横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

パニック障害

2013年01月19日 | オステオパシーとは

治療室cureでは、オステオパシーという脊柱調整を主にした手技施術をしていますが、その調整範囲は脊柱のみに限らず、四肢の関節や頭蓋骨の縫合にまで及びます。

特に頭蓋オステオパシーと呼ばれる頭蓋縫合調整は、治療室cureの施術でも重要な施術になります。

治療室cureではこの頭蓋縫合の調整によって、自律神経のバランスを整えているのです。


自律神経の乱れや、それが原因による神経伝達の不具合からの誘発される症状に、パニック障害と呼ばれる症状があります。

パニック障害は病名だけが一人歩きをして、実際にどんな病気なのか、周囲の理解を得られずに苦しんでいる方がたくさんいます。

患者自身が病気を理解するのはもちろんの事、周囲の人にもパニック障害がどんなものなのか、きちんと理解してもらえれば、不安な気持ちも少しは和らぐと思います。

パニック障害になると、予期不安と広場恐怖症が一緒に訪れて、家から出られなくなってしまう場合があります。

症状が進むと鬱状態にもなってしまうのですが、見た目は普通の人と変わりありませんので、気持ちの持ちようだとか、怠け病だとか言われたりします。

これが家族の言葉だとしたらどうでしょう。

深く傷つき、益々症状が悪化してしまうかも知れません。

そうならない為にも、例え自分がパニック障害ではなくても、この病気の事をきちんと知る必要があります。


誰でも頭がパニックになる事はあります。

極度に慌てたりするとパニックを起こしたりします。

それにはちゃんとしたきっかけがあってパニックに陥るわけですが、パニック障害の場合は突然脳が現実ではない危機を感じてパニックに陥るものです。

自分でもパニックに陥ったきっかけが分からない為に、戸惑いと同時に、かなりの恐怖感を味わってしまう事になります。

年齢でいえば25~30歳が最も多く、女性でいえば35歳前後が最も多く発病しているそうです。

内科や循環器科に通院しても一向に症状が軽くならず、パニック障害を慢性化させてしまい、鬱病まで併発してしまうと治療も長くかかってしまいます。

どんな病気でもそうですが、早期発見・早期治療が望まれます。

パニック障害は現代医療では、精神神経科や心療内科になります。

心臓の検査や呼吸器の検査を受けてもどこも悪くなければ、パニック障害を疑ってみて、医師の診察を受けてみましょう。


パニック発作が起ると、息が苦しくなり心臓の鼓動も早くなります。

胸が締め付けられるように痛くなり、汗が噴き出したり体が震えたりします。

これらが突然なんの前触れもなく襲ってきます。

心臓発作と勘違いする人も多く、救急車で病院に運ばれ、検査をしてもどこにも異常が見つからないという結果になります。

パニックという現象は、元々人間が持っている反応ですから危険なものではないのですが、自分でも予測できない場面でいきなりパニックに陥るのですから、10分程でおさまるとはいえ、本人にとっては恐怖以外の何者でもありません。

一定の同じ場所、同じシーンで発作を起こす人も多いようです。


精神的な病気は、脳科学の研究が進むまでは気のせいだとか、性格のせいだとか言われてきました。

周囲が理解してくれないと言うことは、更に本人を苦しめる事になります。

パニック障害の原因はまだはっきりとは解っていませんが、脳内神経伝達物質のバランスの乱れが原因であることが解ってきています。

神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの乱れによってパニック障害が起きると考えられています。

二酸化炭素や乳酸が原因で発作が起りやすいということが解ってきたのです。

脳が原因になっている為に、胸が苦しくなって病院に駆け込んで、呼吸器の検査や心電図などを撮っても何一つ異常が見つからないのはその為です。

この神経伝達物質の乱れを治すことで、パニック障害も改善されていきます。


医療機関ではやはり薬を用いて発作を抑える治療がメインになるそうですが、パニック障害は心の病気ですので薬で症状を抑えても、精神的な面を改善しなければ根本的な治療にはなりません。

精神的・心理的な面をクリアして初めてパニック障害を克服したと言えるのです。

心の病気と言われているものが、脳の問題だと解明されてきているという事は、脳への新陳代謝を促していく事は、とても有効な治療に繋がるようです。

オステオパシーでは胸椎~頸椎、そして頭蓋骨を緩めていく事で、その循環を促していきます。

その事で少しずつでもパニック障害の症状が、起こり難い身体環境に整えていきます。


パニック障害は自分一人で治せるものではありません。

医師や治療師と二人三脚するつもりで向き合いましょう。

最終的に病気を克服するのは自分なのですが、医師や治療師の指示もとても大事だと思います。

処方された薬を勝手にやめてしまったり、施術を受けるのを不定期にしてしまったりすると、治療前よりも状態が悪くなる場合があるのだそうです。

完治するまでは、途中で通院を諦めるような事はしないよう最後までしっかりと“自分は病気を治すんだ!”という意志を強く持って治療に望まれる事をお薦めします。

そして、心身に健康を取り戻し、自由で豊かな人生を送れるようにしましょう。


治療室cureホームページ


『ゆっくり生きれば、遠くまでいける』小林弘幸著

2013年01月09日 | オステオパシーとは

 ~副交感神経で「最高の人生」を手に入れる~

なぜ、「ゆっくり」生きると健康にいいのか
予約のとれない医師が教える、究極の健康法! 

すぐできて、すぐ効果を感じられる、「ゆっくり」の生活習慣を一挙紹介
「週に一度『睡眠の日』をつくる」、「一日の流れを逆算して食事をする」など、生活習慣をほんの少し変えるだけ。 
●空を見上げるだけで体の状態は瞬時に変わる! 
●「忙しいなかで、生産性を上げる」意外な方法とは?
●「何気なく飲む水」と「意識して飲む水」では効果が違う! 
●すべての基本は“Don't believe anybody"
●人間がミスをする「5大要素」を意識する。  ……etc

はじめに なぜ、ゆっくり生きると健康にいいのか?
第1章 「ゆっくり」を意識するだけで体は変わる
第2章 ゆっくり生きるために取り入れたい「プラスαの健康習慣」
第3章 「ゆっくり」は人間関係を劇的に変える
第4章 時間の使い方で「人生の質」が変わる
おわりに 本当の健康を手に入れるために

※※※

先日、通勤電車の中の車内広告で、こちらの本を知りました。

次の日に本屋さんでチェックして購入しましたが、なかなか読みやすく内容も良かった。

要約すれば・・・現代人は交感神経優位の状態の心身になっていて、それが様々な身体の不調を引き起こしている、と。
その不調な状態を放っておいてしまうことが、先々に重篤や病に繋がっていくことが多い。

そこで、心身を副交感神経優位の状態にして、常に免疫力の高い状態、抵抗力の強い身体の状態にしておくようにする。
それは不調になり難い身体や、病などに患い難い身体を保つことに繋がり、健康な心身で長生きしていけるようになる、ということのようです。

※※※

最近よくお医者さんの書いたこうした本の主流は、この副交感神経の重要性を説いたものが多いですね。

自律神経を整えて副交感神経をしっかりと働く状態にしておくことが、血流を促し神経伝達を活発にさせ、免疫力を高めて抵抗力のある身体を作っていくことになるということです。

これはオステオパシーの考え方とも一致しますし、治療室cureの提案する体調回復・健康維持の考え方と同じものです。

治療室cureでのオステオパシーの施術の目的も、骨格を調整していくことで血流や神経伝達の活性化を促し、身体の自然治癒力を活発にしていくことにあります。
関節の歪みに繋がる筋収縮は、交感神経の過剰から始まると考えられていますし、オステオパシーの施術というのは、バランスの崩れた自律神経を調整して、副交感神経の優位な状態に身体を落ち着かせていくことであるとも云えます。

それは全身の血液やリンパ液などの体液の循環を促し、胃腸に大量の血液を送り込むことで代謝を上げていきますし、神経伝達の活性化した状態になれば、自然と免疫力が上がり、様々な病気を予防出来るような状態の身体になれます。


そうした健康な身体を維持する秘訣、ココロとカラダのバランスを整えて元気でいれるための法則みたいなことが、とても解り易く書かれている本だと思います。

治療室cureでオステオパシーの施術を定期的に受けてらっしゃる方々にも、是非読んで頂きたいような内容の本です。

 

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