなオステオパシーの施術は安心して受けて頂けます。

椎骨の可動性を取り戻し、周辺組織の活性化を促す事で

痛みを出している神経や筋膜の状態を回復させ、白血球内マクロファージの活動をも活性化させます。

身体全体が「回復に向かおう」とする状態にしていく訳です。


腰椎ヘルニアの疑いがある場合は、一度整形外科等でしっかりと検査をして貰い

ヘルニアの状態を診断して貰って下さい。

その時点で手術が必要なのか?保存療法や理学療法が有効なのか?を

お医者様に診断して頂いてから

もし手術以外の方法での改善が可能ならば、是非オステオパシーも視野に入れてみて下さい。


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