横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

老眼予防

2012年11月28日 | オステオパシーとは

治療室cureでは、オステオパシーという脊柱調整を主体にした、手技療法を施術しています。

脊柱や様々な骨格の不具合を調整し、血流や神経伝達を正常に働く様に促し、身体が本来持っている自然治癒力を高めていく療法です。


先日、治療室cureへ長年通って頂いている患者さんから「オステオパシーをこうやって定期的に受けていると、老眼になり難いみたいね・・・どうやら。違うかな?」との質問をされました。

老眼・・・ちょっと厭な響きの言葉ですが、最近では高齢視とも云います。

老眼は誰にでも訪れます。

早くて40代、遅くとも50代半ばには、全ての人が老眼になるでしょう。

目の老化は、体の老化と密接な関係にあると云われています。

目の調節は水晶体と毛様体筋の役目です。

水晶体は横から見ると楕円形です。

近くを見るときは、毛様体筋が緊張してチン小帯が緩み、水晶体が厚くなります。

水晶体の厚みを変えて、近くや遠くを見る訳ですが、水晶体が弾性を失い硬くなると、厚さを自由に変える事が難しくなります。

この調節機能の低下が老眼となって表れるのです。

水晶体は生きているレンズでエネルギーを使って透明性を維持しています。

断面は下図のように細長い細胞が層状に整然と並んでいます。

水晶体は外側ほど若い細胞でできています。

細胞は古くなるにしたがって、中へ中へ押し込まれ、中心部では押し固められて無構造の核になります。

これが、中心部からだんだん硬くなり、加齢にしたがって大きくなり、水晶体が硬くなっていく理由です。

やはり目を酷使ししてしまう、元々は視力の良い方が早く老眼になり易いのは、眼の使い過ぎによる疲労が、要因の一つと云える様です。

疲れ目や眼精疲労は様々な原因で起こります。

この疲れ目や眼精疲労を治すには目を休めることが一番です。

目が疲れたと感じた時、冷やして回復させようとしていた人が多いのですが、ひんやりして気持ちがいいのは確かですけど、実は目は温める方が疲労回復効果は高いのです。

ジンワリと温めるのが目の疲れの回復には大きな効果があります。

タオルを熱い湯に浸し、絞って蒸しタオルを作ります。

これを両目の上に乗せて、体温と同じくらいになるまでじっくりと目を温めます。

蒸しタオルが作れないときは使い捨てカイロで代用できますが、乾熱タイプよりむしタオルのように蒸気を発する湿熱タイプが効果的です。


そういう意味では、定期的にオステオパシーの施術を受ける事は、眼精疲労を和らげておく事になりますので

老眼の進行を遅らせたり、老眼の発生を遅らせたりする効果はあると云えそうです。

 

治療室cureホームページ


突発性難聴とオステオパシー

2012年11月13日 | 適応症状

治療室cureでは、オステオパシーという脊柱調整を主体とした、手技療法を施術しています。

脊柱を中心に四肢の関節や頭蓋骨までを、優しく緩やかな手技で調整し、血液循環や神経伝達を正常化し、自然治癒力を高めていく手技療法です。


患者さんからの主訴でよく出てくる症状に、突発性難聴というのがあります。

突発性難聴とは・・・ある日、目を覚ますと片側の耳が聞こえなくなっていたり、つまる感じがしたり、耳鳴りを感じたりする症状です。

また昼間はどうもなかったのに、夕方になって急に眩暈ともに難聴を感じたりする事で始まる事もあります。

突然、急に発症するタイプの内耳の症状です。

10歳以下での発症は少ないのですが、そう珍しい病気ではなく、誰でも患う可能性があります。

程度も片耳がまったく聞こえず、目眩がひどくて起きられないような重症型から、少し耳鳴りがして、耳が塞がった感じ程度の軽いものまで様々です。

特に軽症の場合、「そのうち良くなるだろう」と様子をみている患者さんが少なくありません。


難聴の種類は大きく分けて2つあります。

音を伝える部分の難聴(伝音性難聴)、中耳炎、大きな耳垢等と、 音を感じる部分の難聴(感音性難聴)、運動会でのスタートのピストル音を近くで聞いたり、ロックコンサートで大きい音を聞いたりとかで起こる音響外傷性難聴などがあります。

突発難聴も内耳の神経系がおかしくなるため後者の代表的なものの一つです。

もう一つ見逃してはいけない原因に、聴神経腫瘍と云うのがあります。

現代医療では中耳炎などに伴う難聴には薬も有効ですし、手術法も確立されていますので、音を伝える部分の症状のかなりの部分は治りますが、一度内耳神経系統がやられると殆んどは治り難い様です。


突発難聴の原因ですが、時には寝不足が続いたり、風邪が引き金になる事もありますが、前日まで特別これといった原因がなかった事の方が多いようです。

内耳のウイルス感染や、内耳を栄養する血管系の異常・血流障害が考えられていますが、まだ今ひとつはっきり解っていないそうです。

内耳中のリンパ液の量や性状の変化なども原因の一つではないかとも考えられています。

時には内耳窓破裂といって、内耳と中耳の境界の壁から内耳のリンパ液が漏れていたり、内耳の神経の腫瘍が原因の事もあります。

現代医療での治療法は、病気の原因がもう一つはっきりしないので、手探りの部分もありますが、ストレスを避け、安静ににしながら、薬物療法を行う様です。

治癒は大体65%で、3人に2人は治っていく様ですが、逆に言えば3人に1人は治り難いという、厄介な症状でもあります。

しかし内耳神経に異常があると、殆ど治らない事を考えれば、まだ治せる可能性があるという事は重要な事でしょう。

例外はありますが、難聴の程度が軽ければ軽いほど、また治療は早ければ早いほど当然治る確率は高くなります。

できれば48時間以内・遅くても1週間以内だと治り率が、かなり高まりまるとの事。

順調にいけば、1~2週間で治るか、治る兆しが見られる様です。

逆に1ヶ月を超えてしまうと、治る可能性は非常に低くなります。

不幸しにて治らなかった場合どうなるのでしょうか?

進行したり反対側の耳に波及したりはしませんが、不愉快な難聴、耳鳴り、耳閉感(つまる感じ)などが残る事となります。

早期からきちんと治療しても不幸にして治らないこともありますが、発症して1ヶ月を越えますとほとんど病状が固定してしまうので、悔いを残さない為にもなるべく早期治療を心掛ける必要があります。


オステオパシーでは頭蓋骨の調整をする事で、頭蓋内のリンパ等の流れを正常化していく事で、難聴の原因部分に対してアプローチしていく事になります。

オステオパシーの施術だけで完全という云う事ではなく、専門医による適切な処方薬も必要ですが、難聴症状の早期改善のお手伝いは、出来ると思います。

あまりに難聴症状が長く続いている場合は、先述の聴神経腫瘍の疑いもありますので、脳神経外科等でCTやMRI等の検査を受けてみて下さい。

治療室cureホームページ